スキップしてメイン コンテンツに移動

Mt. Whitney ハイキングの為のトレーニングの反省

Mt. Whitney 2016 Summer


 このハイキングのレポートでも触れましたが、将来のハイキングのトレーニングに対する改善点があります。

当初の計画
 以下が今回のMt. Whitneyハイキングのトレーニング計画でした。以前は特にハイキングに対するトレーニングをしていませんでした。マラソンのトレーニングの一環でほぼ毎日走っていたからです。 だいたい、毎日10~20マイル(16km ~ 32km)を走っていました。これで特にハイキングで問題はありませんでした。ところが、疲労骨折に2度ほどなって、この3年以上同じようなトレーニングができなくなりました。この3年間は走るのは禁止で、トレーニングは足に衝撃がかからないトレーニングと医者に言われました。つまり、エリプティカル、ステアマスタ、ステーションバイクなどです。そんなわけで、フィットネスクラブの会員になって、過去3年間の殆どは、走らずにジムでのトレーニングをしていました。体力的には2012年が一番充実していました。
 昨年2015年は、4月にフルマラソンを走りました。その後また疲労骨折になって走れなくなりました。従って、衝撃なしのトレーニングをジムで行っていました。8月になって、医者から少し長めのハイキングは行っても問題ないと言われて、Mt. Whitneyにハイキングに行きました。その時、そうした制限されたトレーニングでも特に問題ないと思いました。それで、ハイキングの為のトレーニングはそれで十分と思ってしまったわけです。そこで、今年も同じようなトレーニングをしてハイキングに臨みました。読者の方はお気づきかもしれませんが、1月にけがをして1ヶ月はジムでのトレーニングも出来ない状態でした。ステーションバイクでのトレーニングを再開したのが2月の終わりでした。同時に、バックカントリースキーに行きましたが、体力が落ちている事を実感しました。登りはだいたい思った程度でしたが、スキーで下る際は疲れ果てていました。
 1ヶ月後の3月下旬にエリプティカルのトレーニングを再開して、最終的にトレッドミルでのランニングを5月に再開しました。結局ハイキングの前に走ったのは数回だけでした。

基本的な計画です。

メニュー
内容
時間
1
エリプティカル
色々な負荷
ビルドアップ
1 時間
2
エリプティカル
インターバル
 強強度―6分間
 休憩 ―6分間
合計5セット


3
ステアマスタ
75歩/1
1 時間
4
休養


このメニューの繰り返しを実行しました。トレッドミルのランニングを始めた後は#1のメニューをトレッドミルランニングに替えました。
 今年の経験から言うと、登りではこのような有酸素系のトレーニングを行っている限り大きな問題はありませんでした。4月にバックカントリースキーに行ったときは2月の時に比べて、そんなに問題ではありませんでした。それで、同様のトレーニングで何とかなると思ってしまいました。一番の失敗は、この時スキーで下っていたことでした。

Mt. Whitney ハイキングでの問題
 既にMt. Whitneyハイキングの今年のレポートで触れていますが、登りは大きな問題はありませんでした。以前と同じでないにしても、特にものすごく疲れたというような感覚はありませんでした。ペースは若干遅かったものの、大きな差はなかったと思います。しかし、下りは別で、ペースを落とさないとならず、いつもと同じようなスピードでは歩けませんでした。特に疲れていたわけではなく、下りの際に足が体重を支えられませんでした。以前はこうした下りの問題なdなかったので、トレーニングでも特に何もしませんでした。問題は長期にわたって意図的に足に対する衝撃を避けていたことでした。それで、ショックを吸収するための筋力が弱っていたようです。
 3週間連続でハイキングに行っていたら、最後のハイキングでは、昔のスピードである受けるようになっていました。従って、頻繁に下りの為のトレーニングをする必要はありませんが、何かはしないといけないという事です。

