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(tr)uSDX HFトランシーバー

  久々の投稿です。 名刺サイズのHFトランシーバー 最近、(tr)uSDXと呼ばれている名刺サイズ台のHFトランシーバーを入手しました。 数年前から話題になっていましたが、COVID19も落ち着いてまた、ハイキングや登山活動を本格化しようと考えていて、その一環で、無線機を山に持っていて運用してみようということで、携帯型のトランシーバーを検討していました。 当初は、ICOMのIC-705あたりを考えていましたが、何分の品薄で価格も結構高いので購入を躊躇っていたのですが、まずは、この小型、低価格のこれを試してみようということにしました。今回は、完成品のローバンドモデル(160m / 80m / 40m / 30m / 20m)のバージョンを手に入れましたが、サイクル25で短波帯の高い周波数のコンディションも良くなっているので、ハイバンドバージョンも試してみる予定です。 第一印象は? よくできています! まずは、20m(14MHz帯)と40m(7MHz帯)で運用してみましたが十分に実用になります。携帯型の短縮アンテナで、USB電源のみで運用してみました。USB電源のみの場合には、約0.5Wの出力との事ですが、実際には1W強出ているようです。CWやFT8ならば、国外も含めて問題なく利用できます。 SSBはまだ試していませんが、13.8Vの外部電源を繋げば5W前後の出力が得られるとの事ですので、十分かと思います。特に山頂などのロケーションの良い場所に行けば長距離のQSOも可能かと思います。SSBの方は後日、実際に運用した上で改めてレポートしたいと思います。 最新版のファームウエア 入手した無線機はすでに最新版のファームウエアが実装されていました。(v2.00t) 従来は、CW/SSB/AM/FM対応でしたが、このバージョンでは、AMとFMはサポートされなくなっています。実際は、AMとFMで運用するケースは殆んど考えられないので大きな問題ではありません。その分追加機能として、バンドスコープまで実装されていました。 意外とそうした付加機能は充実していて、CWのデコーダも実装されています。 これのおかげで屋外でのCW運用もかなり手軽にできるので便利です。 一つ苦戦したのが、無線機のCATコントロールをする際のデータレートが、115200bpsに変更されていて、インターネットの少し
最近の投稿

Mt. Whitneyハイキング中のGPSのデータの解析結果

 以前の投稿を再構成してお届けしています! Mt. Whitneyハイキング中のGPSのデータの解析結果 Mt. Whitneyを上るのに一番一般的なルートMt. Whitney Trailを2018年に歩いた時の記録を詳しく見た結果を記事にしています。 第一日目は、Mt. Whitneyの登山口であるWhintney Portalからトレールキャンプまでの約10㎞強の行程です。 登山口のWhitney Portalの標高は2550mで、トレールキャンプの標高はおよそ3600mです。 この日の、行動時間の合計は271分(4時間31分)でした。そのうち休憩時間は14.2分です。 過去のこの区間の所要時間を比べてみると以下の表のようになっています 所要時間(分) 休憩時間(分) 備考 2011 264 56 特にペースを管理せず 2014 276 65 2015 266 64 心拍数によるペース管理 2016 310 81 心拍数によるペース管理 2018 271 14 心拍数によるペース管理 所要時間に大差はありません 実際に各年のこの行程の所要時間を見てみると余り大きな違いはありません。 概ね4時間半から5時間強の範囲内におさまっています。 大きく違うのは、実際の 感覚 です。この中で、2011年は非常に疲れたという印象が強く、トレールキャンプ到着時はかなりばてていました。一方で、2018年は楽に登れたという感覚です。年齢とともに体力が落ちていることを考えると意外な結果です。 違いはペース配分! 2011年に登った時は特にペース管理をしていませんでした。 感覚に頼ったペースで前半は快調に歩けましたが、後半アウトポストキャンプ(標高約3000m)を過ぎたあたりから、大幅にペースが落ちてトレールキャンプ到着前にはかなりばてた状態で到着した感じでした。 一方で2018年は、歩き初めに心拍数が高くなってしまいました。感覚的にはまだ余裕があったのですが、心拍数が上がった時点でペースを落として意識的に心拍数を抑えるように行動しました。その結果、感覚的にはとても楽に登ることができました。相当ゆっくりあるいている感覚でしたが、実際の所要時間は決して遅いわけではなく、休憩時間も14分ほどでした。 心拍数の推移は以下のような感じでした。歩き始めてすぐに、心拍数が毎分150回を超えてしま

