スキップしてメイン コンテンツに移動

Mt. Whitney Hiking 2015 (2) ~ 心拍数ペース実践!

 
 今回の1日目の心拍数の推移

さて、今回のMt.Whitneyのハイキングですが、歩き始めから、予め設定した心拍数を基にペースを調整して歩いてみました。

基本的には、毎分160回以下、意識的に毎分155回以下で行動することを目標にしました。 これは、事前のトレーニングの最大心拍数がだいたい毎分165~170回で行っていて、この心拍数で運動を継続するのはきつい事がわかっているので、それより少ない心拍数という事で155回から160回を目安にしてみました。私の最大心拍数は毎分175~180回と推定されるのでだいたい90%以下になります。定常的にトレーニングをしているので、毎分150回台ならば、ある程度長時間の運動が継続できるのが、わかっているのでこの設定にしてみました。

個人差があるので、設定は一律、最大心拍数の何%という感じにはいきませんが、少なくても1時間以上は運動が継続できる心拍数よりさらに低目とうのが目安です。

ペースの決め方は、ランニング用のGPSウォッチで心拍数をリアルタイムで見ながら歩いていて、心拍数が毎分150回を越えたら、意識的にペースを落として心拍数を低目に抑えます。心拍数が毎分160回を越えてしまったら、一旦歩くのをやめて、休憩をして心拍数を低い値に戻すというのを実践しました。

まずは結果です!

前半は、感覚的にはゆっくり過ぎると感じるペースでしたが、無理にペースを上げなかったために、心拍数もおおむね毎分150回台で抑える事ができて、約2時間弱休憩なしであるけました。
標高が高くなってくると、ペースが遅いにもかかわらず心拍数が上がってしまうため、小まめに心拍計の読みを見ながら、意識的にペースを落として心拍数を抑えました。だんだん、休憩までの間隔も心拍数がすぐに上がってしまうため短くなっていきました。
それでも、概ね予定の範囲で1日目の行動を終える事ができました。

今回は昨年より車を止めた場所がトレールヘッドより少し下になったため、実際に歩いている距 離は数百メートルは長くなっていますが、登山口からTrail Campまでの約10km強を4時間35分で登れました。感覚的にはかなりゆっくり歩いた気がしましたが、最近の何回かのMt.Whitneyハイキング の中でも速くつきました。


 
昨年の心拍数の推移

昨 年は、途中から(きつくなってきてから)心拍数によるペースの調整をしたので、前半は今年より少し早いペースで歩いています。実際の所要時間は4時間38 分でした。昨年の方がトレールヘッドに近いところに車を止めていますので、実際に歩いた距離は短くなっているので、5分程度は余計にかかっていることにな ります。これは、後半のペースの落ち込みが大きい事を示していて、実際はゆっくり歩いている感覚でも、トータルでの所要時間は同等程度かやや速いという結 果になりました。つまり、感覚的には「楽に」登れた事になります。

ただし、気温や風など条件が同じでありませんので、一概にこのデータだけで決めてしまうことは強引だと思います。でも、心拍数をベースにペースを決めるという方法はそれなりに効果があるという事がわかりました。

今年も、昨年ご一緒した友人と登りましたが、彼も慣れたという要素はあると思いますが、今年の方が比較的楽に、確実に昨年より速く登る事ができたようでした。ただし、彼の心拍数は図っていないので、心拍数との関係はここでは触れません。

次回は、Trail Campから頂上のデータを見てみようと思います。

コメント

このブログの人気の投稿

BaoFeng UV-5R ~ 中華トランシーバ その後

BaoFeng UV-5R  格安の中国製トランシーバーを入手して約1ヶ月余りたちました。その後の報告です。 静かなアメリカのV/UHF帯  まだ家にアンテナを立てたりしていませんので、基本的には付属のアンテナに取りあえずつけた、マグネットベースのアンテナで時折144MHz帯と、430MHz帯のFMを聞いています。前の投稿で少し触れましたが、私の住む北カリフォルニア(サンフランシスコ近郊)では、殆ど普通のFM(Simplex)での交信を耳にしません。耳にする交信はほぼ、リピーター経由の物と言うのが現状です。一方で、リピーターの数はかなりの数があって、インターネットで調べると、この辺りはどこに行っても複数のリピーターにアクセスできますし、周辺の高い山の上などにも設置されていて、リピータのカバーエリアも網羅されている感じです。  そんなわけで、普通のアナログのFMで使えるチャネル(FM Simplex)は、144MHz帯で26チャネル、430MHz帯に至っては3チャネルしかありません。一方でかなりの帯域がリピータ用として割り当てられています。 BaoFengを使うたってにあたって  最初は、アマチュアバンド内をスキャンして誰か交信していなか探していたのですが、このモデルのスキャンは余り速くはなく、かなりの時間がかかってしまいます。実際に話をしているのを見つけるには、もう少し的を絞らないと効率が悪いので、必要なチャネルをプログラムして、プログラムしたチャネルをスキャンする方が効率がよい事に気づきました。今回入手した、UV-5Rというモデルは、全部で128チャネルをプログラムする事ができます。この辺は、日本の八重洲とか、ICOM、KENWOODなどの物は1000チャネルとかプログラムできるので、それを考えると少ないと言えますが、実用上は取りあえず、大きな問題ではないようです。  それで、まずはどのようにプログラムするかですが、まずは、全部で29あるFM Simplexのチャネル29をプログラムする事にしました。実態を考えると余り使うケースはないと思いますが、それでもハイキングなどに行ったときに仲間と連絡に使うには便利ですが、周波数を覚えるのも大変なので予めプログラムしておくことにしました。これで、128チャンネルのうち、29が決まったので

バッティングセンター ~サンフランシスコ ベイエリアにもあります!

