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バックカントリースキーの道具~Dynafit のスキーアイゼンの調整

調整後のスキーアイゼン



スキーアイゼン調整しました!
Dynafitのスキーアイゼンの取り付けに問題がある事を書きましたが、先週末に何とか調整して取り付けられるようにしました。取り付けはスキーアイゼンのシャフトをバインディングの取り付け部の脇からスライドして取り付ける仕組みになっています。最初に取り付けようとした所、約1㎝今日差し込んだところで引っかかってしまい、取り付ける事ができませんでした。多少、無理に押し込もうとしましたが、ダメでした。取り付け部はプラスチックなので余り無理をすると割れてしまう恐れがあるので、取りあえず諦めて調査に乗り出しました。

まずは、インターネットで検索すると、同じような問題が結構あるようでした。前回の写真でも紹介していますが、スキーアイゼンの本体(刃の部分)とシャフトを固定しているリベットが若干はみ出ているのがまずは問題のようでした。さらに、結合部はシャフトに溝を切って、その溝に本体をはめ込んでリベットで固定しているのですが、この結合部も若干段差があって引っかかっているように見えました。
楽天のサイトでは、ラジカルシリーズではバインディングの取り付け方によっては、取り付けが固い場合があるような記述もあって、バインディングのねじを緩めて調整すると改善すると書いてありました。(http://item.rakuten.co.jp/bluecliff/dy-c/)これを見る限り、設計精度(トレランス)の問題のような気がします。とは言った物の、文句を言ったところで、現行の物が改善されるわけでもないので、微調整をする事にしました。ちなみに、私のTLTバインディングは、Beast 14でトゥピースは、ラジカルシリーズと殆ど同じものの様です。

まずは凹凸の修正をしました
リベットと結合部を目の細かめのやすりで丁寧に削って、スムーズにして、その後でさらに目の細かいサンドペーパーで仕上げました。これで表面はかなり滑らかになりました。取りあえずバインディングの取り付けはいじらずに、取り付けを試みると、何とかきついなりに入るようにはなりました。ただ、山で手袋をした状態で取り付ける事を考えるとちょっと問題の残る固さでした。



 修正後、シャフトの段差を最小限に!
凹凸は殆どなくなりました

バインディングのトゥピースも微調整
上記の楽天のサイトの情報を基に、バインディングのトゥピースの取り付けねじを緩めて取り付け部をスキーアイゼンを取り付けたままヒールピースの方向に引っ張って閉め直しました。気持ち改善したようですが、まだスムーズに取り付けができるレベルではありませんでした。
そこで、ドライバーに細かい目の紙やすり(320番)をまいて、取り付け部にいれて、軽く何回か左右に回転させて、シャフト取り付け部を気持ち削りました。おそらく削ったというよりは、小さなバリみたいのが取れたのだと思いますが、その後はスムーズに入るようになりました。念のため薄くグリースを塗ってスムーズに入るようにして、作業は終わりにしました。

更なる改良
これはまだ実行していないのですが、今回の取り付けの問題をインターネットで検索していて、見つけたことに、このスキーアイゼンはシャフトを軸に上下するようになっています。つまり、靴がスキーアイゼンを押し込んで、アイゼンの刃の部分が雪面に食い込む仕組みになっています。ところが、靴とアイゼンの間には隙間が空いています。特に、クライミングサポートを出すと、ギャップが大きくなり、アイゼンの刃を押せる範囲が狭くなって、十分に聞かなくなるという問題があるようです。そこで多くの方が、アイゼンに「何か」を取り付けてギャップを埋める事で、アイゼンの効きを改善しているようでした。幸い、アイゼン側には既に穴が開いていて、何かを取り付ける場合、それを利用する事ができるのでそれを使えば比較的簡単に取り付けができるようです。いろいろな方がそれぞれ工夫して、いろいろなものを取り付けて使っているようなので、私も何かよさそうな物を見つけて改良しようと思っています。まずは、何をつけるかを決めないといけないので、おいおい改良の方は着手しようとおもっています。個人的には以前使っていた、エメリーのバインディングのように完全にスキー側に固定して可動しなくても全く問題がないので、その辺も含めて検討しようかと思っています。
しかし、この辺のオプション、もう少しきちんと設計してほしい物です。。。。









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