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ガーミン fenix 3 HR ~ VO2maxの推定機能

 久々の投稿になります。サンクスギビングから少し忙しく更新が滞っていました。

携帯版のガーミンコネクトのVO2maxの表示

 今日は、新機能というか、最近のガーミン社のランニングウォッチに搭載されている機能についての簡単なレポートです。Forerunner 235以上のモデルについています。Vivosmart HRやVivoactive HRなどにはついていませんし、Forerunner 35などの低価格モデルもサポートしていません。基本的に、ランニング(サイクリング)を記録すると、心拍数などのデータから推定値を出しているようです。

最大酸素摂取量(VO2max

 最大酸素摂取量は持久力の指標を示すのに良い値と言われています。Fenix 3 HRを入手する前は、クーパーテスト(12分間走)をして間接的にこの値の推定値を出してトレーニング効果の指標にしていました。しかし、これはほぼ全力で走る必要がありました。特に、故障の後などは容易ではなく、場合によっては別の故障の原因になる場合もありました。Fenix 3 HRはそうした強度の強いランニングなしに、最大摂取量を推定する機能がついています。

私の場合

 約1ヶ月fenix 3 HRを使って週に3~4回走っていますが、私の推定値は大体38~42[m/min * kg]の範囲になっています。これは、クーパーテストの結果に非常に近い値になっています。例外はLSDLong Slow Distance を非常に遅いペースで行った時は36でした。これは、他の最近の結果に比べると低すぎる結果になっています。
 こうした結果を踏まえると、このデバイスは恐らくクーパーテストの数式を使って最大酸素摂取量を推定していると考えられます。ただし、クーパーテストは全力でのランニングを求められるので、心拍数のデータや過去のデータを使って何らかの調整をしていると思われます。従って、全力ではなくてもある程度のきつさの運動をすれば、40~42の間で、少し楽なランニングだと、38~40程度になるようです。
 実際にラボなどで最大酸素摂取量の計測をしたことがないので、実際にこの推定値が実際の私の値かどうかはわかりません。ただ、クーパーテストによる推定値がある程度近い値だとすると、このデバイスによる推定値も実際の値に近い物であると考える事はできると思います。従って、ある程度全力に近い走りをすれば、それなりの数字を得る事ができるという事になります。さらに、運動強度が軽いと、実際の値に対する誤差は大きいという事になります。
 私の年齢が50歳で、現在の平均的な値が41[m/min*kg]でまあ「良い」の範囲のようです。心は若いつもりなのでもう少し高いかと思いましたが特に良いわけではないようです。

役に立つか?

 最近のVO2maxの推移~ほぼ横這いです

 まだ、1ヶ月位余りしか使っていませんので、数値の大きな改善はみられません。しかし、トレーニングの効果を確認するには良い指標だと思われます。実際に、クーパーテストを定期的にしなくても、日々のトレーニングで数値の変化が分かるので、ある程度強強度の運動、つまり心拍ゾーンで3から4程度のランニングをしていれば、実用上問題のない最大酸素摂取量が得られる事になります。この先、さらにデータを蓄積してその変化を見て行きたいと思います。
 

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