先日のバックカントリースキーのデータを現在、試行錯誤中のプログラムを使って見てみる事にしました。
コース概要
先日の投稿では、あまり詳しいレポートは書かなかったので、レポートも含めて今日は紹介します。まずは、今回行ったコースの概要です。
CA-89を南側のMineral方面から上がっていくと、国立公園のゲートがあって、その先は冬季は除雪されないので通行止めになっています。ゲートの少し先にある駐車場に車を停めます。ここが、「Kohm
Yah-mah-nee Visitor Center」という南側の入り口のビジターセンターになっています。ここが、冬季の南側の入山口になっています。
登山の際は、ビジターセンターのノートに行先や人数、時刻等を記入して届けます。下山時には下山時刻を記入します。ビジターセンターには綺麗な水洗トイレがあって使う事ができます。また、冬季のキャンプも駐車場わきで行う事ができます。ビジターセンターが開いていれば、レンジャーもいて、レンジャー主催のスノーハイキングがあって、スノーシューズを借りてレンジャーとビジターセンター周辺を散策する事もできるようです。詳細は国立公園のサイトを見て事前に確認してください。
ビジターセンターからは、雪で覆われたCA-89の上をSulphur
Worksまで辿ります。Sulphur Worksは、最初の橋を渡ってすぐの所にあって、CA-89のすぐわきで湧いている温泉です。夏は車を駐車場に止めてみる事ができます。冬でも温泉の周辺は雪が積もらずにみる事ができますが、車は入れず、夏のトイレも今回は屋根が少し見えているだけでした。ここから、CA-89を離れて、温泉の手前、ビジターセンタ寄りから北側に進路を取ります。2つの小川の間の小さな尾根上を登る感じで樹林の中を登って行きます。次第に尾根が不明瞭になって、左手(西より)の尾根からの斜面を斜上する感じで登って行くと広い台地上の所に出ると、そこがRidge
Lakeになります。夏に行ったことはありませんが、今回は完全に雪で埋まっていました。この辺まで来ると樹林もまばらになって、そこから上は、Mt.
Dillerから西側に続く尾根から気持ちのよさそうな斜面が広がっています。当初の予定ではこの、Ridge Lakeから北東方向に進路を変えて、Mt. Dillerの南側から東側に回り込んで稜線に出てその先の斜面を滑る予定でしたが、雲が降りてくるのが予想よりも早く、視界が悪くなりそうだったので予定を変更して、Mt.
Dillerから西に続く尾根の鞍部に上がって、そこから来た道を滑って戻る事にしました。
尾根に出ると、風が一層強くなって、中にもう一枚防寒着を着たい所でしたが、強風の中上着を脱いでもう一枚着る気にはなれず、早々にシールを外して降りる事にしました。本来ならば、Mt.
Dillerの向こう側にはLassen Peakの姿が見えるはずですが、あいにくの天候でLassen Peakは雲の中でした。雪は気温が低く、完全にクラストしていて、エッジを効かせないといけなかったのですが、怪我上がりでトレーニングをしていない身としては、なかなかきちんとエッジを効かせることができずに、ごまかしながら降りました。
Ridge Lakeからは、登ってきた樹林帯の下降でしたが、途中から木が比較的多くやや狭い尾根だったので、余り飛ばせず怪我をしないように慎重に下りました。このコースはできれば、この登ったコースを下降するよりは、Mt.
Diller東側の尾根から下降した方がスキーの場合は良いと思います。
CA-89に出ると後は、スピードをコントロールしながら、ビジターセンターまで下るだけです。
コースタイム
現在、試行錯誤中のプログラムで主要地点のデータを抜き出してみました。以下が、そのデーターです。主要地点の位置情報は、地図から抜き出しています。
ビジターセンターからRidge Lakeまで約1時間半で、主稜線までが30分、主稜線からは、30分でビジターセンターまで降りました。スキーだと下りは圧倒的に速く降りられる事がよくわかります。正味3時間弱のスキーでした。予定通り、Mt. Dillerの東側に回り込むと、恐らく1時間から2時間は余計にかかると思うので、このコースは大体半日コースで、Ridge
Lake周辺やPilot Pinnacleの北面を滑って遊ぶという事になると1日コースだと思います。
今回は、データを解析するには少し短すぎるので、データの解析については特にここでは紹介しません。ただ、心拍数の推移は紹介しておきます。このデータはGarminのツールの出力です。
今回は、足の骨折の為に、この約2ヶ月間はトレーニングが全くできなかったので、心肺機能は勿論、筋力も弱っていて、心拍数は180回を越える部分が何か所かありました。毎分180回という心拍数は、私の場合最大心拍数に近い心拍数なので、体力的には結構「辛い」バックカントリースキーでした。天気もありますが、予定通りのコースを行っていたら体力的にはバテテいた可能性があったと思います。また、スキーも意外に心拍数が上がる事がお分かり頂けるかと思います。
これは、標高と、スピードのグラフです。いかにスキーが速いかというのがお分かりいただけるかと思います。樹林帯は頻繁に止まって滑る安いコースを探していたので、スピードが落ちています。
(つづく)
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