Pocket Packet (iPhone App)と中華トランシーバでできる!
前回の投稿はスマートフォンのアプリでデータを携帯のネットワークを介して送るものでした。これを調べていて、「PocketPacket」はTNC(Terminal Node Controller)としても使える事が分かって、安価なトランシーバーのBaoFengでも携帯のオーディオ出力を送れる事が分かりました。この方法を使えば、携帯の電波が届かない所でも、APRSの情報を送れる事になります。スマートフォンはGPSの機能と、パケットのオーディオを作るモデムとしての機能だけを使うだけで、データを送る必要はありません。
Pocket PacketとBaoFengの設定とケーブル接続
まず最初に、APRS-ISの接続を無効にします。スマートフォーンのアプリとしてはAPRS-ISサーバに携帯のネットワークを介して送るようになっているわけですが、これを無効にすると、このアプリケーションはAPRS-ISサーバーにデータを送らなくなります。従って、携帯のデータを無効にしても問題ありません。
APRS-IS 接続を無効にします
("Enabled" と "Transmit"をオフにします)
次に、"Audo Modem" と "PocketPacket" を有効にします。これで、位置情報などをオーディを信号に変えてくれます。
Audio Modemを有効にします
("Enabled" と "Transmit"を有効にします。緑のスイッチです)
これらが、アマチュア無線を介して無線機でデータを送るポイントです。最後に、iPhoneとトランシーバを接続するわけですが、インターネットの情報には、双方向のオーディオ出力とマイク入力をつなげるケーブルを手作りしたようです。
ただ、手元に余分なヘッドセットなどが無いため、コネクターが無いので取りあえずは普通のオーディをケーブル(3.5㎜のミニジャック)を使って、スマートフォンからトランシーバーの信号だけをつなげて実験してみました。その上で、トランシーバーのVOXを有効にします。
周波数は北米では144.390MHzを使っているのですが、日本では144.66MHzを使っている様です。(Wikipediaより)私の設定ではiPhoneのボリューム設定を最大にして、BaoFengのVOXは5に設定しました。この接続では、iPhoneの入力は接続されていないので何も設定をいじってはいません。従ってテストは、APRSのAX.25のパケットをちゃんと送れるかのテストという事になります。私のiPhoneは未だにiPhone5ですのでそのまま接続できますが、新しいiPhoneでは変換ケーブルが必要になります。
ただ、手元に余分なヘッドセットなどが無いため、コネクターが無いので取りあえずは普通のオーディをケーブル(3.5㎜のミニジャック)を使って、スマートフォンからトランシーバーの信号だけをつなげて実験してみました。その上で、トランシーバーのVOXを有効にします。
周波数は北米では144.390MHzを使っているのですが、日本では144.66MHzを使っている様です。(Wikipediaより)私の設定ではiPhoneのボリューム設定を最大にして、BaoFengのVOXは5に設定しました。この接続では、iPhoneの入力は接続されていないので何も設定をいじってはいません。従ってテストは、APRSのAX.25のパケットをちゃんと送れるかのテストという事になります。私のiPhoneは未だにiPhone5ですのでそのまま接続できますが、新しいiPhoneでは変換ケーブルが必要になります。
まずは、この設定で、実験は上手くいきました。自分のデータが、aprs.fiでみる事ができました。
トレースの例
iPhoneをTNCとして使って、携帯型のトランシーバー(VOX付き)でAPRSが実現できる事になります。PocketPacket自体はパケットの受信もできるはずなので、追々それも試してみようと思っていますのでこのネタはもう少し続きます。
これは、低価格でアマチュア無線経由APRSを実現できるので素晴らしいと思います。
(*)なおアメリカのアマチュア無線の免許制度は包括免許で自分の資格の範囲内であれば、こうした実験も問題ないのですが、日本の場合は変更届などが必要になるかと思います。モデムで生成したオーディを信号を普通のFM(電話)で送っているのですが、音声(電話)ではないと思うので、恐らく何らかの届け出が必要な様な気がします。日本で実験される際はその辺を良く調べてから行った方が良いように思います。
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