先日のLSDトレーニング 今日はLSD(Long Slow Distance)について書きたいと思います。 よく、長距離走のトレーニングなどで、強度の強いトレーニングと併用されますが、このトレーニングは登山でも有効だと思うので紹介しておきます。 簡単に言えば、ゆっくりした一定のペースで長距離、長時間継続して運動を続けるトレーニング方法です。トレーニングの効果については、インターネットなどで調べてみると、結構賛否両論という感じです。ただ、トレーニングを継続してある程度のレベルに達した人に関しては、いろいろ疑問を挟む余地があるというのが、一般論であるように思います。 個人的には、ランニングの初心者、登山の初心者には効果があるトレーニングの一つだと思います。 強い負荷のトレーニングの問題 先日紹介した、インターバルなどのトレーニングは、高負荷時の運動強度にもよりますが、一般的に体に対する負荷が大きいといえます。ここで、問題なのは普段トレーニングをしていない状態でこうした、高負荷のトレーニングをすると、体ができていないために、故障(怪我)をする可能性が高まるという事です。 そうなると、どのように体を作っていくかとう事になりますが、その一つの方法としてLSDは効果的ではないかと思われるわけです。本来は、ゆっくりと「走る」とされていて、出来れば立ち止まらずに走り続けるのが良いと説明している文献が多いように思います。 マラソンなどのトレーニングを考えた場合このような方法の方が良いのかもしれませんが、登山を考えた場合は「長時間歩く」のもありだと思います。 そもそも、一般の登山ハイキングでは普通「走る」事はしないわけなので、大事なのは「歩き続ける」ための体力になるわけです。 ペースを考える さて、走るか、歩くか各個人の体力とか、それまでのトレーニングの内容にもよりますが、ここでも大事なのは、実はペースより「心拍数」だと思います。 よく文献に書かれているLSDの心拍数は最大心拍数の40~60%程度とされています。要はLT相当心拍数よりは充分低めという事だと私は考えています。ただ、何回もこのシリーズで書いていますが、最大心拍数自体、普段からいろいろな強度でのトレーニングをしてデータを集めていないとなかなか把握する事自体難しく、例の計算式(
カリフォルニアを中心にアメリカの自然を満喫しています。 その中から、週末のアウトドアアクティビティを紹介しています。