スキップしてメイン コンテンツに移動

第1回スモーク講習会開催!

スモークチップを入れる金属ケース

このブログでは昨年来何度か紹介している「簡易スモーカー」ですが、いま一つ詳しい事がよくわからないなどの声を頂き、新年会!?の時に話がまとまり、先週末に第1回スモーク講習会を催しました。

そもそも、普通の炭用のバーベキューコンロを使ってスモークをしていましたが、何回かスモークをすると内側はスモークのタールで汚れて掃除も大変ですしいろいろ面倒です。市販のスモーカにしても然りで、考えたのが「簡易スモーカー」でした。(ご存じない方は過去のブログを見てみてください。リンクを張ってありますし、簡易スモーカ関連の過去記事をご参照ください。)

これで、身の回りで比較的簡単に手に入る材料で、手軽にスモーク料理を楽しめるというコンセプトでいくつかレシピも確立して、このブログでも相当のアクセスを頂いています。簡易スモーカーもこの1年改良を重ねて、より確実に簡単にスモークができるようになりました。材料も、初期投資約20ドル程度で、後はアルミのトレイを買い換える程度で費用的にも安いですし、掃除も不要とうのが最大の魅力です。汚れたら捨てればいいですし、ある程度は繰り返し使う事ができます。

最近の改良点は?
いろいろなトレイのサイズや熱源の炭の数、スモーク時間などいろいろ試行錯誤を重ねてきましたが、今のところ一番使いやすいのが、大き目のアルミのトレイに、LOWSなどホームセンタのようなお店で売っている金属製のチップケースを組み合わせるのが失敗も少なく良いことがわかってきました。このチップケース、昨年夏のキャンプでのスモークの記事を書いたときに紹介しています。

以前は、ステンレス製のトレイやマドレーヌの型などを試しましたが、使えるチップの量も少ないので安定してスモークするにはちょっとしたコツがありましたが、今の構成では割と簡単に安定したスモークができるようになりました。

スモーク時間の短縮
 もう一点、スモークは時間がかかるというイメージをお持ちの方々が多いようですが、この簡易スモーカの調理法は短時間で済ませるというのもコンセプトです。だいたい、30分から1時間のスモークであとは、オーブンで火を通してしまうという方法なので長くても2時間で料理は終了です。2時間といっても待っている時間が殆どなのでそれほど負担にはなりません。

実際、普通に「燻製」を作ろうとすると、スモーク時の温度も含めてコントロールしながら長時間スモークする必要があって、なかなか大変な作業です。実際、じっくりスモークする方法もいろいろ試してみましたが、軽くスモークするだけで、風味が食材に移って後は普通に調理しても、かなり美味しくできるというのがわかったので、この「簡易スモーク」は長くても2時間、これは先の金属製のスモークチップケースにたっぷりチップを入れてスモークできる時間より少し短めの時間で済ませるという方針で、料理法を考えています。

いざ講習会では
今回の講習会では、参加する方々に食材と簡易スモーカーを用意していただいて、実際にスモークして試食する形で実施させていただきました。

食材は、今回は「豆腐」、「ちくわ」、「ゆで卵」に「鶏のもも肉」で行いました。どれも過去の記事で紹介しているので詳しくはそちらを見ていただくとして、簡単に前処理を説明すると。

豆腐はよく水を切っておくだけです。豆腐に皿など余り重くない重しをして、水を切って約1時間スモークします。
ちくわはそのまま約30分から1時間スモークするだけです。
ゆで卵は、殻をむいて、水分をよく取って、塩を軽く振るだけで、30分程度スモークします。
鶏肉は少し手間がかかりますが、しょうゆ麹か塩麹で一晩マリネしたものを1時間程スモークして、その後オーブンで300~350(F)で、20~40分焼きます。今回は骨付きの肉を使ったので少し時間がかかりましたが、骨なしの肉ならば20分も焼けば十分です。骨なしのほうがスモークには適しているようです。

