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秋の気配 ~ ファインダーを通して見る近所の風景

公園にはススキが。。。

久々にカメラを持って。。。

夏休みが終わって、このシーズン、子供たちのサッカーの試合やロボティクスのトーナメントの準備で週末は終わってしまい、最近は余りカメラを持って出歩いている時間が取れないでいました。
今朝は久々にカメラを持って娘の学校に歩いて行きました。

毎日歩いているコースですが。。。

さて、家から小学校の往復約2km~3km、ゆっくり歩いて往復して30~40分ですが、カメラを持って歩くと、不思議な事にいつも見逃している景色ですが、いろいろ発見があるものです。

San Francisco近郊のこのエリアですが、日中はまだまだ30度を超える日が繰り返しやってきて、余り「秋」という感じはしないのですが、いつも歩いているコースをよく見てみればススキがあったり、雲の形がというか雲が秋空になっていたりで、季節が変わっていくのを改めて実感することができました。

もうこの辺に住むようになって十数年経ちますが、あまり季節感というものが日本に比べると少ない気がします。一応四季はあるように思うのですが、感覚的には乾季と雨季という感じで、夏は乾燥しているので、近所の丘陵の草木が枯れて茶色の殺風景な景色で、雨季と乾季の境目に辛うじて秋と春がある感じです。それでも、気を付けて周りを見てみると季節の変わり目を感じらえるものだなぁと改めて実感しました。

大きなススキの仲間(?)と秋空

カメラの不思議!

さて、前置きが長くなりましたが、カメラとは不思議なものです。カメラを持って歩くのは久しぶりなのですが、携帯(スマートフォン)は毎日持って歩いています。最近は携帯のカメラの性能も上がってきて、カメラは不要という声も多々耳にしますが、私の場合余り携帯のカメラで写真を撮ることはありません。どちらかというと、写真を撮るというよりは、メモ代わり、記録の為に撮ったりはしますが、意外に使わない方だと思っています。

確かに、一眼のカメラで撮った写真は携帯に比べれば明らかに綺麗に取れますし、これは比べる術もありません。それでも、普通のスナップ写真はすでに携帯で十分だと私も思います。でも、あくまで個人的な「感覚」ですが、カメラのファインダーを通してみる景色は不思議な物があると思います。昨今は、カメラもファインダーがなく背面の液晶を見て写真を撮るスタイルが一般的になったと思いますが、個人的にはこのファインダーを通して見える景色は違うものだと思います。

何が違うかというと、ファインダーを通した景色は「選ばれた景色」だと思うのです。つまり、目で見える景色の中で、意図的に切り取った景色で、そこには意図的な「フォーカス」があるのだと思います。背面の液晶だとまだ、周りの景色が目に入ってきますが、ファインダーの場合選んだ景色だけが視野に入るわけです。これが不思議な世界だと思うわけです。

 これは上の写真と同じススキです

同じものでも、角度や切り取り方を変えると印象が大きくかわります。たとえば上の2枚のススキの写真ですが全く同じものを違う角度から撮っています。だいぶ印象が変わりませんか?

これは、上の大きなススキと小さなススキを一緒に撮って見ました

さらに、空を入れたり入れなかったりで、印象が変わるのがお分かり頂けたのでしょうか?

今日は、カメラを持って、周りの景色をファインダーを通して覗いてきたわけです。いつも見ているはずの景色ですが何故か多くの発見がありました。ごく日常の風景なので、素晴らしい写真が撮れたというわけではありませんが、景色の変化をより実感する事ができました。

ちょっとした、変化ですが、「意識して見る」というのが、大事な事ではないかと改めて気づきました。いつもは「無意識」に見ている風景が違って見えてくるのを、改めて実感させられました。

たまには、カメラを持ってお散歩もいいものです。まだまだ、暑い日がありますが、確実に季節は秋から冬へと変わっているようです!

 まだ花もありました。。。




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