スキップしてメイン コンテンツに移動

White Mountain Peak (1) ~ 手軽に登れる4000m級の山

White Mountain Peak


White Mountain Peak

White Mountain Peakは、US-395沿いにある小さな町、Beshop (California)の東側に位置する山です。標高は、4,344m (14,252ft)でCaliforniaでは3番目に高い山です。
Californiaで最も高い山である、Mt.WhitneyのMt. Whitney Trailと並んで比較的簡単に登れる4,000m級の山です。Mt.Whitneyとは違って、特に許可は必要なく、南側の最も一般的な登山ルートの場合、標高3,560m (11,680ft)の登山口まで車で行けて、登山口から山頂の往復も約24km (約15 mile)で高低も短いので、より手軽に登れる、4,000m級の入門の山です。

登山口

幾つか登れるルートがありますが、一般的には南側の登山口から頂上を往復するコースが一番人気のあるコースです。手軽に登れる割には、意外に人が少なく、大きな連休などを外せば、静かな登山を満喫できるコースです。
登山口は、White Mountain Rdの終点の2マイル程手前のゲートの前が一般の登山口になります。ここは道の両側に車が停められるスペースがあって、トイレの小屋もあります。
道の終点には、White Mountain Research CenterのBarcroft Stationという研究施設がありますが、一般の車はゲートの手前で通行止めになっているので、ここから歩く事になります。



US-395沿いのBishopからは、US-395を少し南下してCA-168に入って、White Mountain Rdに入り北上します。White Mountain Rdは最初の10マイルは舗装された道で、その後17マイルは未舗装の砂利道になります。インターネットなどで検索すると、この実舗装区間は4x4や4WDの車を推奨しています。ただ、極端に車高の低い車でなければ、普通の車でも気をつけて運転すれば充分登山口まで行けると思います。

今年の夏の遠征第一弾!

さて、前置きが長くなりましたが、このWhite Mountain Peakに先週末(2014年7月12日)に行ってきました。お手軽な4000m級の山という事で以前から行こうと思っていたのですが、なかなか都合がつかずにずっと先延ばしになっていました。ようやく、天気と都合がついたので、金曜の夜発の前夜行で、日帰りでハイキングしてきました。

金曜日の夜、午後10時少し前に、近所のスーパーで買出しをして出発。今回は、ヨセミテを抜けずに、一本北のCA-108を通ってSonari Passを越えて、US-395に出てBishopを目指しました。夜中のドライブで特に問題もなく、午前2時過ぎにはBishopの町に着きました。

Bishopの町には、Safeway系列のスーパーのVonsがUS-395とCA-6の交差点近くにあって、ガソリンスタンドが併設されていて、良心的な値段でガソリンを入れられるので便利です。今回も、ここでガソリンを補給して、そのまま登山口を目指しました。Bishopの町から登山口までは約24マイルで、約2時間弱かけて登山口まで入りました。

White Mountain Rdは、未舗装区間はやや道が悪いですが、特に問題なく満月の月明かりの下無事に登山口まで行けました。ちなみに私の車は、Nissan Rouge AWDです。登山口には既に2台の車が止まっていて、一台は既に出発したようで、もう一台は丁度、登山の準備をしていたようでした。

高度障害(低酸素症)

さて、White Mountain Peakは手軽に登れる山ですが、車でいきなり、富士山よりちょっと低い位の標高の登山口まで車で行けてしまうので、体が高度になれずに歩き始めるということで、高度障害の症状が出易い可能性が高くなります。インターネットの情報でも、予め徐々に体を高度に慣らしてハイキングを始める方がいいような事が書いてあります。
今回は、その辺は承知していたのですが、特に何も考えずに登山口入りしました。案の定、車を運転しているときに既に、軽い高度障害の症状が出ている感じでした。予定では、登山口で軽く仮眠を取る予定でしたが、そのまま眠ってしまうと、呼吸が減ることで高度障害の症状が悪化する可能性が高いので、さほど眠くない事もあって、そのまま軽く朝食を済ませて歩き始める事にしました。

そこで、着替えて準備をして、午前5時20分位には登山口を出発しました。体を慣らすため意図的にゆっくりのペースで登り始めました。あたりはまだ暗くようやく明るくなりかけた頃でした。

(つづく)



コメント

このブログの人気の投稿

BaoFeng UV-5R ~ 中華トランシーバ その後

BaoFeng UV-5R  格安の中国製トランシーバーを入手して約1ヶ月余りたちました。その後の報告です。 静かなアメリカのV/UHF帯  まだ家にアンテナを立てたりしていませんので、基本的には付属のアンテナに取りあえずつけた、マグネットベースのアンテナで時折144MHz帯と、430MHz帯のFMを聞いています。前の投稿で少し触れましたが、私の住む北カリフォルニア(サンフランシスコ近郊)では、殆ど普通のFM(Simplex)での交信を耳にしません。耳にする交信はほぼ、リピーター経由の物と言うのが現状です。一方で、リピーターの数はかなりの数があって、インターネットで調べると、この辺りはどこに行っても複数のリピーターにアクセスできますし、周辺の高い山の上などにも設置されていて、リピータのカバーエリアも網羅されている感じです。  そんなわけで、普通のアナログのFMで使えるチャネル(FM Simplex)は、144MHz帯で26チャネル、430MHz帯に至っては3チャネルしかありません。一方でかなりの帯域がリピータ用として割り当てられています。 BaoFengを使うたってにあたって  最初は、アマチュアバンド内をスキャンして誰か交信していなか探していたのですが、このモデルのスキャンは余り速くはなく、かなりの時間がかかってしまいます。実際に話をしているのを見つけるには、もう少し的を絞らないと効率が悪いので、必要なチャネルをプログラムして、プログラムしたチャネルをスキャンする方が効率がよい事に気づきました。今回入手した、UV-5Rというモデルは、全部で128チャネルをプログラムする事ができます。この辺は、日本の八重洲とか、ICOM、KENWOODなどの物は1000チャネルとかプログラムできるので、それを考えると少ないと言えますが、実用上は取りあえず、大きな問題ではないようです。  それで、まずはどのようにプログラムするかですが、まずは、全部で29あるFM Simplexのチャネル29をプログラムする事にしました。実態を考えると余り使うケースはないと思いますが、それでもハイキングなどに行ったときに仲間と連絡に使うには便利ですが、周波数を覚えるのも大変なので予めプログラムしておくことにしました。これで、128チャンネルのうち、29が決まったので