何をすればよいのか?
 一番の方法は、毎週あるいは隔週で実際にハイキングにいって、それなりの斜度の斜面をくだるということです。  数か月実践していれば、今年の経験から考えれば問題ないと思います。しかし、実際に頻繁にハイキングに行けない場合は、定期的に週に数回は走る事だと思います。これである程度下りの筋力は鍛えられると思います。
 一般的に、体重と荷物の重さが下りの衝撃となります。そうなると、トレーニングで同じような衝撃を得る事はちょっと簡単でしゃありません。実際にハイキングに行く場合、少し余計な「おもり」を持って実際に近いストレスをかける必要があります。あるいは走る場合、歩く場合に比べてより大きな衝撃がかかるので、走る事で同じような衝撃を得る事ができると考えられます。

実際に問題か?
   実際に改善の余地はあるのですが、全体のハイキングで大きな問題であるかというと疑問が残ります。下りで若干ペースを落とすだけだからです。違いは極めて限定的で、違いは15時間の行動時間のうちせいぜい1時間程度だからです。実際に、このプラスアルファのトレーニングをできれば、それに越したことはないと思います。しかし、優先度は当初の計画の基本的な内容にあると思います。唯一の心配事は、十分な筋力が無い事による、下りでの怪我です。下りでバランスを崩して怪我をするというのは十分考えられるからです。もし、下りの為のトレーニングを意図的にしていないばあい、下りは十分に気をつける必要があると思います。ペースを落とすとか、トレッキングポールを使うとか大差陽が必要です。特に、荷物が重い場合、怪我を防ぐために十分注意したいところです。


Mt. Whitney ハイキングガイド、「カリフォルニアの最高峰を登る」(サンプルは無料でダウンロードできます)
·         Go to Amazon.com
·         Go to Amazon.co.jp



コメント

このブログの人気の投稿

BaoFeng UV-5R ~ 中華トランシーバ その後

BaoFeng UV-5R  格安の中国製トランシーバーを入手して約1ヶ月余りたちました。その後の報告です。 静かなアメリカのV/UHF帯  まだ家にアンテナを立てたりしていませんので、基本的には付属のアンテナに取りあえずつけた、マグネットベースのアンテナで時折144MHz帯と、430MHz帯のFMを聞いています。前の投稿で少し触れましたが、私の住む北カリフォルニア(サンフランシスコ近郊)では、殆ど普通のFM(Simplex)での交信を耳にしません。耳にする交信はほぼ、リピーター経由の物と言うのが現状です。一方で、リピーターの数はかなりの数があって、インターネットで調べると、この辺りはどこに行っても複数のリピーターにアクセスできますし、周辺の高い山の上などにも設置されていて、リピータのカバーエリアも網羅されている感じです。  そんなわけで、普通のアナログのFMで使えるチャネル(FM Simplex)は、144MHz帯で26チャネル、430MHz帯に至っては3チャネルしかありません。一方でかなりの帯域がリピータ用として割り当てられています。 BaoFengを使うたってにあたって  最初は、アマチュアバンド内をスキャンして誰か交信していなか探していたのですが、このモデルのスキャンは余り速くはなく、かなりの時間がかかってしまいます。実際に話をしているのを見つけるには、もう少し的を絞らないと効率が悪いので、必要なチャネルをプログラムして、プログラムしたチャネルをスキャンする方が効率がよい事に気づきました。今回入手した、UV-5Rというモデルは、全部で128チャネルをプログラムする事ができます。この辺は、日本の八重洲とか、ICOM、KENWOODなどの物は1000チャネルとかプログラムできるので、それを考えると少ないと言えますが、実用上は取りあえず、大きな問題ではないようです。  それで、まずはどのようにプログラムするかですが、まずは、全部で29あるFM Simplexのチャネル29をプログラムする事にしました。実態を考えると余り使うケースはないと思いますが、それでもハイキングなどに行ったときに仲間と連絡に使うには便利ですが、周波数を覚えるのも大変なので予めプログラムしておくことにしました。これで、128チャンネルのうち、29が決まったので

