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10月, 2014の投稿を表示しています

最近の週末 ~子供のイベント続きで大忙しです。。。

娘とパン作りのこの週末でした りんごジュースパン 10月に入ってもSan Francisco Bay Areaは日中は暑い日が続いていますが、朝夕は肌寒くなって少しは涼しくなってきたようです。本来なら、絶好のハイキング日和という事で近所のトレールに繰り出したいところですが、今年は週末は大忙しで出かける時間がなかなかとれません。 土曜日は、娘のサッカーの試合に加えて、日本語の補習校があって、その間に息子がこの秋取り組んでいるロボティックスのトーナメントの準備で金曜から日曜は毎日、夕方遅くまで集まりがあって、外出している時間が取れない状況になっています。アウトドア好きの私としては少しストレスがたまってきている今日この頃です。 そんなわけで、日曜日の今日は娘は何もなく暇をもてあましていたので、娘とパン作りをしました。 これは、最近取り組んでいるビール酵母パン作りの練習でもあります。普通にパンが焼けなければ、ビール酵母でも旨く行かないということで、ビール酵母がない醸造の谷間は普通のドライイーストを使ってパンを作る練習をしています。 今日は、砂糖の変わりにりんごジュースと、ジャムを使ったパンを作ってみました。レシピはオリジナルではなく、パンのレシピ本に基づいているので、ここでは公開できませんがなかなか美味しいです。娘もこの数週間ほぼ毎週のように作っているのでだんだんなれてきて、分量の軽量などの作業は殆ど手を出さずにできるようになりました。  来週末は、現在醸造中のビールを瓶詰めする予定なので、ビール酵母が出ます。そんなわけで、ビール酵母パンの続編に取り組む予定です。 怪我をしたり、子供の行事に追われると、インドアになりがちですが、もう少しで落ち着くと思うので、何とか外に繰り出したいものです。

ビール酵母のパン(2) ~もう一つのプロジェクト

今日のビール酵母パン 再実験! 何とか、パンらしく作れる様になったので、今日は分量を量りながら再実験をしました。レシピの確立を目指します。まだ、再調整は必要だと思いますが、取りあえずは今日の分量、プロセスをご覧ください。 まずは種作りです まずは、冷蔵庫で1週間ほど保存したビール酵母を再活性化させて増やす作業です。余り長く、保存すると酵母自体が死滅してしまうので、なるべく早く使う方が旨く行くようです。今回は1週間冷蔵庫で保管しているので酵母と上澄みのビールが分離しています。  瓶に保存したビール酵母 上澄みは炭酸の入っていないビールです。 これで、上澄み部分を捨てて下の酵母の部分だけを清潔な容器に移します。容器はビール作りの時と同じように、ヨウ素系の液で滅菌しています。これに砂糖と、小麦粉を大さじ2杯位入れて、かき混ぜた容器を、湯煎して、40度弱にして3~4時間かけて、酵母を再活性化させて種にします。 水分を含んだ酵母の量: 約90グラム 砂糖(三温糖): 大さじ2 小麦粉:     大さじ2  数時間すると泡が盛んに出るようになって、酵母が増えて元気になったのがわかります。 活性化したビール酵母 さて、パンのレシピは、 強力粉:          300g 塩:             3g 砂糖:            15g バター:           20g 卵:             1個 くるみ (ピーカンナッツ) 30g 今回、イーストに半カップ程度の水分があるので、水分は加えませんでした。  手順は、塩と砂糖をボールに入れて、活性化させたイーストの種を混ぜて、泡が盛んに出るのを確認した後で、溶き卵を加えて、強力粉をふるって加えて混ぜ合わせます。まずは、水分を粉に含ませて満遍なく湿らせて、その後、べたつく粉をこね合せて、まとまってきたら、軽く加熱して、ドウに練りこみ、最後にナッツを砕いたものを加えて根気よく伸ばして、こね合わせます。 (この辺は詳しくはパンの作り方を見てください) ドウが出来上がったら、油を塗ったボールに入れて1次発酵させます。 湯銭しながら1次発酵中 一次発酵は、通常のイースト使用時より若干

