Mt.Whitney 2012 (3) 第二日目
2012年10月6日
頂上からの展望
いざ頂上へ
夜は軽い高山病の症状がでましたが、何とか午前3時過ぎに起床、朝食を済ませて午前4時20分にはテントを出発。まだ日の出前でヘッドライトをつけての登りになりました。スイッチバックの遥か上にはヘッドランプの光が見えて先行パーティかと思いきや、実際は前夜11時過ぎに登りに行った年配の登山者でした。彼は結局、トレールクエストまで行って戻ってきたとの事。どうも天気の悪化が気になったらしくしきりに雲の事を言っては、どうなるかわからないといっていました。
確かに、夜明け前の雲は怪しげで、雲の変化も早く、嫌な感じはありました。それにしても、まだ風もそれ程ではなく、今すぐに引き返すほどではないので、予定通り先を目指して登りました。途中水が染み出して凍っている部分もありましたが、ほんの一部だけで特に問題もなく高度を稼ぎました。同行の友人はちょっと大変そうでしたがとりあえず止まる事無く登っているので離れないようにしながら登っているうちに空が明るくなってきて、トレールクレストのすぐ手前で綺麗な夜明けを迎えました。
夜明け、トレールクレストのすぐ手前で北側を望む
小休止して、夜明けの写真を撮ってそのままトレールクレストへ、ここまで約2時間20分まずまずのペースで天気も思ったほど悪くなく、風もそれほどではありませんでした。特に戻る理由もないのでそのまま主稜線を頂上に向けて進みました。
トレールクレストから一旦ジョンミュアトレールの分岐まで少し下ってその後は緩い登りが続きます。途中セコイア国立方面が赤く染まり始めて綺麗だったので一旦止まって再び写真撮影。
セコイア国立公園側の朝焼け、雲もだんだん消えてよい天気に!
主稜線はなだらかですが、高度も4000mを越えているので前回は軽い高山病の症状が出ましたが、今回は順調で特に自覚症状もなく、綺麗な眺めを楽しみながら歩きました。夜明けの景色は前回の午後の景色に比べて刻々と変わって行く眺めは飽きる事無く疲れも忘れさせてくれました。
時期も遅かったので今回は完全に雪は残っていませんでした。ウイットニーの頂上を右側から回りこんで緩い斜面に出ると後は少し長いだらだらとした広い斜面を登りきると非難小屋が見えてきて頂上でした。昨年に続いて記帳を済ませて同行の友人を待ちました。頂上は午前8時15分、調度4時間で登ることができました。東面のMountaneerルートから既に登って下山した人たちはいたようですが、Whitney Trailからはその日一番の登頂でした。
頂上の北側
南側の眺め
頂上は風も殆どなく調度雲が晴れて最高の天気での頂上でした。
暫く記念撮影をして、いると2番手の登山者が到着。彼はニューヨークから一人で来たらしく、その日はアウトポストキャンプから午前2時前から登ってきたとの事でした。彼は先に下山していきましたが、われわれはさらに写真撮影をして9時過ぎに下山開始。下りは早いものであっという間でした。途中犬連れの登山者に会いましたが、確か犬はだめだったような。。。犬も高山病になるのかなあと思いつつ下山。
あっという間にトレールクレストへ、時間はまだ10時20分でした。小休止&写真撮影をしていましたが、スイッチバックから上がってくる登山者は本当に辛そうでした。
トレールクレストからの眺め
この後は、とにかく長いスイッチバックの下りで、登りも大変ですが、下りもなかなか高度が下がらず長い下りでした。まだまだ登ってくる登山者も多く、道を譲りながらトレールキャンプに下山、時間は11時50分でお昼前に下山。予定よりもだいぶ早く戻ってこられました。同行者の友人も始めてでしたが、登りも下りも、いいペースで往復、天気も良くいい条件で登る事ができました。
そのまま下山もできそうでしたが、降りて午後4時から5時でその後、7時間近いドライブを考えるとちょと大変だったので、無理をせずに予定通りもう一泊することにして、のんびりリラックスして写真を撮ったりして午後の一時を過ごしました。
トレールキャンプ脇の池、これがキャンプの水場です。
われわれのテント、夏に比べ静かで、テントも5~6張りくらいでした
調度、日差しの加減と雲の感じが綺麗で絶好の写真日和でした。あさの雲が多い天気と打って変わっていい天気になって、登山、撮影共に良い一日でした。
(つづく)
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