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ガーミン社 Vivosmart HR (9) ~ まとめ




Vivosmart HRのまとめ

 この半月の間、ガーミン社のVivosmart HRを使ってきました。基本的に、とてもよい、心拍数を含む日常のアクティビティトラッカーとしてはよい製品だと思います。内蔵の手首で測る心拍センサーは、私が普段使用してる胸バンド式のセンサーとほぼ同じの心拍数の計測が可能です。詳細の比較のテストは、まだデータの収集中ですが、これまでのデータを見る限り、私の使う、ランニング、ウオーキング、ハイキング及びジムでの心肺系のトレーニングにおいては、十分実用範囲内になっています。おそらく、ランニングには従来の胸バンド式のセンサーを引き続き使用すると思いますが、ハイキングには過去2週間データからみれば、十分だと思います。以下がもう少し詳細のまとめです。

バッテリーの持ち

 一日中身に着けて心拍数のモニターをしながら、毎日1時間から1時間半のトレーニングのモニターをするような使い方で、バッテリーをフルに充電した状態では、だいたい34日はバッテリーが持ちます。従って、週に2回程度の充電が必要という事になります。1日中アクティビティをモニターするような使い方はまだしていませんのが、ただ心拍数をチェックする目的ならば、アクティビティーモードにする必要もないので1回の充電で最低でも34日は使用可能です。ただし、心拍数のサンプリングはそれほど頻繁ではなくなりますが、このブログで紹介しているようなペースの管理に使う分には十分だと考えられます。

睡眠時間の記録

 この機能は前のモデル「Vivosmart」からありますが、自動で睡眠時間を検出する機能はかなり改善されています。ほとんどの、この自動で検出された酸い味時間を後で修正する必要はありません。これは前のモデルからの大きな改善の一つになっています。
表示
 これも前のモデルから改善された一つです。外の明るい環境下でも読みやすくなっています。さらに、操作も改善されています。前のモデルでは、表示させるのにディスプレー部分を軽くたたく必要がありました。あた、メニューを表示させるにはディスぶれー部分を押し続ける必要がありました。新しいモデルでは、表示は常にされており、メニューの表示には専用のボタンがついたので操作がやりやすくなっています。個人的は、前のモデルよりハイキング時の使い勝手は良くなていると思います。また、小さいですが心拍数のグラフはハイキング中の心拍数の変化を見るのには便利です。

アクティビティトラッキング

 メニューが変更されていて、ランニング、ウオーキング、カーディオトレーニング、その他に分けられました。まだ、その違いは良くw刈っていませんが、少なくてもランニングとウオーキングでは距離を計算する歩幅は違う物を使っています。また、カーディオでは、心拍数のみで、距離やペースの情報は記録されません。
 大きな前のモデルからの違いは内蔵の心拍数センサーです。胸バンド式の心拍センサーを身に着けるずにトレーニング中の心拍数をモニターできるようになっています。詳細の評価は現在進行中ですが、私の使用形態、特にランニング、ウオーキングやハイキングでは、とても良い結果が出ています。最初にも述べていますが、恐らくランニングには胸バンド式のセンサーを今後も使うと思いますが、ハイキングや軽いランニングなどには、内蔵型で十分だと思います。特に室内での運動にはGPSは使えないのでそうした目的ではこのデバイス一つで十分だと思います。

登った階数

 ガーミン社のサイトでは、気圧式の高度計があるようにされていますが、実際は高度や気圧の表示はできずに、登った階数で表示するだけです。こうした情報は少なくても私には有用な情報ではないので、設定で表示しないように変更しています。

