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6月, 2018の投稿を表示しています

高所ハイキング ~ 3000mを超えるハイキング

トレールキャンプ (Mt. Whitney Trail) 学生時代から登山をしていますが、3000mを超える登山も結構しています。といっても、日本では、「高山病」を実感したのは、富士山位でしたが、アメリカにやってきて手軽に4000mを超える山に登山できるようになって、高山病を実感する事が多くなりました。 このブログで連載したように、ランニング用のGPS、心拍計付きの時計を使って登山のデータを取り始めてからわかったことですが、実際は3000mを超えるあたりから明らかに歩くペースや心拍数に変化が出てきていることが改めてわかりました。つまり、日本で北アルプスや南アルプスの3000mの稜線を歩いている時にも自覚はなくてもそうして症状が出ていたと考えられます。また、南アルプスの主稜線などは長大で1週間以上かけて3000mの登山をしているわけで、その間には高所順応をしていたという事も考えられます。 そう考えると、日本の山でも3000m前後の標高を歩く場合は、心拍数などをモニターしてペースを管理しながら歩けば、それなりの効果は得られるのではないかと思います。 ヒマラヤに行く人たちは? 実際に、標高の影響を日本の山で考えたのは富士山位でしたが、何もしなくても登れるので余り真剣に考えたことはありませんでした。ところが、私の周りにはヒマラヤの8000mの山々を目指す人たちがいたのですが、その人たちはいろいろ研究していたと思います。一つの例がパルスオキシメーターでSPO2値を測って高所順応の目安にしていました。そもそも、それが私がパルスオキシメーターの存在を知るきっかけになったわけです。 SPO2値 標高が4000m近くなると、その標高に体が慣れていない場合は、SPO2値が80%台になることは割と普通の事で80%を切る経験も結構あります。そこまでになると、多少は高山病の自覚症状があるのですが、我慢すれば大したことではないのでそのまま登山を続けるわけです。ただ、SPO2値に関するインターネットの情報を見ていると、SPO2値が90%を切ると、一般的には酸素吸入をするような処置をとることが多いようで、実は大変のことのように見えます。 最近、睡眠時無呼吸症候群と診断されて、睡眠中のSPO2値が90%を切ることが結構ある事が判明

Mt. Whitney ハイキング ~ 今年の課題は?

もうすぐ7月です! 最近は、Mt. Whitney登山の許可のサイトをチェックしていないのですが、少し前に見た限りでは、夏の間は一杯の様です。あとは、直前のキャンセルを探すしかない様です。 今年も何とか、8月の週末に許可が取れたので、都合をつけてMt. Whitneyにハイキングに行く予定です。このブログでは、幾つかの連載をしていましたが、その中の一つで、「心拍数によるペースの管理」という事を過去数年のハイキングで試して一定の効果をあげてきました。 アマゾンのキンドルでそれに関する本も出していますので、詳しくは以前の投稿か本を見て下さい。 「 ハイテク登山術 」(アメリカのアマゾンでは こちら  日本語です!) また、Mt. Whitney登山のガイドも書いています。 「 カリフォルニアの最高峰を登る 」(アメリカのアマゾンでは こちら  日本語です!) なお、こちらは 英語版(English Edition) も出しています。 引き続き、データを集めて、この方法をより確実な物としてお伝えするべく、今年も幾つか課題を考えています。 一つは睡眠中の心拍数の推移を標高4000m弱の場所でデータを収集する事です。一般的に、睡眠中は呼吸を意識してする事はできないので、高所順応をしていない状態で、睡眠を取ると高山病の症状が酷くなる場合があると言われています。以前は、睡眠中の心拍数を計測できる機器を持っていなかったので、データがありませんでしたが、これを新たに調べて見たいと考えています。 また、最近、「睡眠時無呼吸症候群」と診断されて、症状の改善に自分なりに取り組んでいますが、その指標として睡眠中のSPO2値を測定して効果の有無の判断に使っています。 (詳しくは別の ブログ をご覧ください) その為に、新たにSPO2値を保存できる、パルスオキシメーターを手に入れて使っています。バッテリの容量や、保存できるデータに限りがあるので、行動中と睡眠中の両方のデータが取れるかどうかは判りませんが、どちらかのデータは取りたいと考えています。 腕時計型のパルスオキシメーター (連続したSPO2値の測定が可能です) こうしたデータはなかなか興味深い物があるので、是非測定して、今後の参考にしようと思っています。最近は同じような場所に

