2018年8月18日の心拍数の推移
2018年8月19日の心拍数の推移
一日の心拍数の変化は?
さて、登山中の心拍数や所要時間について見てきましたが、今日は1日を通しての心拍数の変化を見てみる事にします。
今回は2018年8月18日の早朝に家を出て、8月19日の夜に帰宅するという日程でハイキングに行ってきました。片道約6時間から7時間のドライブが含まれています。
まずは、8月18日ですが、この日は朝3時過ぎに起きて、午前3時40分頃に家を出ています。この日の睡眠中の心拍数が概ね毎分55回から65回でした。その後約6時間半のドライブ中は、心拍数は毎分80回程度で推移しています。休憩で一時的に歩いたり小走りしたりしている部分で時折毎分100回を越える感じです。
その後、午前9時半過ぎにLone Pineのビジターセンターで許可をピックアップして、10時前にはビジターセンターを後にしています。登山口のWhitney Portalの標高が約2500mですが、車を運転していても心拍数はやや上昇して毎分90回前後になっています。その後は準備の為、動き回っているので、心拍数も毎分100~110回位まで上がっています。
ハイキング中の心拍数は、前回までの報告で詳しいグラフを載せていますが、歩き始めて数分で毎分150回前後まで上がっています。途中何回か腰を下ろして休憩を入れていますが、心拍数は下がっても毎分120回前後までとなっています。標高が上がる程、短時間の休憩では心拍数が下がりづらくなる傾向があるように思えます。
行動を負えて心拍数がやや落ち着いた状態では、毎分110回あたりで、その後、水を取りに少し歩いただけでも、心拍数は毎分150回近くまで上がる事もあったようです。その後充電の為に何時間か時計をはずしていますが。テントで食事の用意をしている時などは心拍数がやや高くなることもあったようです。概ね毎分100回から80回程度まで下がっています。睡眠中にはそこからさらに心拍数が低下しており、起床直前では毎分70回位まで下がっていました。起きて朝食の準備を始めると心拍数は上がって毎分90回前後で上昇傾向のようでした。
翌日は頂上往復の為に最小限の荷物で心拍数を毎分140回以下に抑えるように行動しているので、概ね毎分135回から145回程度で頂上まで行き、下りも余り飛ばさなかったので、概ね毎分120回前後、小さな登りで毎分130回を越える程度でした。
その後帰りの車でも行きよりは心拍数が高く最初毎分100回前後から徐々に下がって、家に着いた時が毎分84回位でした。データは載せていませんが、帰宅後の睡眠中のデータは、寝始めが毎分80回前後、起床直前は毎分50回を越える程度で普通に戻っていました。
通常の睡眠時の心拍数が毎分45回から55回程度で、デスクワーク時が毎分65回から75回程度なのを考えると、やはりテントの中での心拍数も相当に高くなっている事は明らかです。また、ハイキング後は標高が下がっても、すぐに通常の心拍数に戻るわけではなく、ほぼ、12時間以上かけて正常に戻っているようでした。これは、通常のトレーニングで心拍数が上がっても数時間で元に戻るのとは明らかに違いがあるようです。
まだ1回だけのデータですが。。。
今回、ハイキング前後の心拍数を終日とる事ができましたが、今回のみのデータで、いろいろな事を結論づける事は難しいですが、標高の高い所に滞在中は心拍数が高くなるというのはほぼ予想通りでこれまでも経験的に判っていましたが、心拍数が正常範囲に戻るまでの時間が思いのほか時間がかかっている様に見えました。
あくまで推論ですが、一旦低酸素状態になると、元に戻るまでには時間がかかるという事なのだと思います。これまでのペースや所要時間のデータも併せて考えると、行動中の酸素の消費量を抑えた方が、体に対する負担が少ないのではと思われます。一旦ペースを上げて大量の酸素を消費してしまうと、それを回復するのは時間がかかる可能性が高いように見えます。特に低酸素環境下での回復はさらに難しいと思われるので、なるべく酸素不足にならないようにゆっくり行動するのが良いのかもしれません。
(つづく)
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