BAOFENG UV-5R
折角、アマチュア無線の免許を取ったので取りあえず何かやってみようという事で、アマゾンで格安のトランシーバー「BAOFENG UV-5R」を買ってみました。
できれば、短波帯のバンドで遠くの人と更新するというのも面白そうではあるのですが、本格的な短波帯のトランシーバーはそれなりの値段もするし、アンテナの設置となると短期的にはかなり大掛かりな投資と労力が必要なので、まずはお手軽に携帯型の安価なトランシーバーを試す事にしたわけです。
数十年ぶりのアマチュア無線という事で現在の状況も判らないで、まずはアマゾンでどんなものがあるかを調べるところから始めました。八重洲、ケンウッド(トリオ)、アイコムなど聞き覚えのあるメーカーの物もありましたが、BAOFENGというメーカの物が格安であるのが興味を引きました。安物は20ドル台からあるのにちょっと驚いたわけです。
早速、インターネットで検索すると、日本語の記事もちらほらと出てきました。日本語の記事では「中華トランシーバー」などと呼ばれている様で実際に日本でも購入して使っている方も多い様でした。ただ、日本ではこのトランシーバーを使用して免許を受けるにはいろいろと制約が多いようで、既存のメーカーの物の様に書類を出すだけで受けられないようでした。一番のネックが、このトランシーバーでは日本のアマチュアバンド以外での送信ができてしまうのが問題の様で、この辺をプログラムで変更してアマチュアバンド以外の周波数で送信ができないようにする事と、プログラムで再変更してアマチュアバンド以外の送信が可能にならないようにするなど幾つかの実例記事を見つける事ができました。余計な費用と手間がかかるようで、ちょっと面倒な感じでした。
一方でアメリカでは、試験に受かるとコールサインまでもらえてしまい、あとは無線機を手に入れれば、日本の様に別に申請しなくても電波を出すことができるのでこの辺の障害はないようです。つまり、免許をもっているのだから自己責任で自分の許可された範囲での運用をすればよいという事になります。という事で、値段も安いので早速、息子の分も含めて2台購入しました。
実用上は十分!
最近の、名の知れたメーカーのトランシーバーを知らないので比較はできないのですが、取りあえず普通に使う分には十分だというのが最初の印象でした。内蔵アンテナで数日聞いているだけで、充分に使いこなしているわけではありませんが、まずは満足です。
近所のリピータの周波数を調べて、メモリチャネルにプログラムすれば、リピーターのアクセスも問題はないようですし、プログラムも簡単でした。専用のプログラムケーブルも一緒に購入したので、PCからまとめてプログラムも可能ですし、必要なチャネルだけならば、少し入力が面倒ですがトランシーバーのキーパッドから入力しても問題はないので、最初の設定だけと考えれば、ケーブルは必要ない気もしました。
バンドプラン
何年もアマチュア無線の世界から離れていたので、V/UHF帯の状況について余り判っていない所もあったのですが、単純なFMのSimplex で通信できる周波数帯が非常に限られている事に改めて気づきました。多くの周波数がリピータ用に割り当てられていて、数日聞いた限りではリピーター経由の通信の方がどうやら一般的な様です。
ただ、私の住んでいる地域は実際に運用している人が少ない様で、内蔵アンテナという事もあると思いますが、余りアクティブに通信されている方がいないように思えます。人の多いSan Joseエリアに行くともう少し通信されている方が多いようです。ということで、思ったよりローカル局と通信ができない印象でした。
なにはともあれ、アメリカでのアマチュア無線の第一歩を踏み出しました!
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