Butano State Park (California / USA)

ハイキングトレール (Butano State Park) 最近、アウトドアの話題が余りなかったのですが、2週間ほど前になりますが、アメリカではメモリアルデーの週末で3連休だった事もあって、Butano State Parkにキャンプに行ってきました。 Butano State Parkはサンフランシスコの少し南、サンフランシスコ国際空港から約1時間位にしに行ったところにあります。海岸からは車で20分程度は離れていますが、海岸にも遊びに行けますし、レッドウッドの林の中のハイキングも楽しめる、小さいですが静かな場所です。 例年この時期は、友人の家族と、Big Basin Redwood State Parkでキャンプをすることが多いのですが、今年は予約の都合などもあって、Butanoという事になりました。 Walk-inサイトでしたが。。。 いつもは、車がキャンプサイトに横付けできるサイトで、車に荷物満載で、普通の生活をそのままキャンプサイトに持ち込んだようなキャンプなのですが、今年はWalk-inサイトで、駐車場とキャンプサイトが一体ではないサイトになりました。といっても、このステートパークのキャンプ場は歩く距離は遠いサイトでもせいぜい100m程度で、今回のサイトは駐車場寄りだったので、50mも歩かないで済みました。 ところが。。。 ところが、です! サイトについてみると、駐車場が1サイトに1台だけしかありませんでした。今回は2サイトで4家族、車は4台の予定でしたが、駐車スペースは2台分だけでした。幸い我が家は早くついたので駐車場は確保できたのですが、後から到着した家族はサイトから少し離れた車道の脇に停める事になってしまいました。まあ、荷物を下ろしたあと車を停めに行ったようですので、影響は少なかったようですが注意が必要です。 静かな良いサイトです! 駐車場や荷物を運ぶのに多少の不便があるサイトですが、テントサイトのすぐそばを車が通らない事もあって、静かで自然を堪能できるサイトで快適でした。朝夕は寒いくらいでしたが、日中も涼しく静かで快適なサイトでした。 アクティビティ 公園主催のキャンプファイアやレンジャープログラムなどもあるのですが、最近は子供も大きくなって、そうしたアクティビティも余り魅力を感じられなく

パルスオキシメーター ~ CONTEC CMS50K

CONTEC CMS50K 今回あらたに入手したパルスオキシメーターはCONTECというメーカの、CMS50Kという機種です。(前回の投稿で紹介したものです) 今日は、この機種の詳細について紹介します。 アマゾン(アメリカ) では、149ドルで売られています。(外付けのセンサー別売) 「 PulseOximeter.org 」では、127ドルです。(こちらも外付けセンサーは別売、18ドル)です。 少なくても日本のアマゾンのサイトでは売られていないようです。 基本機能 どちらかというと、スマートウォッチのような感じがします。SPO2値と心拍数以外にも、少なくても時計や、歩数(ステップ数)なども、記録できます。 外付けのセンサなしでも、SPO2値を測る事ができますが、基本的に本体の横のLEDの部分に指先を当てる必要があって、長時間に渡る連続的な値の測定はできません。腕にはめたままで指を当てなくてもSPO2値が出る事もありますが、測定の信頼性という点では余り信頼性は高くないと思います。 ガーミンの時計などは本体の裏側の肌と密着する部分にLEDを付けて心拍数を計測できるので、SPO2値も測れるようになれば文句はないのですが、今の所そういう機種は出ていません。インターネットで検索していたら、アクティビティトラッカーでSPO2値が測れるという物も出てきましたが、試していないので実際に使えるものかどうかは疑問です。 この機種を使う限り、長時間のSPO2値のモニターには外付けのセンサーは必須だと思います。 測定 測定は、腕にこのデバイスを時計の様につけて、外付けのセンサーを指につけるだけです。睡眠中の測定は比較的安定してできるようですが、歩いているなど動いている状態での測定は不安定になる事も多く、登山やハイキングで行動中のデータの測定に関しては、今後データを集めて検証する必要性がありそうです。 リアルタイムの測定は、機器の脇に指を振れるだけで、数十秒で計測可能なので行動中の単発の測定は問題なさそうです。この辺は従来の指に本体をクリップする物よりハイキング中でも使いやすそうです。 外付けセンサーをつけた所 データのダウンロード データのダウンロードは当初はUSBのインターフェースがあるのでPCでも取り込めるのかと思い

