瓶詰めの様子のビデオです
右が今回のSummer Pale Ale,左が先日のIPAです
8月1日になりますが、今年2回目の自家製ビールを瓶詰めしました。
ビールの素(モルトエキストラクトなど、Wortと呼ばれる物)にイーストを加えて約2週間前後の発酵が終わると瓶詰めになります。
ビールの素に含まれていた糖分が発酵によって分解されると発酵が収まってきます。このタイミングが一次発酵の終了になります。前回のようなアルコール分がやや高くなる(つまり糖分が多い)場合は、2週間よりも時間がかかる事もありますが、今回は2週間と少し、17日で発酵が収まった様です。
まずは上澄みを取り出します
発酵したタンクには、イーストの残骸などが沈んでいるので、これらが瓶に入り込むのを最小限にするために、別の容器に上澄みを移します。私が使っている器具は、ボトルの底より少し高い位置に蛇口がついているので、発酵の容器を静かに高い位置に移して、ホースで上澄みを移しています。
砂糖を入れます!
上澄みを移した後は、砂糖を入れます。移したビールの素は、いわゆる気の抜けたビール状態で炭酸は含まれていません。そこで、少し糖分を加えて密閉する事で、発酵によって発生する二酸化炭素をビールに溶け込ませるわけです。一次発酵の際は、発生する二酸化炭素をエアーロックから抜いていますので、二酸化炭素はビールには溶けないわけです。この辺が市販のビールと異なるところです。
市販のビールの場合、酵母が生きているとビールの味が変わってしまうので、生ビールと呼ばれるビールは一時発酵が終わった時点で、マイクロフィルターでイーストを取り除いてしまい、二酸化炭素(炭酸)は別途強制的に注入してボトルするわけです。自家製ビールの場合、イーストを残したまま、砂糖でさらに発酵を進めて炭酸を作ります。従って、瓶の中では、イーストが生きているためビールの味が変わっていきます。最初の頃は、香り豊かでフルーティな感じから、だんだん苦みが増していくような感じになります。どちらも、捨てがたい味で、この辺を楽しめるのも自家製ビールならではです。ある段階で冷蔵してしまうと、発酵の進み方が抑制されるので味の変化も少なくなります。
瓶は?
瓶は、空き瓶を綺麗に洗って、食器洗浄機で熱乾燥させて、殺菌します。食器洗浄機などが使えない場合は、ビールの器具と同じように要素系の消毒液などを浸かって滅菌します。また、瓶の栓も消毒液に入れて滅菌して使います。
バルブがついている棒状の物をホースの先につけてビールを瓶に注ぎます。棒を入れた状態でほぼ一杯に注いて、棒を抜くと丁度良い量になります。その状態でキャップを専用の器具を使ってつけるだけです。作業は慣れれば至って簡単で、子供でも簡単にできます。
後は!
瓶詰めが終わると、後は室温で約1週間経つと、炭酸がビールに溶け込むので飲めるようになります。すでに、5日経ちましたので後2~3日したら、最初の味見をしようと思います。今回のビールは軽めの、ホップを効かせた、「Summer
Pale Ale」です。運動後の水代わりに飲むような感じで作ってみました。
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