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Mt.Shasta (その3) -高度障害

動脈血酸素飽和度(SPO2)
(パルスオキシメータ、ブログを書いているときのデータ)
次はMt.Shasta!
 無事、Bay to Breakersも終わって次はいよいよ、Mt.Shastaへの挑戦になります。予定は、6月5~6日を予定しています。以前にも書きましたが、懸念材料は天気と高度障害です。
 高さは4,300m強、順化できない高度ではありませんが、週末だけの速攻登山となると、富士山の登山でも多少なりとも自覚症状は出るので、おそらくある程度の影響はあると予想されます。

パルスオキシメーター
 今回は、秋のMt.Whitneyの登山も控えているので、少しデータを取ってみようと思い、パルスオキシメーターで動脈血酸素飽和度(SPO2)を計って自覚症状との変化を調べて見る事にしました。これは、ヒマラヤへのトレッキングや高峰の登山隊でも試みられている事で、ある程度の目安にはなるようです。ここ数週間、安静時や運動中、運動後のデータを取ってみましたが、概ね95%以上は維持できているようなので、高度を上げる過程で測定すれば、ある程度の体の影響を知る目安になると思います。
 今回は、特に順化のためのトレーニング等は行わず、当日の早朝約、2,300mの登山口に入って、山中1泊で登山を予定しています。宿泊予定地は、約3,400mになりますので、到着直後、睡眠直前、起床直後と測定して、その変化と自覚症状を調べようと思います。
 そして、次回のMt.Whitneyの登山に役立てようと考えています。

トレーニング
 2月より、今回のロードレースもあって、ジョギングなどの有酸素運動を主体にしたトレーニングを平日続けてきましたが、そろそろ体も慣れて来た事もあるので、さらに心肺機能などの強化も念頭において、インターバルなどのトレーニングも次の2~3週間は週に1~2回程度取り入れて行こうと思います。期間が短いので、最大酸素摂取量などの大きな改善は望めないとしても今後の登山も考慮すれば、こうしたトレーニングは効果があるように思われます。実際のところ、こうした運動能力と高度順化にははっきりとした因果関係は証明されていないようですが、効率的に酸素を体に循環させる事は、少なくても、体に対して助けになると思うので、この先も継続して、今年はだめでも、来年以降の機会に備えたいと思っています。
 
 具体的に、対策があるわけではないのですが、客観的データによる体の変化を把握することで、危険な状態になるリスクを低減する効果は見込めるので、今後データの収集に努めようと思っています。あと約3週間なので、あとは、体を万全な状態に持っていくのが当面の課題です。

(つづく)

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