2014年の心拍数の推移
2014年のデータを見てみる
先日2015年のデータを紹介しましたが、別の区間のデータを見る前に、別の年のデータと比べてみる事にしました。上記は、2014年9月12日に登った時の、同区間、Whitney PortalからTrail Campのデータです。心拍数は、2015年に比べるとやや高めの範囲で推移しています。特に、前半一時16を越える区間があります。後半は比較的近いように見えます。
これを踏まえて、速度の方を見てみると以下のようになります。
やはり、標高3,000mを越えたあたりで、ペースの低下が始まっています。ペースの低下はやや少ないように見えますが、実際はこの年の方が、「休憩」時間が長いのもあって、低下が抑えられているようです。このシリーズで既に紹介していますが、2014年の休憩時間が28分に対して、2015年は17分で、実際の休憩を含めた所要時間は2015年の方が速くなっています。
こうしたデータを見てみると、実際に少しペースを落として休憩時間を抑えた方が全体の所要時間が速くなる可能性があるという事が考えられます。単純な比較はできませんが、体力的な物は似た様な状態で荷物の量もほぼ同じくらいだったと思います。感覚的にも2015年の方が楽に登れた印象が強いです。
そうした事を考えると、まずは、Whitney PortalからLone Pine Lakeの区間は意識的にペースを抑えて歩くのがよさそうです。この間の所要時間は概ね2時間前後なので途中で1回短い休憩を入れる感じです。Outpost CampかMirror Lake辺りで少し息を整えて、この先は意識的にペースを抑える感覚で登るのが基本的なペース配分のような気がします。
いずれにしても、この3,000m前後の標高では感覚的には高山病の症状は出ていないと思うのですが、こうしたペースを見ると明らかに影響が出てきているのがわかります。
こんな感じで現在データの解析中です。また、別の年のデータや、別の区間のデータも見ていく事にします。お楽しみに!
(つづく)
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