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アウトドアでの水の処理 - 紫外線方式

紫外線を利用した殺菌デバイス

 以前手に入れた道具の中に紫外線を使った水の処理の道具があります。要は、紫外線でバクテリア、ウイルス、寄生虫を殺すというもので、宣伝文句には99.9%殺菌できるとされています。また、実験データの様な物も公開されていて、有効であるとされています。普段はフィルタータイプの物をキャンプ地の水の調達に使っていて、これを実際に使った事はありませんでした。

 使っていないのには幾つか理由があります:

  1. キャンプをする場合、必要な水の量は結構多いというのが1つです。この製品は一度に1リットルしか処理できないため、少なくても数リットルと翌日に必要な水となると、結構な量になります。そうなると余り効率的ではないという事になって、余り便利ではないという事になります。
  2. もう一つは、実際に使っている人を見たことがないというのもあります。メーカが題している実験データなど、恐らく事実でしょうし、使えるのだと思います。ただ、友達も疑問を呈していましたし、完全には信用していない所もあるのだと思います。
一方で、手に入れた理由ですが。。。   
  1. 行動中にキャンプ地以外で水を処理するには便利ではと思った事があります。行動中に水を取る場合、多くの量は必要ないので、わざわざフィルタータイプ(ポンプ式)の物を出して水を処理するよりは手軽ではと思ったわけです。
  2. フィルタータイプの物も全てを取り除けるわけでありません。特にウイルスなどは小さ過ぎて濾すことはできないので、沸騰させずに飲むのにはこうした物で処理をすれば安心かなと思った事です。
 現実には、必要な水は予め用意して行動していて、行動中に水を追加する機会が殆どないことや、以前から使用しているフィルタータイプで大きな問題もなかったことから、それ以上の処理の必要性を余り感じないというのが現状です。また、アメリカでは安全サイドで、水を処理して使う様ですが、少なくても私が日本にいた頃はそうした処理自体余り日本では一般的ではなく、私も水を処理して使った事はありません。それでも大きな問題が無かった事を考えると、殆どの場合、問題がないと言えそうです。恐らく、最悪の事を考慮して、使った方が良いというのが現状なのではと思います。いずれにしても、アウトドアではそうしたリスクを避ける方が賢明と言えると思います。

 結論から言えば、恐らく将来もこれを使う機会は少ないと思います。ただ、個人的な興味で、これが有効で便利な物なのかは知りたいところではあります。現状ではどのように調べれば良いのか見当もつきませんが、何か良い方法は無いのかなと思っています。
 どなたか何か良い方法はないでしょうか?

 週末に、道具箱を整理していて、こいつが出てきたのでそんなことを考えています。できれば、何か実験をしてみたいなと思っています。

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