バッティングセンター ~サンフランシスコ ベイエリアにもあります!

折れた金属バット! サンフランシスコベイエリアのバッティングセンター 今週も暑さでアウトドア関係は休止中でした。実際は風もあって気温はそこそこ高いのですが割りとすごし易い週末でした。日本語の補習校の集中授業があって子供たちもちょっと大変なので、現地校が夏休みに入っても遠出を控えました。 本格的な夏休みの家族イベントももう暫く先送りという事になっています。 そんな中この週末はバッティングセンターに行ってきました。 バッティングセンターは「Batting Cage」と呼ばれていて、数はそれほど多くないもののこのエリアにも幾つかあって、たまに行って遊んでいます。今日は All Star Academy   というSanta Claraの施設に行ってきました。     2901 Mead Ave Santa Clara 95051 に行ってきました。平日は正午から午後9時まで週末の土日は、午前9時から午後6時まで営業しているようです。 日本では屋外にゴルフの打ちっぱなしの練習場のようにネットを張って営業している施設が多いと思いますが、このエリアでは日本に近い屋外営業もありますが、倉庫などの屋内にネットを張って営業しているタイプの施設も多く、今回の施設は屋内タイプでした。 システムは、プリペイカードを買って1回(20球)で3ドルで、幾つか球速の違うブースを選んで遊ぶところでした。バット、ヘルメットは無料で貸してもらえました。野球とソフトボールも選択できまるようになっていて、子供たちは球速の遅いブースやスローピッチのソフトボールを選んで楽しんでいました。 日差しが強く暑い夏のアクティビティには屋内のバッティングセンターも悪くないようでした。 金属バットが折れた! さて、家族で楽しんでいたのですがちょっとしたハプニングが一件ありました。比較的球速の早いブース(60マイル/時間のソフトボール)で遊んでいたところ球がバットの根元に近い部分にあたり明らかに違う音がしたと思ったら、次の球を打ったところなんと金属バットが真っ二つに折れてしまいました。 幸い折れたバットは人のいない方に飛んで怪我はありませんでしたが、ちょっとびっくりしました。 折れた破片も係りの人がすぐに回収して事なきも得ましたが、金属バットも折れるのですねぇ~

GPSデータの解析 (3) ~ TCXファイルの中身

TCXのデータの例 実際のデータは? 実際、取りあえず試用のプログラムは既にあって、データを読み込めるようになっています。でも、興味がある方もいらっしゃるみたいなので、もう少し詳しい中身について今日は書いてみます。 上の例が、TCXファイルの例です。これは、昨年Mt.Whitneyに行った時の冒頭のデータを一部抽出した物です。一連のデータとして、時刻、位置情報(緯度と経度)、標高、心拍数などが入っています。TCXファイルには、距離も入っているのが分かるかと思います。これは、スタートからの積算距離になっています。 先にも書きましたが、TCXファイル自体は、XMLファイルなので、ファイルはタグを基に、そのタグの階層で構成されています。例では一部を抜き出していますが、「Trackpoint」というタグは別の上位の階層のタグに含まれていて、この前後には、別の「Trackpoint」が同じレベルで羅列されているような形式になっています。このタグ一つ一つが個々の時刻のデータになるわけです。 この「Trackpoint」の下位には、個々のデータが別のタグで含まれているのが分かるかと思います。 基本的に、各タグのデータは最初の「<>」で囲まれた所からスタートして、</>という、同じタグで、先頭に「/」が入った所で終わる様になっています。 つまり、個々のGPSのトラックデータが欲しい場合は、このTCXファイルの場合、「Trackpoint」というタグを探して、その中のデータを抜き出していけばよい事になります。ファイルも、テキスト形式のファイルなので、少々プログラムに慣れた方ならば簡単なプログラムでデータを抜き出すことができるわけです。 GPXファイルは? GPXの同じデータの例 さて、これが同じ時刻のデータをGPXファイルから抜き出してみました。こちらも同じXML形式なので、似ていますが、少し書き方が違うのが分かるかと思います。こちらの場合は、「trkpt」というタグに個々の時刻のデータがあります。位置情報は最初の「trkpt」のタグの中に埋め込まれていて、その後に、個々のデータが少し別のタグで入っているのが分かるかと思います。こちらの場合、積算距離の情報は入っていないので、位置情報から自分で計算する必要があります。これは、調べてみたのですが、少