こわれたウオーターフィルタ
今日は、今回のMt. Whitney hikingの番外編です。
ウオーターフィルタのハンドル破損!
今回は、ちょっとしたトラブルがありました。Mt. Whitneyでは、沢や池、湖の水を使う際にフィルターで汚れや、細菌などを取り除いて使うことが推奨されています。日本の山を登っているときは、余り気にせずに、そのまま使っていましたが、こちらでは、フィルターで濾すか、錠剤で殺菌して使うのが一般的で、アウトドア専門店に行くと、いろいろな種類の「Water Treatment」の器具が売られています。
私は通常、ポンプ式のフィルタと予備に殺菌用の錠剤を持って行っています。このフィルタももう5年以上使っていて、今まで問題なかったのですが、今回Trail Campで水を取っている際に、ポンプのハンドルが折れてしまいました。機能上は問題なく、ちょっと扱い辛くなっただけでしたが、ポンプのハンドルが折れることは余り想定していませんでした。
一応予備の錠剤もあったのですが、工具でハンドルのシャフトを引き出して、ポンプして使いました。
今回は大きな問題ではなかったのですが、水が取れないことは結構深刻な問題なので、バックアッププランを考えておくことは大事だなと思いました。
今回のような場合以下の対策が考えられました。
- 何とか壊れた物を使う。(今回はこれで解決でした)
- 錠剤で殺菌する
- 沸かして使う
下山後寄り道してみました!
今回は下山後の帰り道で、Manzanarの旧日本人収容所跡に寄ってみました。ここは、第2次世界大戦中に、日本人が収容された施設跡で現在は、National Historic Siteとして、一部の建物などが再建されています。
いくつかの収容所がありますが、そのうちの一つがMt.Whitneyの登山口のある、Lone Paineの少し北にあります。前から気にはなっていたのですが、今回初めて立ち寄ってみました。
体育館が、Visitor Centerとしていろいろ展示されていました。サイトは広大な敷地で、慰霊塔などは、別に車で敷地内を移動できるようになっていましたが、今回はVisitor Center近辺のみ歩いて見てきました。
とにかく暑い!
この日、Visitor Center付近の気温は華氏で100度を超えていて、摂氏40度前後のとても暑い日でした。当時、冷暖房の設備がなかった事を考えると、そんな場所で生活するのは過酷そのものです。夏はこうした暑い日が続き、冬は氷点下の厳しい気候です。
そんな中に、掘立小屋のような建物に数家族生活していたわけです。
復元された当時の建物
資料館の資料によれば、最大で1万人近くの人がここに収容されていたとのことです。
建物は残っていませんが、
広大な敷地で背後にはSierra Nevadaの山々がそびえています
復元されている建物は数棟ですが、実際は広大な敷地に建物が建てられ、背後にはSierra Nevadaの山々がそびえていました。今回登ってきた、Mt. Whitneyもかすかにみる事ができます。
意外に多いアメリカ人の来訪者
行ってみると、意外にアメリカ人の来訪者が多いという事です。混んでいるという事ではありませんでしたが、駐車場には車が数台止まっており、中に入ると、来訪者のほとんどはアメリカ人で、日系人らしき人たちが、何組かいる感じでした。
まあ、特別に何があるというわけではありませんが、こうした史跡が保存されていますので、近くに行ったら訪れてみる価値はあるように思います。
取りあえず今年のMt.Whitneyは無事終わりました!
今日は、特にMt. Whitneyの登山には余り関係がありませんが、番外編として書いてみました。
また機会があれば、行ってみようと思います。
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