Mt. Whitney 頂上の小屋
詳しいデータが欲しい!
先日より、キンドル本出版を目指して、原稿を執筆中ですが、もう少し詳しいデータがあるともう少し内容が充実すると思い、過去のデータの解析をもう少し踏み込んでやってみる事にしました。
普段から、トレーニング、レース、登山、ハイキングといったアクティビティをGPS機器を使ってトレースしています。Garmin社が運営するサイト、「Garmin Connect」にデータをアップロードすることで、全体のデータが可視化されます。これには、ペース、標高、心拍数の平均やグラフなどが出るので大まかなトレンドはわかるので、とても便利です。
通常使用にはこれで十分な機能が備わっているのですが、もう少し踏み込んで、いろいろデータを解析したりするには、少し物足りないところがあります。例えば、過去に行ったMt. Whitneyの記録を比較する場合、簡単な比較はできますが、詳細の比較は難しい場合があります。車を停める場所が毎回違っていて、GPSのトレースは車の場所を出る時に開始しているので、完全に同じ区間で正確に比較するのは簡単ではありません。また、インターネット上の他の人のデータとの比較になるとさらに難しくなったりします。そういう事をやろうとすると、自分自身で詳細のデータを解析するしか方法がありません。
GPS機器のデータ
GPS機器は、衛星からの信号を利用して、位置情報とそれに付随する情報、心拍数などを数秒ごとに記録しています。そのデータを見やすく表示するようなソフトウエアやサービスを各機器メーカーが提供しています。Garmin社の機器は、先のサービスを提供しているわけです。
それで、その生データを見ようとすると、そのサイトから元データをダウンロードしてその中身を見る事になります。機器から直接取り込むことも可能だとは思いますが、別途通信の仕様などを調べる必要があるので、簡単にするにはダウンロードが一番手軽です。
最新版のGarmin Connectのサイトでは、幾つかのファイル形式でダウンロードできます。
- オリジナルデータ「XXX.FIT」というバイナリ―形式のファイル
- TCXファイル、Garmin社のカスタムのファイル形式
- GPXファイル、GPSデータの交換に使われる、比較的標準的なファイル形式
- Google Earth のファイル形式
どのファイルを扱うかを決めるためにGoogle Earthの形式を除いた3種類のファイルをダウンロードしてちょっと調べてみました。
オリジナルデータ
ファイルの情報は、インターネットで調べると、ファイルの中身の仕様は公開されているようですが、バイナリ―ファイルは扱いがちょっと面倒なので取りあえずは、これは最後の手段という事にしました。
GPXファイル
これは、XMLの拡張で、中身はテキスト形式で書かれていて処理はしやすいのでこれが本命という事で条件の違うファイルをダウンロードして調べてみました。取りあえずはこれで良いのですが、GPS機能を使わない場合のデータ、例えば屋内のジムでのトレーニングや、最近使い始めた活動量計のVivoSmartなどの位置情報を含まないデータの場合、心拍数などのデータが含まれない事があるようでした。取りあえず、GPSを使う登山などの場合は問題ないのですが、将来的にジムでのデータも含めて解析をしようとすると、対応できないので、取りあえずは後で対応する事にしました。
TCXファイル
これも、XMLの拡張で、中身はテキストで、GPSの位置情報が無い場合も、データが残っているので、これが一番今の目的にかなっているという事でこれを処理するプログラムを作って、データをもう少し詳しく解析する事にしました。
(つづく)
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