In-Reach(R) Mini
(https://buy.garmin.com/en-US/US/p/592606 より転載)
ジョン・ミュアー・トレールの情報を探していて。。。
最近Facebookで、JMT(John Muir Trail、ジョン・ミュアー・トレール)の情報を見ています。すぐには難しいと思うのですが、いつかは行ってみたいと思い、時間を見ては情報を集めています。そのなかで、「Hiking in America」というグループがFacebookにあって、その中で取り上げられていた、携帯機器にガーミンから発売されている「In-Reach」という機器が話題になっていました。以前からその存在は知っていたのですが、今のところ、せいぜい3~4日程度のハイキングしかしないので特に必要性を感じなかったのですが、JMTの様に長大なトレールを歩く場合にはあると便利だと思い少し詳しく調べてみました。
衛星を介してテキストメッセージを送ったり「SOS」の発信ができる!
イリジウムの衛星回線を通して、携帯電話などの電波が届かない圏外のエリアからもテキストメッセージを送ることができます。これは、非常時以外のコミュニケーションにも利用可能で、町から離れたエリアに入る場合には心強い物になると言えます。
もちろん、利用にあたっては衛星通信契約が必要になりますが、料金プランは思ったほど高くはありません。(プランはこちら!ページの下の方にあります)安いプランは、2019年2月現在で月額14.95ドル(USドル)からです。送れるメッセージの数(追加料金を払えば、この数を越えて送信可能)や、位置情報の送信間隔によって、いろいろな料金プランが用意されており、年間契約をすれば少し割引になります。
スマートフォンのアプリと連携して、現在位置を地図上に表示する事もできますし、便利です。
緊急時はSOSを発信する事も可能です。この場合、GEOS Travel Safetyを通して、救助を要請する事ができます。救助にかかる費用を補助するプランもあって、安い物は年額17.95ドルからあります。年額29.95ドルのプランでは、年間10万ドルをカバーする事ができるので、合わせて加入すれば万が一の場合も安心です。(詳細はこちら、英語です)
デバイスの価格は?
アメリカでの販売価格は、衛星通信契約と救助関連のプランをは別で、349ドルです。万が一のためのデバイスとしては、少し効果ですが現実的な価格のようです。
Facebookのグループに行くと実際にJMTで使用された方の報告もあるので参考になるかと思います。(私自身はまだ購入もしていませんし、使用もしたことがありません。)
アマチュア無線も選択肢の一つ
以前から時々投稿している、アマチュア無線の利用も一つの選択肢です。ただし、地上波の電波は衛星回線に比べると限界があって、現状のアメリカのアマチュア無線の普及の実情を考えると、これに比べると信頼性は低いと言わざるを得ません。
ただ、ハイカーの中でも、アマチュア無線を持っている人はトレールでも多くみられるので、比較的近くにいる別の人からサポートを受けられる可能性もあると考えられます。また、峠などロケーションが良い場所の場合、APRSの中継局(Digipeter)にヒットする可能性も高く、APRSを通じて位置情報を送れる可能性もあります。
JMTなど長大なトレールの場合はこのIn-Reachも利用価値が高いと思いますが、通常の3~4日のハイキングでは、アマチュア無線も十分利用価値があると思います。
(ただし、APRS対応のアマチュア無線機器は、In-Reachと同じかもっと高価です。なので、この目的だけにアマチュア無線を導入するのであれば、In-Reachの方が良いと思います。あくまで、既にアマチュア無線の免許もトランシーバーも持っている場合は、アマチュア無線も選択肢になるという事です。)
コメント
コメントを投稿