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日本酒醸造プロジェクト (5) ~ 酒母つくり

まずは酒母を仕込みました

今日は酒母を仕込みました!

材料が揃いましたので、今日は酒母(どぶろく)を仕込みました。

イーストの説明によると、3時間以上前にイーストをアクティベートして使うように書いてありますが、これもインターネットからの調査やビール醸造の経験から、前日にアクティベートして、約24時間後に仕込みました。

このアクティベートですが、今回使用したリッキドイーストは、パッケージが二重になっていて、内側のパッケージを破裂させて休眠状態のイーストと培養液を混ぜる様になっています。これで、まずはイーストの数を増やしてから使うという仕組みになっています。元々のパッケージは薄いのですが、24時間経過後のパッケージはパンパンに膨れ上がっていました。

今回のレシピです!

 まずは、お米ですが、2合(360ml)をボールで丁寧に研いで、炊飯器でおこわの水加減で「かため」にセットして炊きました。若干通常の炊飯より少ない水加減です。本来は炊飯するのではなくて、蒸して使うのが、伝統的な方法ですが、蒸すのは一般の家庭では手間もかかるし、ちょっと面倒な方法になるので、ここは簡単に出来るレシピを目指すということで、炊飯器で「炊く」方法で改良を進めようと思い、今回も炊飯器を使いました。
炊き上がった後、ご飯を混ぜて軽く冷ましました。その後、ボトルのミネラルウォータ約700mlと混ぜて温度を摂氏30度前後に下げた後、ドライ麹(135g)を混ぜて、クエン酸を小さじ1杯加え軽く岩塩を振って、さらに摂氏25度程度まで温度を下げた後、昨日アクティベートしたイーストを加えました。以下が材料の概要です。
  •  お米   2合(2カップ、360ml)
  • ドライ麹  135g
  • 水     700ml
  • クエン酸 小さじ1 (乳酸の代用で乳酸の場合分量が異なります、pHで調整します)
  • 岩塩    少々
  • イースト  清酒用 (協会9号、Wyeast 4134 SAKE #9)
処理に使う器具は全て丁寧に消毒します。今回はヨウ素系の消毒液を使って消毒しています。要領はビール醸造に使うのと同じような感じです。

発酵容器

今回は、日本酒醸造用にプラスチック製の発酵用のバケツ(2ガロン)を入手して、エアーロックを装着して密閉する形で発酵させています。
少量の醸造では、どうしても空気と接する部分は大量に醸造する場合に比べて大きな比率を占めるので、どうしても感染や酸化のリスクが高くなると思われるので、必要時以外は空気に触れる機会を減らす意味でこの方法を取っています。エアーロックを使っているので密閉しても内部の発酵による二酸化炭素(炭酸ガス)は外に逃げることができますので、破裂する危険がありません。そして、外気が内部に侵入する事はありませんので、感染等のリスクは大幅に減ることになります。

数時間経過して、発酵が徐々に始まっているようです。5~7日で、米、麹、水を追加して行く伝統的な段仕込みに準じた方法で量を増やしつつ、アルコール度数を稼ごうと思っています。

いよいよ醸造がスタートしました、経過を適宜報告していきます。

(つづく)









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