ガーミン社からランニング用の時計の新製品が沢山発表されていますが、私は併売されている「fenix 3 HR」を使い始めてまだ、半年程度で今の所満足して使用しています。今日は、使用例の一つとして、以前使っていたForerunner 910XTにはなかった、「VOmax」と乳酸性閾値の推定機能について紹介します。
先日の投稿で触れたのですが、先月末に台湾に行っていました。滞在2日目の朝にトレーニング中に負傷してしまいました。単に躓いたので踏ん張って立て直そうとした時に、右足に変な力がかかったのが原因でどうやら筋肉を傷めた様で、4月17日から先週の水曜日までランニングから遠ざかっていました。最初の1週間と少しの間は歩くだけでもかなり痛みが出て、以前は(若い頃は)こんなことで怪我をした事はありませんでしたが、いろいろ年を取って体も弱くなってきているという事の様でした。
ということで、丁度1ヶ月の間トレーニングを休みました。まだ、若干違和感があるのですが、先週水曜日からゆっくり3kmぐらいからランニングを再開しました。
ここで、紹介したいのが私のVOmax(最大酸素摂取量)と乳酸性閾値の推定値の推移です。これらの機能が「fenix 3 HR」やその後のハイエンドのモデルからサポートされています。VOmaxの方は殆どのガーミン社のランニングウォッチでサポートされていますが、乳酸性閾値の方は、まだまだ上位モデルに限定されているようです。
まずは、VO2maxですが、負傷前は約43[ml/kg/min]だったものが最新の値は36[ml/kg/min]まで落ち込んでいます。それ以前も大体40以上を推移していた物がこの1ヶ月のトレーニングを休んだことによって落ちている事がわかります。
続いて乳酸性閾値ですが、心拍数は毎分160回あたりから徐々に上昇して負傷前は毎分163回になっていましたが、162回に落ちています。一方でペースの方は負傷前はキロ当たり5分30秒前後だったものが、5分47秒に落ちています。まだ、データのサンプルが多くありませんので、この変化をどう見るかはちょっと微妙ですが、若干のパフォーマンスの低下はあるであろう事を示しています。
どちらの値もトレーニングを再開した先週から昨日にかけての5日間では殆ど改善はみられていません。少なくてもVO2maxに関しては大きな差があると言えるかと思います。
いずれにしても、50歳を過ぎて、トレーニング休止によるパフォーマンスの低下は若い頃(少なくても45歳前後)と比べても大きくなっていると言えます。そうしたことを考えると、パフォーマンスの維持には怪我をしない事の重要性を改めて実感しました。今後徐々にトレーニングを以前のレベルまで戻していく過程でこの数値がどの様に変わって行くかをもう少し詳しく見て行きたいと思います。少なくてもこうした数値を得る事は客観的なトレーニングの成果などを見る上で便利な機能だと思います。
(つづく)
先日の投稿で触れたのですが、先月末に台湾に行っていました。滞在2日目の朝にトレーニング中に負傷してしまいました。単に躓いたので踏ん張って立て直そうとした時に、右足に変な力がかかったのが原因でどうやら筋肉を傷めた様で、4月17日から先週の水曜日までランニングから遠ざかっていました。最初の1週間と少しの間は歩くだけでもかなり痛みが出て、以前は(若い頃は)こんなことで怪我をした事はありませんでしたが、いろいろ年を取って体も弱くなってきているという事の様でした。
負傷した直後の右足
(内出血が酷いです)
ということで、丁度1ヶ月の間トレーニングを休みました。まだ、若干違和感があるのですが、先週水曜日からゆっくり3kmぐらいからランニングを再開しました。
ここで、紹介したいのが私のVOmax(最大酸素摂取量)と乳酸性閾値の推定値の推移です。これらの機能が「fenix 3 HR」やその後のハイエンドのモデルからサポートされています。VOmaxの方は殆どのガーミン社のランニングウォッチでサポートされていますが、乳酸性閾値の方は、まだまだ上位モデルに限定されているようです。
VO2maxの推移
まずは、VO2maxですが、負傷前は約43[ml/kg/min]だったものが最新の値は36[ml/kg/min]まで落ち込んでいます。それ以前も大体40以上を推移していた物がこの1ヶ月のトレーニングを休んだことによって落ちている事がわかります。
続いて乳酸性閾値ですが、心拍数は毎分160回あたりから徐々に上昇して負傷前は毎分163回になっていましたが、162回に落ちています。一方でペースの方は負傷前はキロ当たり5分30秒前後だったものが、5分47秒に落ちています。まだ、データのサンプルが多くありませんので、この変化をどう見るかはちょっと微妙ですが、若干のパフォーマンスの低下はあるであろう事を示しています。
どちらの値もトレーニングを再開した先週から昨日にかけての5日間では殆ど改善はみられていません。少なくてもVO2maxに関しては大きな差があると言えるかと思います。
いずれにしても、50歳を過ぎて、トレーニング休止によるパフォーマンスの低下は若い頃(少なくても45歳前後)と比べても大きくなっていると言えます。そうしたことを考えると、パフォーマンスの維持には怪我をしない事の重要性を改めて実感しました。今後徐々にトレーニングを以前のレベルまで戻していく過程でこの数値がどの様に変わって行くかをもう少し詳しく見て行きたいと思います。少なくてもこうした数値を得る事は客観的なトレーニングの成果などを見る上で便利な機能だと思います。
(つづく)
コメント
コメントを投稿