スキップしてメイン コンテンツに移動

Mt.Diablo Trail 50km






 今年は12月にサンフランシスコで行われるThe North Face Endurance Challengeの50kmにエントリーしているので、トレーニングを兼ねて、先週末に近所の山、Mt.Diabloで行われた50kmのレースに出てきました。
 マラソンのトレーニングの一環で時々近所のハイキングトレールを走ったりしていたのですが、とレールでのレースは第1回の山田昇杯以来でした。

 レースはMt.Diabloを二回登るというものです。一度頂上まで登って反対側に降りて、登り返してスタート地点に戻るという、実際50km弱のレースです。概ねファイアトラックのダートの道ですが、結構急な登り下りが多く、結構きついコースでした。

 スタートは北側の登山口ですが、駐車場が狭いため参加者が二人以上車に乗っていないと公園には駐車できず、約1.6マイル手前に路上駐車してシャトルなどで会場に行かなければいけませんでした。幸い、コロラドから来た参加者に駐車した場所でピックアップしてもらい会場に行きました。ただ、朝方は結構寒かったので体を冷やさないようにもって行ったジャケットを持って走る羽目になりました。会場のステートパークは通常は8時にゲートが開くようでしたが、今回はこのイベントのために7時過ぎには開いて、会場でBIBパッケージをピックアップしました。

 スタートは8時で、全ての部門、4マイル、10マイル、ハーフマラソン、マラソン、50km同時のスタートでした。最初の2マイルは比較的平坦な道でしたが、先が長いので飛ばさずにゆっくりスタートしました。その先は斜度が増して、急な所は歩いて、傾斜の緩いところは何とか走って約5マイル地点のエイドステーションへ、さらに頂上を目指して登りますが早くも足が悲鳴を上げていて、もう一度ここを登ると思うとちょっと大変だなあと思いつつ頂上に到着。本当に頂上の展望台まで行って、到達の印としてゴムのバンドをピックアップして、最初の下りへと続きました。

 一旦下って少し上り返すと、先ほどの最初のエイドステーションに戻ってきて、その少し先でハーフの人たちは下って行きますが、マラソン、50kmは山の反対側に下山となりました。下りなので息もそれほど上がらず、順調に下りますが、部分的にはかなり急な部分もあり、転倒する人もいたようでした。下りきったところに次のエイドステーションがありました。水は自分で3リットルほど背負っていたので、エクストラの水だけもらって先へ進みました。
 ここからは、小さなアップダウンが続きますが、来る登り返しの備えてゆっくり進みますが、その前の下りで結構足が終わっていて、殆ど走れずに早足で歩くのが精一杯でした。距離的にはそれ程ないはずなのにかなりの時間を費やしてようやくロックシティのエイドステーションへ。ここで残りが殆どなくなったハイドレーションパックに水を補給して満タンにしました。これからの登りに備えて気持ちを切り替えてと思う心とは裏腹に体はなかなか動かずでした。
 途中でお腹が空いてきて持参したおにぎりを食べましたが、気持ち悪くなって吐きそうになってしまい、1個食べて諦めました。重くなった足を何とか動かしてようやく頂上ループのコースに合流。実際はロックシティの段階で結構登っていたので、エイドステーションからの登りは意外に短かったものの走れなかったので時間がかかった感じでした。

 再び最初のエイドステーションに戻ってきて、来る頂上に備えて、水と食べ物を補給して2度目の頂上ループに入りました。時間は既に6時間を経過していて、時間内に完走するためには3時間以内に頂上ループを終えて下山しないといけない計算になりますが、ここにきても上りは殆ど走れずに歩き続けるのが精一杯でした。頂上に何とかたどり着いて、下りになりますが、足の押さえが利かず走れませんでした。なんとか歩調を速めて時間を稼ぎますが余りはかどらず、また先ほどのエイドステーションに戻ってきて後は殆ど下り。水を飲んで下山に。
 最初は急なので無理して走らず最後の足の力を温存、傾斜が落ちてきたところでゆっくり走り出して何とかゴールへ。
 タイムは制限時間15分前の8時間45分でした。

 トレーニングの一環なので「頑張らない」という方針でしたが、「頑張れなかった」というのが正直なところで精一杯のゴールでした。意外に重視していなかった長い急な下りでのダメージが大きく以降殆ど走れなかったのが大きな敗因でした。

 ともあれ、12月の50kmは制限時間は10時間だし、気温も涼しくなるし、標高差も小さいので何とか完走はできそうな目処はたったのは収穫でした。あと2ヶ月余り、もう少し走りこんで「強く」ならないとまた今回のような結果になるので、ちょっと気合をいれて、下りを含めたトレーニングに励みます。50kmはちょっと無理でも今回のマラソンコースはもう一度か二度12月前に走りたいなと思いました。
 取りあえずは、初の50kmは何とか無事に完走できてよしとすることにしました。