折れた金属バット! サンフランシスコベイエリアのバッティングセンター 今週も暑さでアウトドア関係は休止中でした。実際は風もあって気温はそこそこ高いのですが割りとすごし易い週末でした。日本語の補習校の集中授業があって子供たちもちょっと大変なので、現地校が夏休みに入っても遠出を控えました。 本格的な夏休みの家族イベントももう暫く先送りという事になっています。 そんな中この週末はバッティングセンターに行ってきました。 バッティングセンターは「Batting Cage」と呼ばれていて、数はそれほど多くないもののこのエリアにも幾つかあって、たまに行って遊んでいます。今日は All Star Academy   というSanta Claraの施設に行ってきました。     2901 Mead Ave Santa Clara 95051 に行ってきました。平日は正午から午後9時まで週末の土日は、午前9時から午後6時まで営業しているようです。 日本では屋外にゴルフの打ちっぱなしの練習場のようにネットを張って営業している施設が多いと思いますが、このエリアでは日本に近い屋外営業もありますが、倉庫などの屋内にネットを張って営業しているタイプの施設も多く、今回の施設は屋内タイプでした。 システムは、プリペイカードを買って1回(20球)で3ドルで、幾つか球速の違うブースを選んで遊ぶところでした。バット、ヘルメットは無料で貸してもらえました。野球とソフトボールも選択できまるようになっていて、子供たちは球速の遅いブースやスローピッチのソフトボールを選んで楽しんでいました。 日差しが強く暑い夏のアクティビティには屋内のバッティングセンターも悪くないようでした。 金属バットが折れた! さて、家族で楽しんでいたのですがちょっとしたハプニングが一件ありました。比較的球速の早いブース(60マイル/時間のソフトボール)で遊んでいたところ球がバットの根元に近い部分にあたり明らかに違う音がしたと思ったら、次の球を打ったところなんと金属バットが真っ二つに折れてしまいました。 幸い折れたバットは人のいない方に飛んで怪我はありませんでしたが、ちょっとびっくりしました。 折れた破片も係りの人がすぐに回収して事なきも得ましたが、金属バットも折れるのですねぇ~

GPSデータの解析 (3) ~ TCXファイルの中身

TCXのデータの例 実際のデータは? 実際、取りあえず試用のプログラムは既にあって、データを読み込めるようになっています。でも、興味がある方もいらっしゃるみたいなので、もう少し詳しい中身について今日は書いてみます。 上の例が、TCXファイルの例です。これは、昨年Mt.Whitneyに行った時の冒頭のデータを一部抽出した物です。一連のデータとして、時刻、位置情報(緯度と経度)、標高、心拍数などが入っています。TCXファイルには、距離も入っているのが分かるかと思います。これは、スタートからの積算距離になっています。 先にも書きましたが、TCXファイル自体は、XMLファイルなので、ファイルはタグを基に、そのタグの階層で構成されています。例では一部を抜き出していますが、「Trackpoint」というタグは別の上位の階層のタグに含まれていて、この前後には、別の「Trackpoint」が同じレベルで羅列されているような形式になっています。このタグ一つ一つが個々の時刻のデータになるわけです。 この「Trackpoint」の下位には、個々のデータが別のタグで含まれているのが分かるかと思います。 基本的に、各タグのデータは最初の「<>」で囲まれた所からスタートして、</>という、同じタグで、先頭に「/」が入った所で終わる様になっています。 つまり、個々のGPSのトラックデータが欲しい場合は、このTCXファイルの場合、「Trackpoint」というタグを探して、その中のデータを抜き出していけばよい事になります。ファイルも、テキスト形式のファイルなので、少々プログラムに慣れた方ならば簡単なプログラムでデータを抜き出すことができるわけです。 GPXファイルは? GPXの同じデータの例 さて、これが同じ時刻のデータをGPXファイルから抜き出してみました。こちらも同じXML形式なので、似ていますが、少し書き方が違うのが分かるかと思います。こちらの場合は、「trkpt」というタグに個々の時刻のデータがあります。位置情報は最初の「trkpt」のタグの中に埋め込まれていて、その後に、個々のデータが少し別のタグで入っているのが分かるかと思います。こちらの場合、積算距離の情報は入っていないので、位置情報から自分で計算する必要があります。これは、調べてみたのですが、少