BAOFENG UV-5Rxx
中国製のデュアルバンドトランシーバを手に入れて、サンフランシスコ・ベイエリア(いわゆるシリコンバレー)で、144MHz帯と430MHz帯を聞いています。
前にも触れていますが、日本でも約30~40年前にかけてアマチュア無線を楽しんでいて、最近復活しようとしています。インターネットを見ると、同じような方がいらっしゃるようで、何人かのブログを拝見しました。
免許を取ったので、最近はどのようなトランシーバがいくらくらいで売られているかも見るようになりました。免許を取る前から時々耳にしていたことは、最近はアマチュア無線人口が減少していて、無線関連機器のお店も減って、価格も上昇しているというようなイメージがありました。でも、現状では、値段的には余り昔と変わらないというか、値段は下がっているような印象を受けました。短波帯のトランシーバーは入門機は1000ドル以下からありますし、物価の上昇を考えれば、安くなっている気がします。大きな違いは、短波帯と50MHz帯が一緒のトランシーバという物が殆どだという事です。勿論、高級機の値段はかなり高価ですが、50MHz帯も入っているとなると割安感があると思います。逆に、50MHz帯のみのトランシーバなど、V/UHF帯のオールモードの機種は売られていないようです。こうした、短波帯のオールモード機以外は、V/UHF帯はFMのトランシーバという感じになっているようです。
取りあえず、今回手に入れた中国製のUV-5Rという機種は、144MHzと430MHz帯のデュアルバンドトランシーバーなので、まずはこの周波数帯を聞いています。
アメリカのバンドプラン
アメリカのバンドプランは、日本よりは広いバンドになっていて、144MHzから148MHzの4MHzと420MHzから450MHzとなっています。ところが、よくよく調べてみると、北カリフォルニアで使われているバンドプランを見ると、FMのSimplexで使えるチャネルは、144MHz帯で26チャネル、430MHz帯は僅か3チャネルだけになっています。これらが、FMで直接更新するための周波数です。これはこれらの周波数帯が殆どリピーター経由の更新に使われているためのようです。実際、これらのバンドを聞いていて、Simplexのチャネルでの更新は未だ聞いた事がありません。私がアマチュア無線を余りやらなくなった頃と前後して、リピーターが使われだしたのでその辺は大きな違いだといえます。日本は少し事情が違う様ですが、アメリカはこの周波数帯は基本的にリピーター経由という事のようです。
さらに、アメリカでは一番したの資格のテクニシャンの場合、一部の電信を除けば、基本的に28MHz以上しか使えないので、もっと144MHz帯や430MHz帯で多くの局が交信していると思いきや、これらのバンドは静かな物で、平日の夜や週末の昼間でも数える程しか聞く事はありません。まだ短波帯は聞いていないのでどのような状況下はわかりませんが、少なくても144MHz・430MHzのFMは、余り多くの局がいるわけではなさそうです。統計上は資格保持者の半分以上がテクニシャンで基本的に短波帯は使えないわけなので、その人たちがどこにいるのかちょっと不思議です。
というわけで、折角トランシーバーを手に入れたわけですが、アクティブにいろいろな人と交信というわけにはいかないようです。やはり、短波帯に行かないと、私が考えているような、いろいろな人との交信はちょっと難しい様です。アンテナの設置を含めて、すぐに短波帯に行く事は難しい現状なので暫くは、144MHz帯と430MHz帯のFMで楽しみ方を模索しようと思います。
取りあえずは、ハイキングなどに行ったときに息子との連絡に使うには問題なさそうです。それ以外は、近所のアマチュア無線クラブなども調べて見ようかと思っています。
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