Mt. Whitneyハイキング中の心拍数

Mt. Whitneyハイキング中の心拍数 (以前の投稿を再構成して投稿しています!) Mt.Whitneyはカリフォルニア州の最高峰です。標高は4421mになります。今回紹介するデータは、1泊2日のハイキングで、登頂の前日は富士山頂の標高に近い標高のトレールキャンプ(約3600m)に泊まった場合のデータです。2日目はトレールキャンプから山頂を往復してそのまま下山して車で帰宅しています。 一日目の心拍数 一日目の行動は、早朝に起床して車でLone Pineのビジターセンターで登山許可をピックアップして登山口のWhitney Portal(標高2550m)からトレールキャンプまで移動して、寝るまでが記録されています。 午前3時40分起床:睡眠時の心拍数は概ね毎分55回から65回程度です。 ドライブ中:毎分80回程度 ビジターセンターから登山口のWhitney Portalに移動:心拍数が毎分90回程度の上昇 Whitney Portalでの準備中:毎分100~110回に上昇 ハイキング中は、歩き始めてすぐに毎分150回前後まで情報、休憩で腰を下ろしても心拍数は毎分120回前後までしか回復していません。 行動を終えてテント内に入って落ち着いた状態では毎分110回前後で、水を汲むために移動すると毎分150回近くまで上がっています。 途中充電のため、Garminの時計を少し外しているのでデータが途切れています。 テント内では毎分100回程度から徐々に下がって毎分80回程度で落ち着いています。起床直前では毎分70回位まで下がっています。 二日目の心拍数 二日目の行動は、トレールキャンプを早朝に出発して、Mt.Whitneyの山頂を往復後に、そのまま下山して、車で自宅に帰宅しています。心拍数のデータは起床前から、帰宅後に寝るまでが記録されています。 起床直後は心拍数が毎分70回前後でした。 起床後朝食の準備で心拍数が、毎分90回程度まで上昇 山頂の往復は、行動中の心拍数を毎分140回以下に抑えるように意識して行動しているので、毎分135回から145回で推移しています。 下りは少し低めで毎分120回程度でした。途中小さなのぼり返しがありますがその部分では毎分130回を超える程度でした。 下山後のドライブでは行より高めの毎分100回前後で、徐々に低下しています。帰宅時の心拍数が毎分

登山で心拍数を使うために日常の心拍数をチェックしよう!

