キャンプに行こう!(2) キャンプのスタイル
登山の途中でもキャンプ!
連載2回目です。昨日は寝袋の話と思っていたのですが、その前に、いろいろあるキャンプの形態やこの記事で取り上げるキャンプについて書いておこうと思います。というわけで、寝袋の話はもう少し後にさせていただきます。
キャンプもいろいろなスタイルがあって、登山の一部としてのキャンプから、車で出かけるお気軽キャンプまでさまざまです。そうなると、キャンプに使う道具や、楽しみ方も多種多様にわたる事になります。もっとも手軽なキャンプはやはり、車に道具を積み込んで、キャンプ場に行って車の隣でキャンプという、所謂、オートキャンプだと思います。この記事を読んでくださる方の大半はそういう範疇のキャンプを考えているのではと思います。
一応他のスタイルを挙げると、バックパックキャンピングとか、登山の一部のキャンプ、自転車やバイクでの長期旅行の一部としてのキャンプなどがあると思います。ここアメリカのキャンプ場ではキャンピングカーを乗り入れてのキャンプも結構一般的だと思いますが、私はキャンピングカーでのキャンプは経験もないので、今回のこの記事では余り触れない事にします。
では、それぞれの形態を、簡単に説明していく事にします。
オートキャンプ
厳密な定義があるわけではありませんが、車にキャンプ道具、食料の一式を積み込んで、キャンプ場に車を乗り入れて、その隣でキャンプをするというものです。車なのである程度大きくても、重くても余り気にならないという利点があります。もちろん車の大きさで積載量に制限は出てきますが、この後紹介する、バックパックや登山に比べると道具に対するこだわりも少なくて済むと思います。テントや寝袋などは必要ですが、調理器具などは日常の生活で使っているものを流用することもできますし、大きなクーラーボックスなども持っていくことができるので、普段の生活の延長でキャンプを楽しむことができます。
バックパックキャンピング
これは、バックパックにキャンプ道具や食料を入れて、車から離れてキャンプを楽しむというスタイルです。登山との違いは微妙ですが、アメリカでは州や国立公園内に比較的なだらかな丘や海岸線にトレールとキャンプサイトがあって、キャンプサイトを巡ったり、キャンプサイトをベースにしてアウトドアを楽しむのがわりと一般的で、むしろ登山よりは手軽で人気があるように思います。
荷物を自分で運ぶ必要があるので、小型、軽量の装備が必要になりますし、献立も行動にあわせて考える必要がありますが、普段とは違った生活が体験できるので、オートキャンプに慣れてきたら、やってみると違う楽しさを見つける事ができて新鮮な体験が期待できます。
我が家も、子供が大きくなってきたので、このスタイルのキャンプを楽しもうかと話し始めたところです。
登山
これは、山を登る過程でテントに泊まっるという物で、キャンプ自体は登山の一部でキャンプそのものが目的ではなくて、あくまで山を登るために泊まるというのが目的だと思います。一般的に、山奥まで入り込んでのキャンプになるので、荷物を持っての移動距離も長くなるので、重さや、大きさ、装備の信頼性など気になるようになります。簡単に、通常の生活圏に非難できないので、いろいろな事に対処することが必要になってきます。
その他(自転車、バイク、カヌーでの移動中のキャンプ)
これも、登山に近い感覚で、キャンプが目的と言うよりは、移動の過程でキャンプをするという感じです。ただ、車を使う場合に比べて積載できる荷物の量が限られてくるので、やはり小型、軽量の装備を工夫して使うことが要求されます。
この連載では、主にオートキャンプ、バックパッキング、登山を中心にキャンプの話を書いていこうと思っています。それぞれいろいろ違った楽しさがあるので是非、違った形態のキャンプにもトライしていただければと思います。
(つづく)
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