コメント

このブログの人気の投稿

BaoFeng UV-5R ~ 中華トランシーバ その後

BaoFeng UV-5R  格安の中国製トランシーバーを入手して約1ヶ月余りたちました。その後の報告です。 静かなアメリカのV/UHF帯  まだ家にアンテナを立てたりしていませんので、基本的には付属のアンテナに取りあえずつけた、マグネットベースのアンテナで時折144MHz帯と、430MHz帯のFMを聞いています。前の投稿で少し触れましたが、私の住む北カリフォルニア(サンフランシスコ近郊)では、殆ど普通のFM(Simplex)での交信を耳にしません。耳にする交信はほぼ、リピーター経由の物と言うのが現状です。一方で、リピーターの数はかなりの数があって、インターネットで調べると、この辺りはどこに行っても複数のリピーターにアクセスできますし、周辺の高い山の上などにも設置されていて、リピータのカバーエリアも網羅されている感じです。  そんなわけで、普通のアナログのFMで使えるチャネル(FM Simplex)は、144MHz帯で26チャネル、430MHz帯に至っては3チャネルしかありません。一方でかなりの帯域がリピータ用として割り当てられています。 BaoFengを使うたってにあたって  最初は、アマチュアバンド内をスキャンして誰か交信していなか探していたのですが、このモデルのスキャンは余り速くはなく、かなりの時間がかかってしまいます。実際に話をしているのを見つけるには、もう少し的を絞らないと効率が悪いので、必要なチャネルをプログラムして、プログラムしたチャネルをスキャンする方が効率がよい事に気づきました。今回入手した、UV-5Rというモデルは、全部で128チャネルをプログラムする事ができます。この辺は、日本の八重洲とか、ICOM、KENWOODなどの物は1000チャネルとかプログラムできるので、それを考えると少ないと言えますが、実用上は取りあえず、大きな問題ではないようです。  それで、まずはどのようにプログラムするかですが、まずは、全部で29あるFM Simplexのチャネル29をプログラムする事にしました。実態を考えると余り使うケースはないと思いますが、それでもハイキングなどに行ったときに仲間と連絡に使うには便利ですが、周波数を覚えるのも大変なので予めプログラムしておくことにしました。これで、128チャンネルのうち、29が決まったので

バッティングセンター ~サンフランシスコ ベイエリアにもあります!

折れた金属バット! サンフランシスコベイエリアのバッティングセンター 今週も暑さでアウトドア関係は休止中でした。実際は風もあって気温はそこそこ高いのですが割りとすごし易い週末でした。日本語の補習校の集中授業があって子供たちもちょっと大変なので、現地校が夏休みに入っても遠出を控えました。 本格的な夏休みの家族イベントももう暫く先送りという事になっています。 そんな中この週末はバッティングセンターに行ってきました。 バッティングセンターは「Batting Cage」と呼ばれていて、数はそれほど多くないもののこのエリアにも幾つかあって、たまに行って遊んでいます。今日は All Star Academy   というSanta Claraの施設に行ってきました。     2901 Mead Ave Santa Clara 95051 に行ってきました。平日は正午から午後9時まで週末の土日は、午前9時から午後6時まで営業しているようです。 日本では屋外にゴルフの打ちっぱなしの練習場のようにネットを張って営業している施設が多いと思いますが、このエリアでは日本に近い屋外営業もありますが、倉庫などの屋内にネットを張って営業しているタイプの施設も多く、今回の施設は屋内タイプでした。 システムは、プリペイカードを買って1回(20球)で3ドルで、幾つか球速の違うブースを選んで遊ぶところでした。バット、ヘルメットは無料で貸してもらえました。野球とソフトボールも選択できまるようになっていて、子供たちは球速の遅いブースやスローピッチのソフトボールを選んで楽しんでいました。 日差しが強く暑い夏のアクティビティには屋内のバッティングセンターも悪くないようでした。 金属バットが折れた! さて、家族で楽しんでいたのですがちょっとしたハプニングが一件ありました。比較的球速の早いブース(60マイル/時間のソフトボール)で遊んでいたところ球がバットの根元に近い部分にあたり明らかに違う音がしたと思ったら、次の球を打ったところなんと金属バットが真っ二つに折れてしまいました。 幸い折れたバットは人のいない方に飛んで怪我はありませんでしたが、ちょっとびっくりしました。 折れた破片も係りの人がすぐに回収して事なきも得ましたが、金属バットも折れるのですねぇ~

GPSデータの解析 (3) ~ TCXファイルの中身

TCXのデータの例 実際のデータは? 実際、取りあえず試用のプログラムは既にあって、データを読み込めるようになっています。でも、興味がある方もいらっしゃるみたいなので、もう少し詳しい中身について今日は書いてみます。 上の例が、TCXファイルの例です。これは、昨年Mt.Whitneyに行った時の冒頭のデータを一部抽出した物です。一連のデータとして、時刻、位置情報(緯度と経度)、標高、心拍数などが入っています。TCXファイルには、距離も入っているのが分かるかと思います。これは、スタートからの積算距離になっています。 先にも書きましたが、TCXファイル自体は、XMLファイルなので、ファイルはタグを基に、そのタグの階層で構成されています。例では一部を抜き出していますが、「Trackpoint」というタグは別の上位の階層のタグに含まれていて、この前後には、別の「Trackpoint」が同じレベルで羅列されているような形式になっています。このタグ一つ一つが個々の時刻のデータになるわけです。 この「Trackpoint」の下位には、個々のデータが別のタグで含まれているのが分かるかと思います。 基本的に、各タグのデータは最初の「<>」で囲まれた所からスタートして、</>という、同じタグで、先頭に「/」が入った所で終わる様になっています。 つまり、個々のGPSのトラックデータが欲しい場合は、このTCXファイルの場合、「Trackpoint」というタグを探して、その中のデータを抜き出していけばよい事になります。ファイルも、テキスト形式のファイルなので、少々プログラムに慣れた方ならば簡単なプログラムでデータを抜き出すことができるわけです。 GPXファイルは? GPXの同じデータの例 さて、これが同じ時刻のデータをGPXファイルから抜き出してみました。こちらも同じXML形式なので、似ていますが、少し書き方が違うのが分かるかと思います。こちらの場合は、「trkpt」というタグに個々の時刻のデータがあります。位置情報は最初の「trkpt」のタグの中に埋め込まれていて、その後に、個々のデータが少し別のタグで入っているのが分かるかと思います。こちらの場合、積算距離の情報は入っていないので、位置情報から自分で計算する必要があります。これは、調べてみたのですが、少