  登山で心拍数を使うために日常の心拍数をチェックしよう! 心拍数を計測可能なスマートウォッチは利用価値の高いデバイスです。 登山中の歩行ペースを調節するのはとても魅力的ですが、そのためには普段の生活であなたの心拍数がどのようになっているかを知る事がとても大切です。 そのためにもスマートウォッチが活躍します! まずは安静時の心拍数! まずは、安静時の心拍数を知る事から始めてみてください。 アップルウォッチなどはほぼ毎日充電する必要が多いので、夜寝ている時に充電される方も多いと思います。 普段はそれで問題ありませんが、時々(週に1回位)は、夜寝ている時の心拍数もモニターしてみるといろいろな事が分かります。 その中でも一番簡単で知っていると役に立つのが安静時の心拍数です。 あなたの最低心拍数に近いのがこの安静時の心拍数で通常は睡眠中の心拍数になります。今までは、朝起きた時の脈拍を測って安静時の心拍数とする場合が多かったのですが、睡眠中の心拍数をスマートウォッチで知る事が出来るようになったので特に意識しなくても安静時の心拍数が分かるようになりました。 睡眠中の高い心拍数は要注意 私自身も数年前に分かった事ですが、睡眠時無呼吸症候群という症状があります。昼間猛烈に眠くなるとか朝起きた時にだるいなどの症状が頻繁にある場合疑った方がよい事の一つです。 睡眠中の心拍数が時々とても高くなったりする場合はそのサインの場合もあるので医師に診断を受けた方が良いかと思ます。 最近のスマートウォッチは、SPO2値も測れるものも多くなったので、SPO2値も調べると、こうした睡眠時無呼吸症候群の発見に役立つ可能性もあるので、時々睡眠中の心拍数やSPO2値を見る事をお勧めします。 日常の生活での心拍数の最高値は幾つ? これは運動する人と、運動をしない人で大きく変わってきます。 走ったりする運動をする場合は、ペースによりますが、最大心拍数に近い値まで行く事もあります。運動と言ってもウォーキングなどの場合は心拍数もそれほど上がらず、最大心拍数の50~60%という場合もあります。 デスクワークが多く座った時間が長い人は、比較的低い心拍数の時間が多く、通勤などで歩いたり移動したりする場合に高くなる以外は低いという方も多いかと思います。 そんな中で、普段の生活の心拍数の一番高い数値は幾つか、スマートウォッチ

登山中の心拍数データモニターに最適なデバイスは?

  登山中の心拍数データモニターに最適なデバイスは? スマートウォッチを利用すれば、登山中の心拍数を簡単に知る事ができます。心拍数を把握することで、登山中の歩行ペースを調整してバテにくいペースで行動する事が容易になります。 では、どんなスマートウォッチを選んだら良いか気になるところです。 人気のApple Watchは? Apple Watchはスマートウォッチの代名詞のようになりつつあります。世代を重ねる度に機能を追加したり改善していて、完成度も高くなってきました。 初期のモデルはバッテリーの駆動時間も短めでしたが最新のモデルでは改善されています。 アップルのサイトを見ると、GPSを使用した場合のバッテリの駆動時間はは約7時間(LTEを使用しない場合)になっています。 この駆動時間であれば、登山にも十分活用可能です。特に日帰りの登山の場合は概ね問題はないかと思います。しかし、行動時間が6時間を超えるような登山をする場合には少し考えた方がよさそうです。 とくに、時計としても活用するとなると、行動中のバッテリー切れは余り良い事ではありません。 宿泊の登山の場合、宿泊地(キャンプ地)で充電する手段も必要です。充電の為のバッテリーパック(パワーバンク)やソーラーパネルの利用が必要になります。 アップルウォッチ利用の場合、心拍数のみでGPSは切って使うという選択肢も場合によっては検討する必要があります。 ガーミンのデバイスは長時間駆動可能! 余り他のメーカは実際にデバイスを使った経験がないので余り詳しい事は書けません。しかし、ガーミンのデバイスはこの10年間で3種類使っています。基本的にガーミンのデバイスの方が、GPS利用時のバッテリー駆動時間は長くなっています。 以下はアメリカのモデル名(日本のモデル名は若干違います)での比較表です。 Garmin fenx6Pro Garmin Forerunner745s Garmin Forerunner245s Garmin Forerunner45s Apple Watch Battery life (GPS) 36時間 16時間 24時間 13時間 7時間 価格(ドル) $699~ $499.99 $299.99 $199.99 $199~ 日本モデル(円) fenix6 Pro Dual Power 140,000 Fore

登山中の心拍数データ以外にGPSのデータは必要?

