モノレイク
ハイキングの際に心拍計をつけていませんでしたが、トラッキングデータの詳細解析をしてみました。
先日の3つのハイキングのデータの比較で、行動による影響はなかったと結論づけました。では、詳細データはどのような事を示すか見てみましょう!
標高差50m毎の平均移動速度の推移
標高差50m毎の傾斜の推移
まず、データを標高差50m区間の平均データを用いて正規化しています。ここからは、明確な移動スピードの落ち込みは見られませんでした。 傾斜(slope)は、移動距離と標高差の比で示していて、正の値は登りを、負の値は下りをしめしています。
幾つかの注意点です、登りの中間の辺りに比較的平坦な部分(プラトー)があって、移動速度が上昇している区間があります。この区間のあとに、移動速度が遅くなっていますが、これは急な登りによるものです。登りの最後は傾斜が急になっています。このデータには恐らく、計測ミスのデータが入っていて、傾斜の値が登りと下りで対称になっていません。しかし、相対的に登り、下りともに傾斜が急な部分があるので、頂上付近は傾斜が急であるという事は出来ると思います。
毎分ごとの平均移動速度の推移
移動速度の変化を毎分ごとの移動速度の平均で表すと、頂上での休憩がもう少しはっきりわかります。標高差50mだと、休憩時間がはっきりわからず、速度が落ちたように見えています。
心拍計を身に着けてはいませんでしたが、移動速度と傾斜のデータから見ると、明らかな移動速度の低下はこのハイキング上には見られません。また、下りでも移動速度が低い区間が見られますが、これは傾斜が急な区間では速く歩けないからです。
これが、Mt.
Whitneyのハイキングによる、順化による物かは分かりません。比較の記事で触れたように、この登りはMt. Whitney トレールの登りに似ています。しかし、標高3,500m以上の登りは1位時間程度でこれは、Mt. Whitney Trailの区間よりは小さくなっています。また、この2つのハイキングは2週間空いています。これからは、順化が残っているとは余り考えにくいと思います。従って、順化していなかったと思います。繰り返しになりますが、明確なデータはありませんおで、さらにデータを集めて裏付ける必要があると思います。
Mt. Whitney ハイキングガイド、「カリフォルニアの最高峰を登る」(サンプルは無料でダウンロードできます)
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