乳酸性閾値のペース(過去6ヶ月)
乳酸性閾値の心拍数(過去6ヶ月)
最大酸素摂取量(過去6ヶ月)
ガーミンの上位モデルの乳酸性閾値の推定機能
前回の投稿で最大酸素摂取量をトレーニングの進捗の評価に使う事を書きました。ガーミン社は殆どのランニング用のデバイスでこの機能をサポートしています。(アメリカ版でForerunner 35より上位モデル、日本では、ForeAthlete)私のfenix 3 HRも乳酸性閾値の推定機能がついています。
この推定値は、乳酸性閾値相当の心拍数とペースで示されます。これをどのように扱ってよいのか、余りデータが無かった為よく判らない感じでしたが、最近ようやく、データが揃ってきて、何とか扱い方が分かってきました。前回の投稿で触れていますが最近6ヶ月ほどのトレーニング状況は以下のようになっています。
- 4月:フルマラソンレベル2のトレーニングを終えて、体力的には充実
- 5月:4月終わりの故障で約4週間走るのを中止
- 6月:トレーニングを再開するも風邪のため約3週間中止
- 7月:2日1回でトレーニングを再開、最後の週は1週間休養
- 8月:フルマラソンレベル1を開始(週3回)
- 9月:体調優れず
9月に入って、この数日は体調を崩していますが、トレーニングは継続しています。そのため、余りタイムは良くなく、いろいろな値が落ち込んでいます。
LT心拍数
LT相当の心拍数の過去6ヶ月の範囲は、毎分163~167回です。最大と最少の差は毎分4回程度です。これは余り大きな差がないと言える範囲で、トレーニングで若干の改善はありますが、トレーニングを休んでも大きくは落ち込まない様です。ある程度定期的にトレーニングをしていれば、余り変わらないと考えて良さそうです。恐らく、ある程度長期にわたってトレーニングをしていないひとが、トレーニングをすれば、改善して行くと考えられます。
LT ペース
LTペースの範囲は1kmあたり5分31秒から6分23秒でした。差は1分近くあります。トレーニングを休むと、ペースは落ちて、再開すると少しづつ改善するようです。これは、最大酸素摂取量と似た様な傾向にあるようです。
考察
おそらく、LT心拍数は長期にわたってトレーニングをしているひとは余り大きく変わらないように思います。LTペースや最大酸素摂取量は、トレーニングの指標には良いと思います。どちらも、トレーニングの進捗を測る上では良さそうです。多くのモデルが最大酸素摂取量の推定をサポートしている一方で、LT推定機能の方は上位モデルに限定されています。上位モデルは他にも多くの機能がありますうが、値段も高くなっています。したがって、基本機能を考えると、Forerunner 35や235が良さそうです。新しいモデルが出て、値段の下がっているForerunner 735も良いかもしれません。
もう一つの要因は、最大酸素摂取量の方は内蔵の心拍計でもサポートされていますが、LTの方は胸バンドの心拍計が必要です。また、LTの場合ややきつい運動をしないと推定できませんが、最大酸素摂取量は比較的軽い運動でも推定できます。この値がどれくらい性格かはわかりませんが、かなりゆっくり走っても私の値は余り大きな違いは出ていないようです。そうした事を考えると、最大酸素摂取量の方が、使いやすい指標の様に思えます。
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