  登山中の心拍数データ以外にGPSのデータは必要? 登山中の心拍数のデータがモニタできると歩くペースの調整に役立てる事ができます。そうした目的でスマートウォッチを購入される方もいらっしゃると思います。 ところで、スマートウォッチを購入する際にGPSの機能が必要か迷う方も多いかと思います。今日はGPS機能の必要性について考えてみました! 結論から言えば「GPS機能はあった方がよい!」 最初に結論から書いてしまえば、GPS機能はあった方が良いという結論です。理由は簡単で、最近はGPS付きの物でも値段はそれほど高くはないからです。 大体、2万円前後でGPS機能と心拍計付きのスマートウォッチが手に入ります。殆どのスマートウォッチもGPS機能は今や標準機能です。折角スマートウォッチを導入するならば、GPS機能付きの物の方が長く使う事ができるかと思います。 ちなみに、GPS機能のないものは最近は少なくなっていますが、いわゆる「活動量計」で、歩数や心拍数のモニタが出来る時計型のデバイスです。このデバイスでも多くの物は1万円以上するので、価格差は余りなくなっています。 GPS機能があった方が良い理由 歩いたコースの記録が残せる これは、もともとGPS機器を登山で利用する際の利用法の最も多い物の一つです。一つには、地図情報と一緒に現在位置の確認に使うという物がありますが、もう一つは記録に残すという使い方です。 地図情報の表示できるものは価格も高くなりますが、登山中に使う物としてはとても便利です。ただし、歩いたコースの記録だけならばもう少し安価なデバイスでも対応可能です。 実際に歩いたコースと時間が記録できるのは便利です。 登山のペースを後から振り返る事ができる これが一番の理由です。心拍数で歩くペースを調整する事自体はリアルタイムで登山中の心拍数が分かれば簡単に実行できます。 しかし、その結果が上手くいったのかどうかは、その場で判断するのは難しくなります。結果的にバテてしまった場合は上手くいかなかったというのがわかります。それ以外の場合は判断が難しいのが現状です。 実際にWebサイトで データを解析するサービス を提供していますのでGPSのデータがある方は利用してみてください。 GPSのデータは、時間と場所が記録されるので、歩行ペース、休憩(止まっている時間)が分かります。こうする

登山に心拍数を利用するには最大心拍数がカギ!

  登山に心拍数を利用するには最大心拍数がカギ! 登山と心拍数のかかわり方についてはご理解頂いたかとおもいます。 登山で心拍数を利用する為に必要な事は2つあります。 登山中の心拍数をモニターできる ー スマートウォッチの導入 自分の心拍数を把握している この2点がカギです。 自分の心拍数についてご存じですか? 所が、ご自分の心拍数について理解している人はとても少ないのが現状です。そもそも、普通に生活をしていたら、時計に心拍数を測る機能がついていたとしても余りそれを頻繁に見たりする人は少ないからです。 ところが、マラソンや自転車などの競技(趣味でのレース参加も含めて)をやる人になると一気にその意識が高くなります。 トレーニングやレースの記録やデータを眺めては、記録を伸ばす事を考えているので、心拍数のデータにも結構よく目を通しているからです。 登山やハイキングをされる方でも、心拍数を利用するという意識は余りないと歩いたコースは見ても心拍数を見ない人は多い物です。 以前は心拍数を計測するには、胸にバンドをつけてモニターする必要があったので、登山中は使わない人も多かったと思います。数年前から時計そのもので、計測が出来るようになったので、登山中のデータも簡単に記録できるようになってきています。 まずは、そうしたデータを見て、自分の心拍数がどのような範囲なのかを知る事が利用する第一歩です。 最初に知るのが大事なのが最大心拍数です 心拍数ゾーンの計算の仕方の記事で触れていますが、最大心拍数は 最大心拍数(推定値)= 220 ー 年齢 で推定値を計算できます。 この式を見ればお分かりかと思いますが、最大心拍数は年齢と共に下がっていくという事になります。つまり、若いころのデータは余り宛にはならないという事です。 一応、この計算をすれば、最大心拍数を知らなくても心拍数ゾーンは計算できますし、目安になる登山中の心拍数の最大値も計算は可能です。 ところが、問題は普段どの程度まで心拍数を上げる「運動」をしているかは結構重要です。特に限界まで心拍数を上げる必要はなく、普段の生活や運動を通してどの程度の心拍数まで上げているかを知る事はとても重要です。 普段の「最大値」を超える心拍数は基本的に維持できない可能性が高いからです。特に高齢の方になるとその傾向は強くなると思います。 普段運動している人は