この1年間の安静時の心拍数の推移
最近のガーミン社のランニング用ウォッチや活動量計には、光学式の心拍計が内蔵されて、運動時以外の心拍数も記録できるようになりました。上位モデルには、ストレスの状況を数値化するような機能もついていますが、こうした普段の心拍数のモニターはある程度自分の状況を知る上でよい指標になっているようです。
いずれにしても、こうした数値はデータの蓄積が大事でデータのトレンドから大まかな状況を知る事ができます。最初のグラフは、ここ1年の平均的な安静時の心拍数の推移です。昨年の後半は平均的な安静時の心拍数は毎分60回を切る位でしたが、最近は上昇傾向で、毎分70回を少し下回る位になっています。この期間のトレーニングの実施状況を考えると、ジムのメンバーシップが切れた事や、雨が多かった為トレーニングを休む日が増えた事もあって全体的な運動に費やす時間が減っていると言えます。また、4月から約1ヶ月は怪我の為、トレーニングを休みましたし、6月の大部分(3週間)は風邪の為トレーニングを休んだため、全体的に普段の心拍数が上昇傾向にあるようです。
最近4週間のデータ
この辺は、もう少し範囲を狭めて最近の4週間のデータを見るともう少しよく判ると思います。風邪が良くなってトレーニングを再開したのが約2週間前(6月24日)で、トレーニング休止中は安静時の心拍数も上昇傾向ですが、トレーニング再開後は下降に転じています。この時だけではなく、他のトレーニングを休んでいた時のデータを見ると同様の傾向があるようです。
最近7日のデータ
さらに最近7日のデータを見ると、少しきつめのトレーニングをした後などは、高めになる傾向があって、さらに、睡眠時間が少ない日も高めになる傾向があるようです。これも、この7日間だけではなく、少なくても私の場合、疲れたり体調が悪い場合は高めになって、さらに睡眠時間が少ないと高めになる傾向が強いようです。
1日のデータ
一日のデータの例を挙げますが、睡眠中は心拍数が徐々に下がっている場合が多いようで、睡眠時間が少ないと十分に下がらないまま起きる事になるようで、安静時の心拍数のデータが高くなるようです。逆に睡眠時間が長めの週末のデータなどでは、ある程度下がり切るとほぼ一定になる傾向があるようで、ある程度の睡眠時間が必要であると言われている事も判る気がします。概ね7時間から8時間以上寝ると、ほぼ同じような安静時の心拍数になっているようです。そう考えると約7時間の睡眠と言うのは本当の意味で体を休めるという意味では大事な様な気がします。
以前から少し触れていますが、こうした1日の心拍数のデータは興味深い物があって、Mt. Whitneyなど標高の高い所で寝た場合はどうなるか興味のあるところです。私の場合、キャンプなどでテントで寝た場合でも、通常の標高の場所であれば、普段と余り変わらないという事が分かっていますので、この辺がこれからもっとデータを集めたいエリアになります。
こうしたデータを見る事が出来るという意味で、心拍計内蔵タイプのランニングウォッチや活動量計は、自分自身の状態を客観的に見る上で便利な物の一つのようです。
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