ビール酵母のパン(1) ~もう一つのプロジェクト

ビール酵母で作ったパン もう一つのプロジェクト 最近ビールを作り始めた事は何回か書いていますが、実はもう一つのプロジェクトが進行中です。 ビールを作っていると、一次発酵が終わった後、瓶詰めをするわけですが、その際ビールの澱がビンに入らないように上澄みだけを使います。 ところが、発酵タンクに沈殿した澱の殆どが、まだ生きている酵母(イースト)です。ビール作りのインターネットの記事を見ていると、これの利用の仕方が幾つか書かれていて結構な人たちがパンを作ったり、野菜を漬けたりするのに使っているようです。工業的には、これでサプリメントを作って市販しているなどいろいろ書かれています。 そこで、やっぱり考えてみたのが、私もパンを作ってみようという事でした。パンのレシピを見ていると、一般的なドライイーストの他に、天然酵母パンなどを使ったパンは美味しいなどと書かれているのをみると、ビール酵母で作るパンも美味しそうな感じを受けますし、確かに捨ててしまうのは勿体ないという気もします。 既に何回かはトライしてみました そんなわけで、一次発酵の後の折を瓶に保存して、これでパンを作る試みを何回かしてみました。とは言ったものの最後にパンを焼いたのは十数年前、それ以来自分でパンを焼いたことはありませんでした。 何とか古いレシピを取り出して、パン作りの実験を開始したのでした。 最初は。。。。 最初は、澱を取ってすぐにパン作りに挑戦してみました。かなりの量のイーストがあるので、それを使ってそのまま、パンにしてみました。まあ、久しぶりに作ったにしてはそこそこ出来たと思いますが、ちょっと美味しいと言うには程遠い感じで、何とかパンになったというのが正直なところでした。 最初のビール酵母パン 問題は幾つかあって、まず酵母の発酵の力が弱く、発酵にかかる時間が余計にかかったにも関わらず十分膨らまなかったので若干固めのパンになってしまった事と、タンクに残った澱をそのまま使ったので、ビールが水分としてかなり含まれていたので普通のパンよりは苦みの強い味になってしまったことでした。それ以外は、まあよく出来たかなという感じで、まだまだ改善の余地を残したまま終わりました。 2回目は。。。  1回目の反省を元に、このバッチは、澱を瓶に入れて冷蔵庫で保存した後に充分ビ

ビール醸造 

3種類の自家製ビール! 楽しいビール醸造! この夏ビールの醸造を始めて数ヶ月がたちました、何種類かのビールを作ってすっかりはまっています。香り、味共に申し分なく、今までは缶ビールを24本買えば1年はもっていたのが嘘の様にビールの消費量が増えました。 ビール作りのプロセス 最近また、ビールを作ったのでそのプロセスを紹介します。 今回は、Hoppy Pale Aleを作ってみました。ホップの苦みと香りが何とも言えないビールです。 材料は、モルトの抽出液、クリスタルモルト、ホップ、ドライイーストです。 まず最初に、メッシュ上の袋にクリスタルモルトを入れて水から煮出します。このクリスタルモルトはモルトを焙煎したもので、焙煎の温度によって色の濃さや風味が違ってくるようです。今回は、これをお湯の温度が180F(約摂氏82度)になるまで煮出して取り出します。  煮込み開始時、水でもある程度色がすぐにつきます 煮込むうちに、色が濃くなってきます。取り出した後、一旦沸騰させてモルトの抽出液を加えてさらに煮込みます。  モルト抽出液を入れて煮込んでいるとところ このあたりの色はビールの色からは想像できない位濁ってどろどろした感じです。 再び煮立ったら、苦み付け用のホップを入れて煮込みます。 ホップを投入したところ、香りが漂ってきます。 煮込むこと55分、煮込み終了5分前に香り付け用のホップを入れて煮込んで火を止めます。今回のレシピでは煮込みが終了したあとさらに香り付けのホップをいれて20~30分置いて香りをさらにつけます。その後、冷却します。  冷却中 だいたい室温近くまで下がったら、タンクに移して、ホップなどを沈殿させます。  タンクで沈殿させます 待つこと3時間、沈殿を残して上澄みを発酵用のタンクに移します。  ホースを使って発酵用のタンクに移しているところ その間、ドライイーストを水に浸しておきます。  イースト水に浸します イーストによってビールの味が変わるようですが、まずはドライイーストでビールの味を比べてみて将来的には生イーストを使ってみようと思っています。ビールの移し替えが終わったらイーストを入れて容器を密閉して、エアーロックを装着して発酵

