2019年8月28日
富士山が楽に登れる方法!
今日のトピックは「富士山が楽に登れる方法」です。日本一高い富士山は標高が3776mです。
この標高になると殆どの人に高山病の症状が出ます。
頭が痛くなったり、吐き気がしたり、眠くなったり
症状はいろいろです。
でも、富士山を楽に登れる方法があると言ったらあなたはどうしますか?
高山病
富士山を登るのに多くの人に起きる問題は「高山病」です。
この高山病の症状を少しでも軽くできれば、富士山はかなり楽に登れます。
楽にといっても、登山ですからそれなりの体力は必要です。
トレーニングも必要ですが、あなたの体力に合わせて上手くペースを管理できれば
意外にスムーズに登る事ができます。
高山病と言うのは低酸素化で通常の呼吸で必要な酸素を取り込めなくなることで
起きる症状の事です。よく高い所に行くと「酸素が薄くなる」と言いますが、
それによって引き起こされる症状です。
この記事の目的は高山病の説明ではないので、詳しい事は書きませんが
インターネットで検索すると詳しい説明が出てきます。
心拍数が目印に!
さて、先日から連載しているのは、GPSのトラッキングデータを解析して
登山やハイキングに役立つWebサービスを作る物です。
それと、今日の話は密接な関係があります。
実はこのサービスが実現すると多くの人が富士山を今までより楽に登れるようになります
その秘密が「心拍数」です!
ランニングをされる方はご存知だと思いますが、
心拍数は運動の強さ(運動強度)のとても良い指標になります。
ランニングの世界ではこれを基に、トレーニング内容を決めたり
レースのペースを考えたりします。
この考え方を登山やハイキングに応用しようという物です。
最近は、小型のGPS機器が普及して、腕時計型の物も簡単に手に入るようになりました。
ランナーはそうした機器を使って走った記録を残して利用しています。
富士山で起きる事!
さて、富士山を登っていると起きる事はどういうことかを簡単に説明しますね!
多くの人が登り始めるのは五合目ですが、登山コースによって実際の標高は異なります。
多くの人が利用する、吉田ルート(山梨川の富士スバルラインのルート)や、富士宮ルートの場合だいたい2300から2400mです。
高山病の症状が出る可能性のある標高ですが、このあたりだとはっきりした自覚症状がある人は少なく、多くの人が、普段の標高が低い山を歩く感覚で歩いてしまいます。
所が、いろいろなデータを見ると3000m前後から明らかに違いが現れますが、
自覚症状がないため普段と同じようなペースで歩くためオーバーペースになって
バテテしまうという事が富士山では起きています。
何が起きているか?
実は、3000m位の標高になると高山病の自覚症状は無くても、同じペースで歩いていても心拍数が通常の標高が低い山の登山やハイキングの時より高くなります。
つまり、「運動強度が高くなる」という事です。
歩いていても、普段街でジョギングをしたりするような運動強度になっています。
自覚症状が無いので当然と言えば当然ですよね!
そこで、登山やハイキングで心拍数を見ながら歩くペースを調整すれば
ばてにくくなるというわけです。
では、どのくらいの心拍数で歩けば良いかという事になりますよね!
そこでいろいろな登山のデータを解析して将来の登山やハイキングに役立てようというのがこのサービスを作る目的です。
GPSのデータには
- 時間
- 距離
- 標高
- 心拍数
のデータが含まれています。これをペース(速度)、心拍数が標高の変化でどのように変わって行くかを見て、適正なペースをみつけるという事が最終目標です。
従来のサービスにあまりないのが、この「標高」を一つの指標(パラメーター)にして
データの解析を行うと高山病との関係が分かってきます。
今回のサービスの最大の特徴は「標高」を一つの基準にして、データを解析する事です!
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