Mt. Dana 頂上より
Mt. Whitney 登山の為の準備としてのMt. Dana昨日投稿した通り、ヨセミテ国立公園のMt. Danaに行ってきました。この山はほぼ標高4,000mで、しかも、アクセスが容易です。そんなことから、かなりの方がMt. Whitneyの為の高所順化トレーニングの一環で登る人が多くいる事を改めて知りました。Mt. Danaの後1~2日以内にMt. Whitney に行く方、或は数週間あけて行く方などいろいろです。
これはよい方法なのか?
まず、私は過去のハイキングで特に高所順化を考えた事はありません。個人的にはこの短い日帰りの登山が本当に意味のあるかは疑問があります。幾つか理由があります:
- 約4,000mの日帰りハイキングは恐らくMt. Whitney ハイキングには余り助けにならない。
- 特に、1週間以上間をあけての登山は余り意味がない。
そうした、過去の経験からすると事前に日帰りで4,000mの標高に行くことは余り意味がなさそうに思えるわけです。多分、この高度で体がどんな反応を示すか知る事は意味のある事だと思います。ただ、高所順化という観点では、私は余り助けにはならないと思います。恐らく何回かMt. Whitney登山の前に登るとすると多分何らかの助けにはなると思いますし、数日その標高で泊まる事ができれば、効果はありそうです。しかし、Mt. Danaはそうした標高でのキャンプには最適の場所とは言えません。(キャンプサイトはせいぜい標高3,000m以下です)
そうした意味では、ホワイトマウンテンは高所順化には良い場所かもしれません。ただ、ホワイトマウンテンに通日トレールは基本的にキャンプ禁止なので、登山口より低い場所でキャンプしてホワイトマウンテンに登るなどする必要があります。
事前トレーニング
もし、Mt. Whitneyが最終目標ならば、事前にトレーニングをする方がより効果的だと思います。有酸素運動のトレーニングを行う事でLTを改善する事がかのうだからです。このブログでも紹介しているように、そのうえで心拍数を基に歩くペースを管理するというのがより良い方法だと私は考えます。実際に、わずか1~2日の4,000m前後の滞在で4,000mクラスの高所順化が進むとは余り思えず。 有酸素運動で酸素をより効果的に取り込めるよう体の改善を狙った方が良いと思います。そのうえで、心拍数でハイキング中に体が消費する酸素を制限するのが良いと考えます。
事前にそれなりのトレーニングを実践している限り、私はごく初期の高山病の症状が出る程度で、それはそんなにひどい物ではありません。
多くの人にはMt.Whitney ハイキングはそれなりに大きなイベントだと思います。そう考えると、数日の余分な休暇は大きな問題ではないのかもしれません。そうすると、その休日を利用して別の山に行くことは魅力的です。ただ、それは高所順化には余り助けにはならないという事です。それなので、各人がその山に魅力を感じて登るのは良い事です。しかし、これがMt. Whitneyの準備となると、余り助けにはならないと思います。Mt. Whitneyの準備ならば、私は十分なトレーニングを週に数回はこなす方をお勧めします。
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