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バックカントリースキーの雪崩対策!

スコップとプローブ

スコップとプローブも必須装備!

先日、雪崩対策の装備として、雪崩ビーコンに関する投稿をしましたが、それと同時に大事な装備に、「プローブ」と「スコップ」があります。

雪山登山をする場合、テント場の整地用にスコップはよく持っていくことがあると思いますが、バックカントリースキーなどの場合は、プローブ(ゾンデともいいます)とスコップは必需品です。折角ビーコンでおおよその位置を特定できても、プローブで深さや埋まっている位置が特定できないと、短時間での探索と救出が難しくなってしまい、折角の雪崩ビーコンがあっても、救助できない可能性が高くなります。

迅速な、発見、吸湿の為にも、この2品はバックカントリースキーなど雪崩にあう危険が高い登山の場合、パーティ全員で携行する必要があります。日帰りなどは分解してバックパックの中に入れてしまえばそれほど邪魔にはなりません。

スノーソーも!

スノーソー

スキーなどで起こる雪崩の事故の場合、殆どが表層雪崩の場合が多く、スコップだけで掘り起こすことはできます。スノーソーが必要なくらい硬くなった雪という事は少ないと思いますが、持っていると便利な物の一つです。

緊急時に雪洞を掘ったりする場合もスノーソーがあると、時間がかなり短縮できます。(雪のブロックにして雪を排出できるため、効率が良い)

これは、全員で持つ必要性は少ないですが、パーティで1つか2つあると便利な道具です。雪質の確認で弱層テストなどをする場合に雪面を切るのにも役立ちます。

Facebookにも登山関係の投稿をしています。よろしければご覧ください!


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