雪山でおなじみにの「ピッケル」もドイツ語です
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カリフォルニア州の北部ではこの冬は例年より積雪量が多くなっています。雪の少なかった昨年よりは相当多く、例年の平均と比べても1.5倍から2倍になるとも言われています。このことから、今年の夏は例年より多くの雪がトレールに残ると予想されているので、夏に標高の高いところを通るトレールでは、夏の時期の早いうちでも残雪に対応した準備が必要になると思われます。
それに関係してですが、どのようなピッケルを持っていったらという話がSNSのスレッドでされているのを目にしました。
ピッケルはドイツ語
このピッケルは実はドイツ語で、英語では「アイスアックス(Ice axe)」と言います。日本では、ピッケルの方が普通に使われているのですが、私の住んでるアメリカでは殆ど使われる事はありません。
実は、登山道具に使われる言葉は意外にドイツ語が多いです。同じく雪山で使われる「アイゼン」もドイツ語で、英語では「クランポン」と言いますし、氷壁用に使われるピッケルに似た道具で、ブレードの部分がハンマーになっている物を「アイスバイル」と言いますが、これもドイツ語です。その他にも、登攀用のロープも、「ザイル」もそうです。
他にもいろいろありますが、特に登攀具でドイツ語が語源の物が多いように思います。英語でも似たような発音の物も多いですが、よく調べてみるともともとはドイツ語という物も多いと思います。カラビナなども、英語でも同じように発音しますが、もともとはドイツ語から来ているようです。
興味があったので少しインターネットで検索をしてみると。。。
日本では、特に登山や医学の世界では、ドイツから入ってきた物が多く、多くがドイツ語の名称が日本語の中に定着した事が大きいようです。最近では多くの物がアメリカから入ってくるようになったため、一部の物は英語も使われるようになっているようです。
アメリカではクライミングは余り流行っていない気がします!
そんな事を調べていて、確かにアメリカでは(アルパイン)クライミングは余り流行っていないと思います。スポーツクライミングに近い、フリークライミングはそれなりに人気もあって、山の多い私の住むカリフォルニアでは、ヨセミテをはじめとしてロッククライミングをする場所もあるので、アメリカの他の地域に比べれば、人口も多いようですが、アウトドアの主流は、「ハイキング」「バックパッキング」の方が多い気がします。イメージとしては「山に登る」というよりも、「自然の中を旅する」という感じです。
アウトドアショップの品ぞろえもそうした、「バックパッキング」主体で、本格的なクライミングギアは、売り場面積的にも限定的だと思います。お店も大手のREIなどが有名で、日本の登山道具店のような本格的なクライミングギアを多く扱うお店は、閉店を余儀なくされるケースが増えているようで、私の周りでもそうしたお店は淘汰されて消えて行く傾向の様です。
気軽なハイキングは多い!
一方で、近郊の丘陵にあるトレールは、かなり多くの人が歩いています。ペットボトルの水を片手に、1~2時間の軽い散歩の様はハイキングをする人はかなり多く、週末はにぎやかでトレールヘッドの駐車場はいつも一杯で車を止めるのにも苦労するほどです。
急峻は山が多くほぼすべての山頂にトレールが張り巡らされている日本の事情とは、かなり違う印象です。
今日は特に、役に立つ内容ではないですが、思いついた事を書いてみました!
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