登山中の心拍数データモニターに最適なデバイスは?
スマートウォッチを利用すれば、登山中の心拍数を簡単に知る事ができます。心拍数を把握することで、登山中の歩行ペースを調整してバテにくいペースで行動する事が容易になります。
では、どんなスマートウォッチを選んだら良いか気になるところです。
人気のApple Watchは?
Apple Watchはスマートウォッチの代名詞のようになりつつあります。世代を重ねる度に機能を追加したり改善していて、完成度も高くなってきました。
初期のモデルはバッテリーの駆動時間も短めでしたが最新のモデルでは改善されています。
アップルのサイトを見ると、GPSを使用した場合のバッテリの駆動時間はは約7時間(LTEを使用しない場合)になっています。
この駆動時間であれば、登山にも十分活用可能です。特に日帰りの登山の場合は概ね問題はないかと思います。しかし、行動時間が6時間を超えるような登山をする場合には少し考えた方がよさそうです。
とくに、時計としても活用するとなると、行動中のバッテリー切れは余り良い事ではありません。
宿泊の登山の場合、宿泊地(キャンプ地)で充電する手段も必要です。充電の為のバッテリーパック(パワーバンク)やソーラーパネルの利用が必要になります。
アップルウォッチ利用の場合、心拍数のみでGPSは切って使うという選択肢も場合によっては検討する必要があります。
ガーミンのデバイスは長時間駆動可能!
余り他のメーカは実際にデバイスを使った経験がないので余り詳しい事は書けません。しかし、ガーミンのデバイスはこの10年間で3種類使っています。基本的にガーミンのデバイスの方が、GPS利用時のバッテリー駆動時間は長くなっています。
以下はアメリカのモデル名(日本のモデル名は若干違います)での比較表です。
Garmin fenx6Pro | Garmin Forerunner745s | Garmin Forerunner245s | Garmin Forerunner45s | Apple Watch | |
---|---|---|---|---|---|
Battery life (GPS) | 36時間 | 16時間 | 24時間 | 13時間 | 7時間 |
価格(ドル) | $699~ | $499.99 | $299.99 | $199.99 | $199~ |
日本モデル(円) | fenix6 Pro Dual Power 140,000 | ForeAthlete745 44,800 | ForeAthlete245 34,800 | ForeAthlete45 24,800 | 19,800~ |
一番安いForerunner45S(日本モデルはForeAthlete45)でもGPSのバッテリー駆動時間が13時間というのは、1日の行動をカバーするには十分で、Apple Watchよりは登山向きだと思います。
ガーミンの上位モデルはGPSのサンプリング間隔を減らしてバッテリー駆動時間を長くするモードをサポートしています。fenx6Proの例では、「MAX Battery GPS mode」だと72時間、「Expedition GPSActivity」は28日間使えるとなっています。
ランニングと違い数秒に1回位置情報を取得する必要性は余りないので、このモードのサポートは登山者にはありがたい物になっています。
上位モデルを持っている場合、数日間はバッテリーの充電を気にせずに使うことが可能です。
まとめ
登山で利用するスマートウォッチは、登山・ハイキングのスタイルによります。どれくらいの長さ(期間)の登山・ハイキングをするのか、1日の行動時間はどれくらいなのか?期間が長くなる場合の充電手段をどうするかなどで決まってきます。
本格的に登山やハイキングで利用する場合、2020年10月時点ではApple Watchよりは、ガーミンなど別のメーカの物の方がバッテリー駆動時間という観点では有利です。
価格的にはGPS付きだと2万円前後からあるようです。
別の記事でも書いていますが、GPSの機能はあった方が良いので、GPSのデータをとりつつ長時間使えるスマートウォッチが登山には向いています!
コメント
コメントを投稿