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お手軽ハイキングのデータ解析

Little Lakes Valley Hikingの移動スピード
Point Reyes Hikingの移動スピード

今日は、子連れのお手軽ハイキングのデータを解析してみました。Little Lakes Valleyのハイキングが約13km、Point Reyesのハイキングが約11kmでした。登りに着目すると、どちらも概ね毎秒1m前後の移動速度になっています。Little Lakesの方が若干遅めです。

 Little Lakes Hikingの平均心拍数の推移

Point Reyes Hikingの心拍数の推移

一方で心拍数の方は、Point Reyesは概ね登りで毎分120回以下を維持しているのに対して、Little Lakes では毎分120回以上で時折毎分140回を越えています。

Little Lakes ハイキングの標高の推移

Point Reyes Hikingの標高の推移

標高を見てみると、Little Lakes の場合、約6km強で250mの登りに対して、Point Reyesでは、約6km強で、400m近く登っています。要は、コース的にはPoint Reyesの方が急こう配である事が分かります。

 両方のハイキング共に、子供と余り歩きなれない人が多かった為、ゆったりとしたペースで歩いています。しかし、明らかにPoint Reyes Hikingの方がペースが速く、かつ平均心拍数が低いという結果になっています。しかも、地形的にはPoint Reyesの方が急こう配の為体にかかる負担が大きい状況でのデータです。一方で、Little Lakes Valleyは全工程、標高3,000mを越える標高での行動になるため、過去のデータから考えると、この標高では酸素摂取が制限されるために、ペース、地形の割には心拍数が上昇してしまうと考えられます。

 両者ともに、私にとっては相当余裕のあるペースで歩いていますし、荷物もほぼ同じの軽装での登山でした。感覚的には両者ともに余裕でした。若干Little Lakesの方が疲れた印象でした。

 Mt .Whitney Trailで標高3,200m前後で苦しい思いをしているのを考えると、標高の影響が出ているのはLittle Lakesのデータを見る限り間違いありません。 ただ、その他の要因として、荷物がLittle Lakesの方が圧倒的に軽い事、そしてペースの相当ゆっくりであるため、感覚的には全く自覚症状はありませんでした。

このデータを見て言える事は、

  1. 標高が3,000mを越える場所での行動は標高の影響による心拍数の上昇がみられる。
  2. 余裕のあるペースで、運動に対する酸素の消費量を抑えると高山病の影響が出にくい
  3. 荷物など、負荷が重ければ心拍数の上昇は避けられないが、短い距離ならば標高の低いときとほぼ同じペースで歩ける
 と考える事ができます。これを考えると高山病対策でゆっくりとしたペースで行動するという事はある程度効果があるのではと考えられそうです。





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