ビールのグラス

最新作IPA! ビール作りを始めて数ヶ月 今年に入って、ビールの醸造を始めて既に何種類かのビールを作りました。前にも書きましたがきっかけは以前のご近所さんが作ったビールを頂いた事でしたが、自分で作ったビールはとても美味しいです! 特に自分でレシピを調整しているわけでなく、近くの ビールサプライショップ(HopTech) の既存のキットをそのまま忠実に作っているだけなんですが、今まで作ったビールは全て美味しく出来上がっています。このキットはお勧めです。 特に、ホップの香りと苦みが際立って、最近は一般の市販のビールを買っていません。 日本では、厳密にはアルコール度数が1%を越えるお酒を造ると法律に触れるようですが、現在の居住国のアメリカ/カリフォルニア州では一般的にビールを自前で作って楽しむのは普通の事のようです。いつも、お店に行くと、ビールの材料を求める人がたくさんいます。 ビールのグラス  以前からビールは好きでいろいろな種類を飲んでいましたが、余りグラスとかにこだわりはなく、缶からそのままや、小さなボトルならばラッパ飲みも普通でしたが、最近自分で作るようになってグラスについで飲むようになりました。その方が、ビールの色や、香りも楽しめて旨さ倍増になるのが大きな理由です。 以前は、水も、ジュースも同じグラスで飲んでいましたが、色や香りを楽しもうと思うと普通のグラスは今一つでした。 以前よく使っていたグラス これは、デザイン上グラスの周りに凹凸があって、余り良く透き通る色を楽しめません。それで、暫くはワイングラスについで飲んでいました。これは、色や香りを楽しむには良いのですが、ちょっと小さいのでビールを入れるにはちょっと量が少ないのが難点でした。テイスティングにはいいのかもしれませんが、普通に飲むにはちょっと物足りない感じでした。  ワイングラス 美味しそうに見えるのですがちょっと小さい!  そんなわけで、少し大きめのグラスをビール用に買いました。これだと、そこそこの量を入れられて、表面もシンプルなガラスで色も良く見えますし、香りも楽しめます。これでビールの美味しさも倍増した感があります。  美味しそうに見えます!   それにしても、自分で作り始めると、グラスも気になるものです。料理を始めると

Mt. Whitney 2014 ~ 総括編

ビジターセンターからのMt.Whitney 今年のまとめです。 特に大きな変更はありませんが、今年はバックパックにつけるパーミットのタグが導入されました。ここ数年タグはなかったのですが、レンジャーがチェックするのが容易になるようにバックパックにつけるようにしたようです。 こんなタグが発行されました。 そして、二日目の下山中にレンジャーとすれ違って、パーミットをチェックされました。何回かMt. Whitneyに行っていますが、今回が初めてでした。 何点か気づいた事です。。 。 キャンプサイトの水の確保は取り合えず問題ありませんでしたが、水場の池はかなり後退していて、例年より小さくなっていました。 途中の道でも、沢の水量はかなり少なくて、枯れている枝沢もかなりありました。Outpost Camp手前の湿原状の場所は、水不足かかなり干上がって、緑でなく、茶色になっていました。 Trail Campから上は、スイッチバックの下部は例年結構水が流れていたと思いますが、今年は皆無でした。上部は例年と余り変わらずでした。 この時期(9月中旬)に登るのは初めてでしたが、許可のピックアップは9時時点でかなりの人が待っていて、約1時間を要しました。8時の開館時に行けば、順番は抽選だと思いますが、時間には余裕を見た方が無難です。急ぐ場合は、事前に電話をして、ナイトボックスからのピックアップの方が待ち時間は少なくて済むと思われます。特に日帰りの予定を組む場合、前日のピックアップかナイトボックスが無難なようです。  キャンプの場合は、お昼前にトレールヘッドを出発できれば、この時期ならば暗くなる前に、Trail Campには着けると思われるので当日のピックアップでも朝早く行けば大丈夫だと思います。 ペースの管理 今回は、前回と同じようにランニング用の心拍計付のGPSウォッチを使って、心拍数を見ながら登りました。普段のランニングのデーターから、心拍数が極端に上がり過ぎない様に登ったらやはりかなり楽に登る事ができました。ペースだと、高度が上がって来ると心拍数が高くなりすぎてバテの原因と言うか、高山病の症状を引き起こしてしまうので、普段から自分の心拍数を把握しておいて、ペース配分に役立てると、自分に合ったペースを見つけられると思います。

皆既月食 今年は2回目です!