パルスオキシーメーター ~ 最近手に入れたました

腕時計型のパルスオキシメーター 先日、 別のブログ を立ち上げたという話を投稿しましたが、先月中旬に睡眠時無呼吸症候群と診断されました。そのブログはその取り組みに関して投稿しています。 その一環として、睡眠中のSPO2値を記録することを最近始めました。 このブログでも登山、特に少し標高の高い山に登る際にSPO2値を測るということで、パルスオキシメーターについて投稿したことがあると思いますが、この新しいパルスオキシメーターはどうも、登山中のデータを取るのにも面白そうだなと思って、こちらでも紹介することにしました。 今まで持っていた物は? 今まで使用していた機種 上の写真が今まで使っていたパルスオキシメーターで基本的には現在のSPO2値を測るもので、本体を指にクリップして使います。ただ、連続した値を記録することはできませんでした。当然、睡眠中のデータを取るためには、連続して値を記録しづづける必要があるわけですが、残念ながら、この機種を使った場合は誰かが隣にいて一晩中値を定期的に読んで記録する以外は記録する方法がありませんでした。 そこで、少し調べてみたら、上記のような腕時計型の物で、連続したデーターが記録できるものがあることがわかりました。 登山での応用は? 連続して記録できるので、行動中のSPO2値の変化や、キャンプ地で睡眠中のデータを取ることで、高度によるSPO2値の変化が今までとは違った形で取ることができるようになります。ということで、今年のMt. Whitneyハイキングには是非持参して、データーを取ろうと考えています。 このブログでは、SPO2値より心拍数の方が4000m前後の山に短期で登る際は有効ではないかという議論をしてきましたが、連続的なSPO2値が取れるとなると、もしかしたら有効な使い方があるかもしれません。その辺も含めて、新たなデータが取れればと思っています。

米麹 ~ いろいろ種類があるけれど。。。

 しばらく、更新していませんでしたが今日は料理ネタです。  このブログで時々取り上げた話題に、「塩麹」、「しょう油麹」、「日本酒づくり」、「みりんづくり」があります。これらには全て「米麹」を使うわけですが、使う麹の種類によって、出来上がりというか味に大きな違いが出る事を記事の中で取り上げてきました。今日は、それについてまとめてみました。 フリーズドライの麹 フリーズドライの麹 日本でも塩麹が話題になった約10年近く前に、アメリカで塩麹を作る為につかったのは、アメリカでも日系のスーパーで簡単に手に入るフリーズドライの麹でした。初めてだったため、違いも判らず。塩麹はなかなか素晴らしい物だと思った物でした。暫くは、余り気にせずに、この麹を使い続けていました。 別の乾燥麹 別の乾燥麹 ところが、日本酒を本格的に作り始めて、余り思った味に仕上がらない原因に麹があるのではと思い、日系のスーパーで良く見てみると別の麹が売られている事に気づきました。この麹で日本酒を作った所、味の方に大きな改善がみられました。それ以降、塩麹もしょう油麹もこの麹を使うようになりました。 生の麹 この日本酒も最初は普通の食用のお米で作っていたのですが、そのうちにお米も本格的にと思う様になり、日本酒作りの方法をインターネットで検索しているうちに、「 HomeBrewSake 」というサイトを見つけて、そこで売られている「 生の麹 」を手に入れて、お酒以外にも、塩麹、しょう油麹、みりんなどにも使うようになりました。ところが、一旦この麹を使い始めると、上記の乾燥麹には戻れなくなってしまいました。 生麹は以下のサイトで買う事ができます。     https://homebrewsake.com/products-page/sake-ingredients-categories/koji/  味の方は格別で、全く別の物と言ってよいほど違いが出ているように思えます。 興味のある方は是非お試しください!