心拍数の常時モニター

 これも新しい機能です。殆どの健康な人にはあまり興味の無い事かもしれませんが、私は普段の心拍数の推移と高所での違い、特に睡眠中の値に興味があります。実際にそれが今回の評価の大きな目的です。これは、実際い歩いてみて高所順応の何かしらの変化があるかが興味のある部分です。基本的に今までの所、十分実用になるデータが出ています。次のMt. Whitney へのハイキングでは実際のデータを取ってくる予定です。
 また、睡眠中を含めて常時心拍データを計測することで、安静時の心拍数が簡単にわかることも利点です。心拍トレーニングの心拍数のゾーンの計算には幾つかの方法があって、一つは最大心拍数に対する割合から算出する方法があります。別な方法は、実際の心拍数の範囲、安静時の心拍数から最大心拍数の範囲の中での割合に基づく方法があります。2つ目の方法の方が、トレーニングのゾーンを決めるにはより現実的な体の負荷に近い決め方だと思います。さらに、ガーミンのデバイスの設定には乳酸閾値を使う事も可能ですが、これを求めるのは容易ではないので余り一般的ではありません。ただ、ハイエンドのランニングようのGPS時計ではこれを推測する機能もあるので、そのうち評価してい見ようと思っています。

内蔵の心拍計(光学式手首検出タイプ)

 トレーニング中の心拍数のモニターに、これまで胸バンド式の心拍計を使ってきました。この2つのセンサーの比較をしてどの程度の差が出るかを評価してきました。これまでの実験では、大体近い値が、ランニング、ウオーキング、神田のトレーニングで出ています。どちらのセンサーも正しくない値を表示する事があります。今の所詳しい理由などは分かっていません。いつもほぼ同じようにセンサを身に着けて計測していますが、不正確な部分は全体ではなく、一部だけの場合が殆どです。どちらかのセンサーの読みが不正確になるとその部分でのズレがどうしても大きくなってしまうようです。過去のデータを見る限り、胸バンド式のセンサーではトレーニングの最初の部分でその不正確な部分が出やすいようです。ただ、中間付近でも出る事があり、その違いはよくわかりません。内蔵型の場合は不正確な部分はランダムで、その幅(時間)は比較的小さく限定的な場合が多いようです。全体としては、胸バンド式の方が、内蔵型に比べると安定していているようで、より正確なようです。従って、インターバルなどのランニングのトレーニングには引き続き胸バンド式のセンサーを使うと思います。しかし、軽いランニングやウオーキング、ハイキングでは、胸バンドを身につけないですむ手軽さから今後は積極的い使って行こうと思います。特にハイキング中は、胸バンド式のセンサーを付けないで済むのは大きな魅力です。
 1点まだテストをしていないのが、心拍数のデータを別の機器にANT+を使って転送する機能です。これは、別の機器例えば、携帯型の地図も表示できるGPS機器や、心拍計を内蔵しないGPS時計、私の使っているForerunner 910XTなどは、別に心拍センサーが必要でしたが、このVivosmart HRはその機能も持っています。この機能は、携帯型のGPS機器で位置情報も記録したい場合は、便利です。この機能のテストは今後行う予定です。

私の結論!

 Vivosmart HRは日々のアクティビティの計測には素晴らしいデバイスです。これは、私がこのブログで紹介している心拍数ベースのペース管理に使えると思います。このデバイスは心拍数のデータを他の機器とANT+を経由して共有できるので場所の記録を別の機器で行い心拍数データも一緒に記録する事が可能になります。これは、ハイキングには便利な機能です。バッテリーの持ちもトラッキングモードで34日はもちます。そうすると殆どの短期間のハイキングは対応できます。携帯のGPS機器は、普通の乾電池が使えるので、取り換えが簡単で余りバッテリーの持ちを気にせずにアウトドアで使う事が可能です。ハイエンドのランニング用GPS時計はとても高価です。これは、ランニングをやらない方にはちょっと高過ぎると思います。私は過去のデータがGarmin Connectのサイトに蓄積されているので、他社の製品に乗り換える事は今の所予定はありません。そうすると、そうなると、殆どのデバイスのバッテリの持ちは12時間前後になっています。これでは、日帰りでMt. Whitneyのハイキングをするには十分ではありません。おそらく殆どの方はMt. Whitneyの往復には12時間以上を費やす事になると思います。そうなると、Forerunner 725Fenix3 HRあたりが日帰りのMt. Whitneyハイキングに対応できる心拍計内蔵タイプになります。10時間程度で良いという場合は、もっと選択肢があって、安い物はUSD 200前後からあります。Forerunner 235, 32 そしてViovactive などです。安価な物を探している場合、Vivosmart HRは選択肢の一つになります。



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