ほぼ皆既状態の月 (2014年10月8日午前3時24分頃) Mt. Whitneyのことを書いている途中ですが、昨晩は今年2回目の皆既月食がアメリカ西海岸でも観測できたのでそのレポートです。 2回目の皆既月食 前回は、4月中旬にもう少し観測しやすい時間にありましたが、生憎の雲の多い天気だったため、雲の切れ間からの観測でした。そんなわけで綺麗な写真も撮れず仕舞いでした。 今回は、月食は午前2時頃から始まって、皆既状態になるのが午前3時半位で皆既状態が約1時間余り続くと言う条件でした。深夜遅くの天体ショーということで、先に寝てから早起きをするか、夜更かしをするのか迷いましたが、結局いろいろやることがあって、夜更かしとなりました。 良い天気に恵まれて! 今回は、雲が殆どない良い天気で時間も深夜で月の位置も高く、時間帯を除けば観測をしやすい月食でした。午前2時過ぎから月が欠け始めたのがわかる程度になり、その後約1時間半かけて皆既状態になりました。その間何回か写真に収めながらの観測でした。 さすがに、終わりまでの観測は体が持たないのであきらめて、皆既状態まで見て眠りにつきました。 撮影した写真をスライドショーにしてみたので、宜しければごらんください!  皆既月食のスライドショー  今年は今月下旬に部分日食も観測できます。昨年末からの彗星に始まって、2回の皆既月食と部分日食もあり、今年は天体ショーの当たり年です。 次回は、Mt.Whitneyの総括編をアップしますのでお楽しみに!

Mt.Whitney ~ 頂上へ!

頂上から北西方面 頂上を目指して! 二日目は、山頂まで登って戻ってきて、そのまま下山が予定でした。帰りのドライブの時間も考慮して午前2時半に起床、準備をして3時半位にTrail Campを後にしました。満月に近い月で、空は明るめでしたが、それでも降り注ぐような満点の星を見ることができました。  満点の星空 (ちょっとピントが甘いのですが。。。) 既に、登り始めているパーティが数パーティいるようで、トレールを見上げるとヘッドランプの軌跡が見えました。でも、先が長いのでゆっくりと、スイッチバックを登り始めました。このスイッチバック明るい時に登ると結構精神的に折れるのですが、暗いと何となく登れてしまいます。日の出前で気温が低いのも助けになります。日陰がないので、日が照りつける日中に登るとそれだけでバテテしまいます。 順調に高度を上げて、Trail Crest を少し過ぎたあたり空が白んできて夜が明けました。  夜明け! Trail Crestを越えて、頂上に続く主稜線をいきます。空の色が時刻々と変わる様子は何度見ても美しい光景で疲れを忘れさせてくれます。  View for Sequoia National Park 少し下ると、John Muir Trailとの分岐になります。John Muir側からも登ってくるパーティが幾つかあるようでヘッドライトが動いているのが見えました。早くも頂上に達したパーティが見えましたが、われわれはまだまだ先が長いので無理をせずにゆっくり登りました。 西側を回り込むトレール 時折東側の切り立った様子を覗き込める場所があって、いつかはこちらから登ってみたいなと思いつつ、トレールを辿りました。 東側の切り立った地形 頂上の小屋が見え始めますが先は長く、最後に左側に大きくトラバースをして頂上の最後の斜面に出ます。ここは8月に登った時は残雪を横切った場所ですが、9月で雪の少なかった先の冬のためか全く雪もなく夏道をトラーバースしました。最後の斜面は傾斜が落ちて、少し楽になるので、気合を入れて登りきって頂上へ。先行のパーティが頂上の小屋の前で記帳してるのを横目に頂上に行って撮影大会をしました。  だだ広い頂上。小屋もあります 先行パーティが小屋