スキップしてメイン コンテンツに移動

心拍数をモニターする ~ ランニング用GPS付ウオッチ Garmin Forerunner 405CX

最初のランニング用ウオッチ
(Garmin Forerunner 405CX)
ハイキング中の心拍数モニター



似た様な投稿を以前もしていますが、心拍数ベースのペース配分をしたハイキングの話題を書いてきたので改めて考えてみたいと思います。

ランニング用のGPS付ウオッチ

私の場合、数年前にランニングを再開してレースをするようになって、GPS付のランニングウオッチを買いました。最初のモデルが、Germin社のForerunner 405CXというモデルでした。このモデルは、GPSによる距離情報を基に、走った距離や、ラップタイムを計測できて、さらに心拍計がついていて、走っている時の心拍数も同時に記録できるという物でした。

 心拍計


これを使い始めた当初は、走っている時の心拍数をモニターする意味について余り考えていませんでしたが、そうした機能がある事からインターネットの心拍数トレーニングなどを調べるうちに、心拍数をモニターする意味が分かってきました。
以来、トレーニング、レースでは心拍計を着用(胸に装着するタイプでした)して、記録を蓄積してきました。データが蓄積してくると、どの程度の心拍数でどのような結果(ペース)でどれくらいの時間を走る事ができるかがわかってきます。当然、10kmを走るのと、42kmを走るのでは変わって来るわけです。そうしたデータを見ているとマラソンを走るのに以下にペース配分が重要かということが分かってきました。
それと同時に、登山にこのデバイスが使えないかと考えるようになりました。当初はペース配分と言うよりは、歩いたコース、時間の記録用と言う目的が強かったのですが、登山やハイキング時にも使うようになりました



一番の問題はバッテリーの容量!

ところが、登山やハイキングに使い始めるとバッテリーの容量が問題となりました。最初のモデルは、GPSモード(トレーニングモード)にすると、カタログ表示値で約6時間余りの間しかバッテリーが持たないからです。もちろん、近郊の数時間のハイキングではそれでも問題にはなりませんが、Mt. Whitneyなど10時間を越える行動時間があると、途中でバッテリー切れという事態になる事になります。そうすると、折角持って行っても、ハイキングや登山の行程の全部をトレースする事ができないので、余り意味がない事になります。
私は別に登山用の携帯GPS機器として、同じくGarmin社のGPSMAP 62Sというモデルを持っていて、これが実は心拍計とペアして心拍数をモニタできる事を後から知って、まずはハイキングや登山中はこれを使う事になりました。この機器は乾電池の仕様なので予備の乾電池を持って行けば、電源の問題は解消できるので問題が解決したわけです。そんなわけで、2011年のMt. Whitneyのハイキングに持って行って初めて本格的なハイキングのデータを取りました。
 携帯型GPS機器(地図付き)
(Garmin GPSMAP 62s)

その他にこのモデルは操作にも問題点が幾つかありました。いろいろなモードの切り替えを時計のベゼル部分の操作で行うのですが、このベゼルの操作は今一つで誤動作も多かったです。基本的にベゼル操作はロック状態にして使わないと勝手にモードが変わってしまったり何かと不便でした。また、雨や汗などの水でも誤動作したりで、余り便利な物ではありませんでした。現在はこのモデルは既に新しい物と入れ替わってベゼルベースの操作は結局やめたようです。また、この操作は手袋をはめた状態での操作は基本的には上手くできませんでした。

という事で、新規に購入する場合はバッテリーの駆動時間には注意した方がよいというのが一番です。 良い点は、スタンバイモードで腕時計代わりにもなったのは便利でした。


次回は、この後に購入した、別のモデル、Forerunner 910XTについて書いてみようかと思います。

(つづく)

コメント

このブログの人気の投稿

BaoFeng UV-5R ~ 中華トランシーバ その後

BaoFeng UV-5R  格安の中国製トランシーバーを入手して約1ヶ月余りたちました。その後の報告です。 静かなアメリカのV/UHF帯  まだ家にアンテナを立てたりしていませんので、基本的には付属のアンテナに取りあえずつけた、マグネットベースのアンテナで時折144MHz帯と、430MHz帯のFMを聞いています。前の投稿で少し触れましたが、私の住む北カリフォルニア(サンフランシスコ近郊)では、殆ど普通のFM(Simplex)での交信を耳にしません。耳にする交信はほぼ、リピーター経由の物と言うのが現状です。一方で、リピーターの数はかなりの数があって、インターネットで調べると、この辺りはどこに行っても複数のリピーターにアクセスできますし、周辺の高い山の上などにも設置されていて、リピータのカバーエリアも網羅されている感じです。  そんなわけで、普通のアナログのFMで使えるチャネル(FM Simplex)は、144MHz帯で26チャネル、430MHz帯に至っては3チャネルしかありません。一方でかなりの帯域がリピータ用として割り当てられています。 BaoFengを使うたってにあたって  最初は、アマチュアバンド内をスキャンして誰か交信していなか探していたのですが、このモデルのスキャンは余り速くはなく、かなりの時間がかかってしまいます。実際に話をしているのを見つけるには、もう少し的を絞らないと効率が悪いので、必要なチャネルをプログラムして、プログラムしたチャネルをスキャンする方が効率がよい事に気づきました。今回入手した、UV-5Rというモデルは、全部で128チャネルをプログラムする事ができます。この辺は、日本の八重洲とか、ICOM、KENWOODなどの物は1000チャネルとかプログラムできるので、それを考えると少ないと言えますが、実用上は取りあえず、大きな問題ではないようです。  それで、まずはどのようにプログラムするかですが、まずは、全部で29あるFM Simplexのチャネル29をプログラムする事にしました。実態を考えると余り使うケースはないと思いますが、それでもハイキングなどに行ったときに仲間と連絡に使うには便利ですが、周波数を覚えるのも大変なので予めプログラムしておくことにしました。これで、128チャンネルのうち、29が決まったので

