スノーハイク用のスノーシュ
冬になるとアメリカのアウトドアショップにはスノーシュが並んでいます。最近は、日本でも人気の様です。
わかんじき
日本では、深い雪の中を歩く場合は、「わかん」がよく使われてきました。最近は金属製のわかんが増えましたが、いぜんは木の枝をまげて作った物が主流でした。登山で使う場合、比較的急な斜面を登る事も多く、ある程度の斜度で、樹林帯などでも取り回しがしやすいように、比較的小型な物が多くなっています。こうした、山を登るような用途には使いやすく便利なのですが、広い雪の平原を歩いたりする場合は、わかんを装着しても結構潜ってしまい、歩くのが大変でした。
アメリカでは平原が多い
アメリカにも山はありますが、平原も多く、トレールも山頂を目指すものよりも、尾根を越えて、平原を巡るようなトレールの方がどちらかというと一般的です。そうした用途では、もっと大きなものの方が深い親切でも潜りにくいので歩きやすくなります。そうした、スノーハイクの目的で作られたのが、スノーシューです。
最近は登山より、家族で子供連れで雪遊びに行く事の方が多くなり、我が家でもスノーシューを買って冬の雪遊びを楽しんでいます。
スノーシューもいろいろな物があって、登山用に作られたものは比較的小型で日本の「わかん」に近いものもありますが、雪遊び用には大きいものの方が便利です。
急斜面の下りは使いづらい!
平らな所が得意で、上りはある程度斜度があってもそれなりに使えるのですが、下りになると、後ろが長い構造なので引っかかってしまい、急斜面をまっすぐ下るには向いていません。そういう場所では、斜めにスイッチバックをしながら降りる事になります。
機動力ではスキーの方が。。。
そうした意味では、機動力はスキー(バックカントリースキー)の方があります。ただ、スキーの場合は訓練していろいろな技術を身に着けないといけません。キックターンや滑降技術が必要になります。その点、スノーシューは余り特殊な技術は必要ないので、すぐに始められる利点があります。
ラッセン火山国立公園ではツアーも!
ラッセン国立公園では、冬の間は週末はレンジャーによるスノーシューでハイキングするツアーも出されています。
レンジャープログラム
(ラッセン火山国立公園)
詳しくは、公園のサイトに日程や案内があります。2019年の予定は、1月5日から3月31日までの土日で、午後1時30分から3時30分の2時間で企画されている様です。スノーシューは参加者は借りる事が出来ますが、1ドルのお金を徴収して器具のメンテナンスに充てています。定員になり次第、締め切られるので早めに行って申し込む方がいいようです。天候などによって中止される事もあるので、公園サイトやビジターセンターで確認する必要があります。
ビジターセンター以外でも、そり遊びをしたり、雪洞を掘ったりスキー場ではできない雪遊びができるので、おすすめのスポットです。
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