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2016年のGPSウォッチを考える ~ 内蔵心拍計とバッテリー容量

vivosmart HRの内蔵心拍計


 さて、2016年のGPSウォッチを考える上で幾つか考える点を見ていく事にします。

ハイキングの使用を考える

  メーカのサイトを見ればお分かりかと思いますが、GPS付のランニング用などの時計は各社よりたくさんの種類が出ています。当然メーカ側もそれぞれに狙いを定めたユーザーがいるので、その選択は多岐にわたります。
 ここでは、このブログでも紹介してきているように、ハイキング時に心拍数をモニターできる物をまずは選ぶという事で考えて行こうと思います。

内蔵型心拍計の利点!

 このブログでも、Vivosmart HRの内蔵心拍計を評価してきました。結果、ハイキングなどには十分実用になるという事もある程度分かってきました。ハイキング時に胸バンド式の心拍センサーを付けないで済むというのは結構大きな利点だと思います。
 これまで気になった点では、バックパックを背負ったり、下したりしているうちにずれてしまう事。また、ハイキング中にずっと着用している事で場合によっては、体と擦れてしまって傷になってしまう事もありました。また大きな問題は、心拍計を持って行くのを忘れてしまうという事も結構ありました。そう考えると、ハイキング中に装着しなくて良いのは大きな利点の様に思えます。

 さらに、内蔵の心拍計付きのモデルの殆どは、常時心拍数のモニターが出来るという事も場合によっては、便利な機能だと考える事ができます。特に具体的なデータは取れていませんが、今後は4000m程度の標高で宿泊した場合に通常の睡眠中の心拍数に特徴はあるのかなど、興味深いデータが取れる事も考えられます。

 そうしたことも、あって、私は内蔵の心拍計がついたものがこれから購入するのであれば、ハイキング用途には良いと思います。

メーカの選定

  さて、既にGPSウォッチをお持ちの方は、既にそれなりのデータを蓄積されているかと思います。そうなると、必然的に新しい物も同じメーカという選択肢が恐らく第一候補になるかと思います。始めて買われる方は、そうした意味で選択肢は多いと考えられます。
 これに関しては、私の場合はガーミン社の物を使ってきていますので、余り他のメーカの使用経験はなく、今の所特に別のメーカを買う予定はありませんので、このブログの議論は、ガーミン社の製品の中から選ぶという事で話を進めて行こうかと考えています。
 そうなると、必然的に候補になるモデルは限られてきます。

候補は?

  こうした条件の基に、2016年10月時点での製品から考えると以下のモデルが候補として上がります。
  •  vivosmart HR+
  • Forerunner 35
  • vivoactive HR
  • Forerunner 235
  • Forerunner 735 XT
  • Fenix 3HR
が内蔵型の心拍計を搭載したGPS機能付きのモデルになります。

どう絞り込むか?

 次にさらに候補を絞り込むとなると、まず考えるのはGPSモードでのバッテリの駆動時間です。
 これは、各自のハイキングでの行動時間が基準になるかと思いますが、ハイキングのスタイルによって結構変わってきます。
 例えば、近郊で数時間の短いハイキングがメインの方の場合、特に制約はないように思います。つまり、行動時間は数時間という事になるので、大抵の物はフルマラソンの制限時間(6時間前後)はサポート可能なのでどれでも、余り大きな問題にはならないかと思います。
 一方で、ある程度長い時間行動する場合は注意が必要です。例えば、上に挙げたvivosmart HR+はカタログによれば、GPSモードで使える時間は8時間程度となっています。これは、フルに充電された状態でGPSモードで使える時間で、使っているうちにこの時間は経験的には徐々に短くなるので、普通に丸1日行動する事を考えれば、10~12時間以上は欲しい所です。さらに、日帰りでさらに長時間行動する場合、例えば、Mt. Whitney Trailの日帰りなどは、通常は12時間以上はかかると思われるので、そうなると、もう少し長く使える物を選びたくなると思います。そうなると必然的にモデルが絞られてきます。

 私の場合、日帰りで超長時間の行動をする事は余りないと思いますので、 恐らく一番行動時間が長くなるのは、例えば、Mt. Whitney TrailでTrail Campから頂上を往復して下山という行動が1日の行動時間で最近の一番長いケースになるかと思います。この所要時間が大体、10時間前後になるので、GPSモードの時間として、10時間以上、できれば12時間程度はあればいいと考えます。

 そうすると、vivosmart HRはカタログ値が8時間ですので、候補から外れます。微妙なのがForerunner 235でカタログ値が11時間です。あとは、 Forerunner 35とvivoactive HRが約13時間、Forerunner 735XTが14時間、Fenix 3HRが16時間になっています。Forerunner 735XTとFenix 3 HRの場合、Ultra-Trackモードがあって、それを使うとそれぞれ、24時間、40時間まで記録する事が可能になります。

 これを見ると、値段を抑えたい場合は、Forerunner 35かvivoactive HRが良さそうですし、ある程度値段が高くても良いという事になると、Forerunner 735XTやFenix 3 HRも視野に入ってくる事になります。

(つづく)



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