バッティングセンター ~サンフランシスコ ベイエリアにもあります!

折れた金属バット! サンフランシスコベイエリアのバッティングセンター 今週も暑さでアウトドア関係は休止中でした。実際は風もあって気温はそこそこ高いのですが割りとすごし易い週末でした。日本語の補習校の集中授業があって子供たちもちょっと大変なので、現地校が夏休みに入っても遠出を控えました。 本格的な夏休みの家族イベントももう暫く先送りという事になっています。 そんな中この週末はバッティングセンターに行ってきました。 バッティングセンターは「Batting Cage」と呼ばれていて、数はそれほど多くないもののこのエリアにも幾つかあって、たまに行って遊んでいます。今日は All Star Academy   というSanta Claraの施設に行ってきました。     2901 Mead Ave Santa Clara 95051 に行ってきました。平日は正午から午後9時まで週末の土日は、午前9時から午後6時まで営業しているようです。 日本では屋外にゴルフの打ちっぱなしの練習場のようにネットを張って営業している施設が多いと思いますが、このエリアでは日本に近い屋外営業もありますが、倉庫などの屋内にネットを張って営業しているタイプの施設も多く、今回の施設は屋内タイプでした。 システムは、プリペイカードを買って1回(20球)で3ドルで、幾つか球速の違うブースを選んで遊ぶところでした。バット、ヘルメットは無料で貸してもらえました。野球とソフトボールも選択できまるようになっていて、子供たちは球速の遅いブースやスローピッチのソフトボールを選んで楽しんでいました。 日差しが強く暑い夏のアクティビティには屋内のバッティングセンターも悪くないようでした。 金属バットが折れた! さて、家族で楽しんでいたのですがちょっとしたハプニングが一件ありました。比較的球速の早いブース(60マイル/時間のソフトボール)で遊んでいたところ球がバットの根元に近い部分にあたり明らかに違う音がしたと思ったら、次の球を打ったところなんと金属バットが真っ二つに折れてしまいました。 幸い折れたバットは人のいない方に飛んで怪我はありませんでしたが、ちょっとびっくりしました。 折れた破片も係りの人がすぐに回収して事なきも得ましたが、金属バットも折れるのですねぇ~

GPSデータの解析 (3) ~ TCXファイルの中身

TCXのデータの例 実際のデータは? 実際、取りあえず試用のプログラムは既にあって、データを読み込めるようになっています。でも、興味がある方もいらっしゃるみたいなので、もう少し詳しい中身について今日は書いてみます。 上の例が、TCXファイルの例です。これは、昨年Mt.Whitneyに行った時の冒頭のデータを一部抽出した物です。一連のデータとして、時刻、位置情報(緯度と経度)、標高、心拍数などが入っています。TCXファイルには、距離も入っているのが分かるかと思います。これは、スタートからの積算距離になっています。 先にも書きましたが、TCXファイル自体は、XMLファイルなので、ファイルはタグを基に、そのタグの階層で構成されています。例では一部を抜き出していますが、「Trackpoint」というタグは別の上位の階層のタグに含まれていて、この前後には、別の「Trackpoint」が同じレベルで羅列されているような形式になっています。このタグ一つ一つが個々の時刻のデータになるわけです。 この「Trackpoint」の下位には、個々のデータが別のタグで含まれているのが分かるかと思います。 基本的に、各タグのデータは最初の「<>」で囲まれた所からスタートして、</>という、同じタグで、先頭に「/」が入った所で終わる様になっています。 つまり、個々のGPSのトラックデータが欲しい場合は、このTCXファイルの場合、「Trackpoint」というタグを探して、その中のデータを抜き出していけばよい事になります。ファイルも、テキスト形式のファイルなので、少々プログラムに慣れた方ならば簡単なプログラムでデータを抜き出すことができるわけです。 GPXファイルは? GPXの同じデータの例 さて、これが同じ時刻のデータをGPXファイルから抜き出してみました。こちらも同じXML形式なので、似ていますが、少し書き方が違うのが分かるかと思います。こちらの場合は、「trkpt」というタグに個々の時刻のデータがあります。位置情報は最初の「trkpt」のタグの中に埋め込まれていて、その後に、個々のデータが少し別のタグで入っているのが分かるかと思います。こちらの場合、積算距離の情報は入っていないので、位置情報から自分で計算する必要があります。これは、調べてみたのですが、少