GPSデータの解析 (3) ~ TCXファイルの中身

TCXのデータの例 実際のデータは? 実際、取りあえず試用のプログラムは既にあって、データを読み込めるようになっています。でも、興味がある方もいらっしゃるみたいなので、もう少し詳しい中身について今日は書いてみます。 上の例が、TCXファイルの例です。これは、昨年Mt.Whitneyに行った時の冒頭のデータを一部抽出した物です。一連のデータとして、時刻、位置情報(緯度と経度)、標高、心拍数などが入っています。TCXファイルには、距離も入っているのが分かるかと思います。これは、スタートからの積算距離になっています。 先にも書きましたが、TCXファイル自体は、XMLファイルなので、ファイルはタグを基に、そのタグの階層で構成されています。例では一部を抜き出していますが、「Trackpoint」というタグは別の上位の階層のタグに含まれていて、この前後には、別の「Trackpoint」が同じレベルで羅列されているような形式になっています。このタグ一つ一つが個々の時刻のデータになるわけです。 この「Trackpoint」の下位には、個々のデータが別のタグで含まれているのが分かるかと思います。 基本的に、各タグのデータは最初の「<>」で囲まれた所からスタートして、</>という、同じタグで、先頭に「/」が入った所で終わる様になっています。 つまり、個々のGPSのトラックデータが欲しい場合は、このTCXファイルの場合、「Trackpoint」というタグを探して、その中のデータを抜き出していけばよい事になります。ファイルも、テキスト形式のファイルなので、少々プログラムに慣れた方ならば簡単なプログラムでデータを抜き出すことができるわけです。 GPXファイルは? GPXの同じデータの例 さて、これが同じ時刻のデータをGPXファイルから抜き出してみました。こちらも同じXML形式なので、似ていますが、少し書き方が違うのが分かるかと思います。こちらの場合は、「trkpt」というタグに個々の時刻のデータがあります。位置情報は最初の「trkpt」のタグの中に埋め込まれていて、その後に、個々のデータが少し別のタグで入っているのが分かるかと思います。こちらの場合、積算距離の情報は入っていないので、位置情報から自分で計算する必要があります。これは、調べてみたのですが、少

バッティングセンター ~サンフランシスコ ベイエリアにもあります!

折れた金属バット! サンフランシスコベイエリアのバッティングセンター 今週も暑さでアウトドア関係は休止中でした。実際は風もあって気温はそこそこ高いのですが割りとすごし易い週末でした。日本語の補習校の集中授業があって子供たちもちょっと大変なので、現地校が夏休みに入っても遠出を控えました。 本格的な夏休みの家族イベントももう暫く先送りという事になっています。 そんな中この週末はバッティングセンターに行ってきました。 バッティングセンターは「Batting Cage」と呼ばれていて、数はそれほど多くないもののこのエリアにも幾つかあって、たまに行って遊んでいます。今日は All Star Academy   というSanta Claraの施設に行ってきました。     2901 Mead Ave Santa Clara 95051 に行ってきました。平日は正午から午後9時まで週末の土日は、午前9時から午後6時まで営業しているようです。 日本では屋外にゴルフの打ちっぱなしの練習場のようにネットを張って営業している施設が多いと思いますが、このエリアでは日本に近い屋外営業もありますが、倉庫などの屋内にネットを張って営業しているタイプの施設も多く、今回の施設は屋内タイプでした。 システムは、プリペイカードを買って1回(20球)で3ドルで、幾つか球速の違うブースを選んで遊ぶところでした。バット、ヘルメットは無料で貸してもらえました。野球とソフトボールも選択できまるようになっていて、子供たちは球速の遅いブースやスローピッチのソフトボールを選んで楽しんでいました。 日差しが強く暑い夏のアクティビティには屋内のバッティングセンターも悪くないようでした。 金属バットが折れた! さて、家族で楽しんでいたのですがちょっとしたハプニングが一件ありました。比較的球速の早いブース(60マイル/時間のソフトボール)で遊んでいたところ球がバットの根元に近い部分にあたり明らかに違う音がしたと思ったら、次の球を打ったところなんと金属バットが真っ二つに折れてしまいました。 幸い折れたバットは人のいない方に飛んで怪我はありませんでしたが、ちょっとびっくりしました。 折れた破片も係りの人がすぐに回収して事なきも得ましたが、金属バットも折れるのですねぇ~