プロセスは至って簡単です。

1.チップを入れるケースにたっぷりスモークチップを入れる
2.簡易スモーカを製作してスモーク用の網と熱源の簡易コンロをセットする。
3.固形燃料をセットする。量は約5分くらい燃える分量で、ESBITの場合は半分程度
4.バーベキュー用の炭を4個ほど固形燃料を囲むようにセット
5.固形燃料に火をつけて炭に火をつけます。
6.固形燃料が燃え尽きたらチップを入れたケースをセットします。
7.材料は固形燃料が燃えている間に、まず網に油をスプレーして並べておきます。
8.後は上蓋をかぶせてスモークするだけです

材料はできるだけ熱源から話すのがこつです。それから材料の水分を取り除くのも大事です。

試食は
出来上がった、物を試食しましたが、少し時間を置いて味をなじませた方が美味しくなる事も体験していただきました。豆腐は田楽のように味噌たれをつけていただきました。

午後1時過ぎから初めて3時過ぎには調理を終えて、4時ごろから飲みながら美味しく頂いて楽しいひと時でした。

 またご要望があれば実施したいと思いますので、ご要望があればご連絡ください。

最初に紹介したときと若干改善点もありますので、おいおい簡易スモーカの製作、使用方法、レシピ等もアップデートしていく予定ですのでお楽しみに!


 


 



コメント

このブログの人気の投稿

BaoFeng UV-5R ~ 中華トランシーバ その後

BaoFeng UV-5R  格安の中国製トランシーバーを入手して約1ヶ月余りたちました。その後の報告です。 静かなアメリカのV/UHF帯  まだ家にアンテナを立てたりしていませんので、基本的には付属のアンテナに取りあえずつけた、マグネットベースのアンテナで時折144MHz帯と、430MHz帯のFMを聞いています。前の投稿で少し触れましたが、私の住む北カリフォルニア(サンフランシスコ近郊)では、殆ど普通のFM(Simplex)での交信を耳にしません。耳にする交信はほぼ、リピーター経由の物と言うのが現状です。一方で、リピーターの数はかなりの数があって、インターネットで調べると、この辺りはどこに行っても複数のリピーターにアクセスできますし、周辺の高い山の上などにも設置されていて、リピータのカバーエリアも網羅されている感じです。  そんなわけで、普通のアナログのFMで使えるチャネル(FM Simplex)は、144MHz帯で26チャネル、430MHz帯に至っては3チャネルしかありません。一方でかなりの帯域がリピータ用として割り当てられています。 BaoFengを使うたってにあたって  最初は、アマチュアバンド内をスキャンして誰か交信していなか探していたのですが、このモデルのスキャンは余り速くはなく、かなりの時間がかかってしまいます。実際に話をしているのを見つけるには、もう少し的を絞らないと効率が悪いので、必要なチャネルをプログラムして、プログラムしたチャネルをスキャンする方が効率がよい事に気づきました。今回入手した、UV-5Rというモデルは、全部で128チャネルをプログラムする事ができます。この辺は、日本の八重洲とか、ICOM、KENWOODなどの物は1000チャネルとかプログラムできるので、それを考えると少ないと言えますが、実用上は取りあえず、大きな問題ではないようです。  それで、まずはどのようにプログラムするかですが、まずは、全部で29あるFM Simplexのチャネル29をプログラムする事にしました。実態を考えると余り使うケースはないと思いますが、それでもハイキングなどに行ったときに仲間と連絡に使うには便利ですが、周波数を覚えるのも大変なので予めプログラムしておくことにしました。これで、128チャンネルのうち、29が決まったので

バッティングセンター ~サンフランシスコ ベイエリアにもあります!

