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ラッセン火山国立公園 (2010年2月7日)

ダイヤモンド・ピーク(2429m)

道路状況
 I5号線は、特に問題なく、ひたすら北上するのみでした。
 CA36号も部分的に雪があるが、特にチェーンが必要ありませんでした。
 CA89号線に入ると、雪の量が急に増えて途中から全面圧雪路になりましたが、4WDの車にM/Sのタイヤなので特にチェーンが必要というわけではありませんでした。2WDや普通のタイヤならばチェーンも必要な状況だったと思います。
 ガソリンは、CA36号に入ると5号せん付近以外は殆どスタンドはないので、I5号線を降りたら入れておくのが無難だと思います。

ラッセン火山国立公園
 国立公園の入り口のすぐ先で除雪は終わっていて、そこが広い駐車場になっていて車を止められます。
 前日夜遅くまで降雪があったようで、あたりは雪化粧されていて絶 景。近くの小屋は雪に埋没して周りは手付かずの雪、空は快晴の青空でスキー場の雪景色とは違って、透明感のある眺めでした。





  午前9時過ぎに駐車場から雪原に入ると、既によく踏まれた先行者のスキーとスノーシューズのトレースが入っていて公園の奥へと続いていました。
 このあたりは、ちょうどCA89号線が走っているあたりで道はすっかり雪に埋もれて、冬ならではの別世界を作り出していました。
 しっかりしたトレースは、「つぼ足」で歩いても潜らずに快適に歩けましたが、トレースをはずすと、股から腰上くらいまで潜りました。




トレースの西側の斜面には、既にスキーのシュプールがたくさん入っていて、いかにも気持ちよさそうなシュプールでした。前日に積もった新雪は、パフパフの粉雪でスキーには最高の雪質でした。
 
 今回は子供連れで行き遊びという趣旨でしたので、自分だけスキーをするわけには行かず眺めるだけでした。




雪洞工事

 駐車場から10分くらい歩いたところにやや傾斜が急になっている場所を見つけて雪洞堀にかかりました。
 まず足場をかためるのですが、大量の新雪で、トレースをはずした場所では、股から腰、場所によっては胸まで潜る積雪でした。足場ができると斜面に対して横方向に堀り進めました。まずは、スノーソーで切れ目を入れて、スコップを使ってブロック状の雪を掘り出します。ブロックにしないと、掘り出した雪の排出が大変です。子供にブロックを渡して外に運びだしてもらいました。子供たちは大量の雪に大はしゃぎでした。
 掘ること約2時間、3m四方の広さの雪洞が完成しました。








昼食
 昼食は、カップラーメンでした。こんなものでも、綺麗な雪原で食べると格別です。
せっかく、雪洞を作ったのですが、あまりのよい天気で、それほど寒くないので掘り出した雪のブロックをテーブル代わりにして、お湯を沸かしました。
 水は雪を溶かして作ります。一面の綺麗な雪のために、夏と違って大量の水を持ち歩く必要はありません。こつは、ただ雪を入れるのではなく、雪に水を足してやると効率よく水を作ることができます。雪の塊は中に空気を多く含むので湿らせてやらないと熱効率が悪いためだからです。大量に作る場合は水の温度を上げすぎないのも大事です。あとは、溶かしている過程でコッフェルの周りに水滴がつくのでこまめに拭いてやるのも大事です。そうこうしながら、カップラーメンを作って食べました。子供たちは雪洞の中で食べていました。

イグルー
イグルーを作ろうとしましたが、雪洞を掘る時に出たブロックを使ったので形が均一でなかったのと、新雪が多くて、余りしっかりしたブロックでなかったので、途中で断念をしました。やっぱり、ある程度丁寧にブロックを切り出さないと難しいです。

そり遊び
 午後になると、結構な数の家族連れがそりを持ってやって来て、近くでそり遊びを始めました。
 雪洞に興味を持ったのか、みんな覗きに来て、子供たちは中に入って喜んでいました。そのうちの一つの家族は、昔、沖縄に住んでいたことがあるらしく、とても日本語が上手で、富士山にも行ったことがあるなど話をしてくれました。少し親しくなって、そりを貸してくれるというので、うちの子供たちも1回づつそり遊びをさせてもらいました。一度子供と一緒に滑りましたが、新雪なのでそりもとても気持ちのよいものでした。ただし、滑った後に上まで戻るのは、斜面のため胸までのラッセルになって結構つらいものでした。スキーはできませんでしたが、そりに乗れたのはラッキーでした。

帰途へ

 3時近くなってまだ、日も高いのですが、日帰りということもあって、早々に退散しました。
本当は雪洞に泊まれれば楽しいのでしょうが、なかなかそれも難しいのでまたの機会にということにしました。


最後に
 国立公園なので入園料もかかりますし、冬は夏に比べれば見るところも限られますが、山スキー、そり遊び、雪遊びにはもってこいの場所だと思います。少し遠いですがレイクタホのエリアより楽しめる気がします。
 できれば、そりやスノーシューズがあればもっと楽しめると思います。ゲレンデのスキーでも楽しめると思いますが、多分スノーシューズがないと登るのはとても大変だと思います。
天気を見て、降雪直後の天気の良い日を狙うと、絶好の雪景色が見られると思います。
 ドライブの目安として、ベイエリアから車で4-5時間というところでしょうか。






(終わり)

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