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日本酒醸造プロジェクト ~ まずはどぶろくをつくってみる!

どぶろく造ってみました!

冬はやっぱり日本酒!

ビール作りにすっかりはまった、今年の夏でしたが、San Francisco Bay Areaも11月に入ってようやく涼しくなってきました。涼しくなってくるとビールもいいですが、日本酒が飲みたくなります。

日本酒も日系スーパーに行けば有名どころのブランドのお酒は手に入るのですが、やはり輸入物なので結構な値段です。日本での値段を考えるとなかなか手が出ずに、ここ数年は日本酒はお正月だけで、普段はビールと比較的低価格で美味しいものが手に入るワインが日常のお酒になっています。

今年はビールを作った経験から、少量を丁寧に作ればそこそこ美味しいものが出来ることがわかったので、日本酒も自分で作ってみたら意外に美味しくできるかもと思い、作って見る事にしたわけです。

というわけで、またまた新しいプロジェクトが始まりました!

レシピは?

 大まかには日本酒が出来るプロセスは知識として知っていましたが、実際に作るとなるともう少し詳しいレシピが必要になります。まずは、お決まりのインターネットサーチです。日本ではアルコール類の醸造(密造)は法律に触れる事になるので、余り情報はないかなと思っていたのですが、調べてみると結構な情報がありました。得に少量で仕込んでいるレシピは似たりよったりで、とりあえずこのレシピを基に「どぶろく」造りをしてみることにしました。

オリジナルは誰のレシピかわかりませんが大まかには:
  •  お米                  2合から3合
  • 米麹                   150g ~ 250g
  • 水         800ml ~ 1200ml
  • ドライイースト  5~10g
  • ヨーグルト    小さじ1~大さじ1
という感じのものが多いのでこれに基づいて作ってみました。
お米は、普段家で食べているもので、カリフォルニア米で玉錦というものを炊飯器で炊いて使いました。インターネットのレシピで大勢をしめる、3合のお米は2合分の水加減で炊くというのを採用してみました。米コウジは、乾燥したドライ麹を日系スーパーで手に入れて使用。水はペットボトルのミネラルウオーター、ドライイーストは取り合えずビール(アメリカン エール用)を使ってみました。乳酸菌も買おうと思えば手に入るのですが、乳酸菌の生きているヨーグルトを使って作ってみました。

水の分量は迷いましたが、とりあえず多めということで、1200mlで作りました。

インターネットのレシピに基づいて、米を炊いたあとかき混ぜて10分程度蒸らしてからさまして、水とドライ麹を合わせて、ビールの酵母を水で戻したものを混ぜて最初の仕込みは完了!容器は少し大きめのタッパを使いました。
このタッパは蓋の4辺を止めるタイプの容器で、発酵による二酸化炭素が抜けるように3箇所だけ止めて、1箇所は止めずに空気の逃げ道にして発酵させました。
12時間後に一度蓋を開けて、混ぜましたが、後は雑菌の進入を最小限にするため蓋を取らずに容器をゆすって拡販する程度にしました。

なお、使用する容器、しゃもじなどは事前にヨウ素系の消毒液でビール作りのときと同様に念入りに消毒しました。

発酵は、1日後あたりからゆっくり始まって、3日目ぐらいにピークになって、約1週間でまだ発酵は続いていましたが、ゆっくりになったので味を見て少し目の粗いざるで濾しました。

味はやや酸味が強いものの、日本酒の味になっていました。

 丁寧に濾した清酒に近いお酒

濾したどぶろくは、ペットボトルに移して、冷蔵庫で二日ほど放置して上澄みをとって丁寧に濾して清酒もどきも作ってみました。どぶろくよりはすっきりとした味わいで香りも悪くありませんでした。やはり、普通の日本酒よりは少し酸っぱいのがちょっと気になりました。どぶろく状態では、濁り部分にやや甘みが残っているので酸味がやや和らいでいるので飲みやすい感じでした。

(*)冷蔵庫で保存する際も蓋は緩めにして、発酵によるガスが抜けるようにしておきました。

思っていたよりは美味しくできて、最初の実験としてはまずは成功と言ってよいのではないでしょうか?

次回は、この後再び条件を変えて仕込んだのでそれについて書いてみます。

この日本酒プロジェクト暫く続きます!

(つづく)





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