ハイキング中の運動強度は?
ハイキングでの、心拍数によるペースの管理を書いてきました。日々のトレーニングのデータから、ハイキング中の心拍数を制限する事は可能です。一旦、最適の値を見つければ、よい結果が出ています。今日は、ハイキング中の平均と最大の心拍数から、それに糖化の日々のトレーニングを見てみようと思います。
ハイキング中の心拍数
まずは、基準のハイキングのデータとして、今年のMt. Whitneyのハイキングを見てる事にします。今までの解析結果から、荷物の重さから初日のトレールキャンプまでの区間がきつい区間といえます。初日の平均心拍数は毎分143回、最大が160回でした。これは、約5時間のデータです。これには休憩も含まれるので、その中の1時間の区間に着目してみてみる事にします。その場合のその区間の平均が、毎分146回、最大が154回になっています。これに対して似た様なデータを日々のトレーニングの記録から見てみます。この区間に近いのが90分のジョギングがありました。平均は毎分146回、最大が156回でその心拍数のグラフが以下になります。
ランニング〈90分のビルドアップ走)の心拍数の変化
詳細を見てみると、心拍数の傾向はかなり違います。これは、ハイキング中の心拍数は大きく変わっているからです。運動強度はランニングの場合に比べてやや高めで、心拍数は運動強度に応じて上昇して、目標よりも低く保つためにペースを落とす必要がありました。ランニングの場合、ビルドアップ気味でゆっくりとペースを上げていて、全体の運動強度はハイキングより低く、終わり近くが高くなっています。別の例は、インターバルトレーニングで、2分間の高強度と、5分間の休息を3セットしたものです。この時はインターバルの終了後10分程度、中くらいのスピードで走っています。全体のトレーニングに要した時間は30分程度でした。平均の心拍数が毎分145回、平均が161回でした。これが、おそらくハイキングに近いと思います。
ランイニング(インバーバル)中の心拍数の推移
この比較結果をみるとハイキングと同等の運動強度は、ランニングのトレーニングとほぼ同じであることが分かります。90分のビルドアップ気味のジョギングやインターバルはランナーの基本的なトレーニングです。ハイキングに必要な体力をつけるためには、普段からそうしたトレーニングをする必要があると考えられます。あるいは、ハイキング中のペースを落とすして、普段のトレーニングはそこまでの強度を求めないという選択肢もあります。私の場合、どちらからのデータを見てもバランスが取れています。日々のトレーニングかあ最適なハイキングペースを推測することができますが、ハイキング中のデータの様子も大事だと思います。
特に今年のハイキングでは、ペースは非常に良く心拍数によって管理されていたので、運動強度も同様に管理されていました。ペースを管理しない状態ではハイキング中の運動強度はさらに高くなり、それに対する日々のトレーニング強度も高くなると考えられます。
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