折れた金属バット! サンフランシスコベイエリアのバッティングセンター 今週も暑さでアウトドア関係は休止中でした。実際は風もあって気温はそこそこ高いのですが割りとすごし易い週末でした。日本語の補習校の集中授業があって子供たちもちょっと大変なので、現地校が夏休みに入っても遠出を控えました。 本格的な夏休みの家族イベントももう暫く先送りという事になっています。 そんな中この週末はバッティングセンターに行ってきました。 バッティングセンターは「Batting Cage」と呼ばれていて、数はそれほど多くないもののこのエリアにも幾つかあって、たまに行って遊んでいます。今日は All Star Academy   というSanta Claraの施設に行ってきました。     2901 Mead Ave Santa Clara 95051 に行ってきました。平日は正午から午後9時まで週末の土日は、午前9時から午後6時まで営業しているようです。 日本では屋外にゴルフの打ちっぱなしの練習場のようにネットを張って営業している施設が多いと思いますが、このエリアでは日本に近い屋外営業もありますが、倉庫などの屋内にネットを張って営業しているタイプの施設も多く、今回の施設は屋内タイプでした。 システムは、プリペイカードを買って1回(20球)で3ドルで、幾つか球速の違うブースを選んで遊ぶところでした。バット、ヘルメットは無料で貸してもらえました。野球とソフトボールも選択できまるようになっていて、子供たちは球速の遅いブースやスローピッチのソフトボールを選んで楽しんでいました。 日差しが強く暑い夏のアクティビティには屋内のバッティングセンターも悪くないようでした。 金属バットが折れた! さて、家族で楽しんでいたのですがちょっとしたハプニングが一件ありました。比較的球速の早いブース(60マイル/時間のソフトボール)で遊んでいたところ球がバットの根元に近い部分にあたり明らかに違う音がしたと思ったら、次の球を打ったところなんと金属バットが真っ二つに折れてしまいました。 幸い折れたバットは人のいない方に飛んで怪我はありませんでしたが、ちょっとびっくりしました。 折れた破片も係りの人がすぐに回収して事なきも得ましたが、金属バットも折れるのですねぇ~

GPSデータの解析 (3) ~ TCXファイルの中身

TCXのデータの例 実際のデータは? 実際、取りあえず試用のプログラムは既にあって、データを読み込めるようになっています。でも、興味がある方もいらっしゃるみたいなので、もう少し詳しい中身について今日は書いてみます。 上の例が、TCXファイルの例です。これは、昨年Mt.Whitneyに行った時の冒頭のデータを一部抽出した物です。一連のデータとして、時刻、位置情報(緯度と経度)、標高、心拍数などが入っています。TCXファイルには、距離も入っているのが分かるかと思います。これは、スタートからの積算距離になっています。 先にも書きましたが、TCXファイル自体は、XMLファイルなので、ファイルはタグを基に、そのタグの階層で構成されています。例では一部を抜き出していますが、「Trackpoint」というタグは別の上位の階層のタグに含まれていて、この前後には、別の「Trackpoint」が同じレベルで羅列されているような形式になっています。このタグ一つ一つが個々の時刻のデータになるわけです。 この「Trackpoint」の下位には、個々のデータが別のタグで含まれているのが分かるかと思います。 基本的に、各タグのデータは最初の「<>」で囲まれた所からスタートして、</>という、同じタグで、先頭に「/」が入った所で終わる様になっています。 つまり、個々のGPSのトラックデータが欲しい場合は、このTCXファイルの場合、「Trackpoint」というタグを探して、その中のデータを抜き出していけばよい事になります。ファイルも、テキスト形式のファイルなので、少々プログラムに慣れた方ならば簡単なプログラムでデータを抜き出すことができるわけです。 GPXファイルは? GPXの同じデータの例 さて、これが同じ時刻のデータをGPXファイルから抜き出してみました。こちらも同じXML形式なので、似ていますが、少し書き方が違うのが分かるかと思います。こちらの場合は、「trkpt」というタグに個々の時刻のデータがあります。位置情報は最初の「trkpt」のタグの中に埋め込まれていて、その後に、個々のデータが少し別のタグで入っているのが分かるかと思います。こちらの場合、積算距離の情報は入っていないので、位置情報から自分で計算する必要があります。これは、調べてみたのですが、少