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11月, 2014の投稿を表示しています

日本酒醸造プロジェクト (12) ~ 2週間です。本発酵10日目です。

判りづらいののですが、すぐに3層に分離するようになったようです 今日も近況報告です! 今日は、酒母の仕込みを初めて2週間、初添えをして本仕込みに入って10日経ちました。依然発酵は続いていてエアーロックから短い間隔で泡を出し続けています。 今のところ、攪拌は一日一回で行っているのですが、どうも3層に分離するのが早くなってきた気がします。今まで余り注意して見ていなかったのですが、今日はかき混ぜてから1~2時間で外側から分離しているのを確認しました。 かき混ぜると、発酵の泡が激しく上がるので、もう少し頻繁に、一日二回位にした方が良いのかもしれません。明日の朝様子を見ながら考える事にします。あわてて発酵を促す必要もないので、1回でもいいのかもしれません。とりあえず本発酵は14日、2週間を予定しているので、もう少し様子を見ることにします。 分離の状態からすると、底に2cm弱位、水面近くに2~3cm位の層が出来ています。真ん中の層の容量が大体2ガロン位ありますので、搾れば1.5ガロン位は濁り酒が取れると見込んでいます。その後上澄みを取って、1ガロン強の清酒が残ればいいのかなと思っています。残りは濁り酒としていただく予定です。酒粕は思ったより取れそうで、この酒粕の使い道も楽しみの一つです。 今回の仕込みは、大体20ドル以下の材料費で仕込んでいるので、このあたりのお店で日本の地酒を買うのよりはだいぶ安く済みそうです。後は、どれ位納得の行く味の酒が取れるかです。 今回は若干麹の量が多い気がします。その分糖化の進み具合が速く進んでいるので発酵の方も予定より速いペースの様な気がします。次回は麹の量(割合)を減らして試してみることを考えています。さらに、水の量も少し減らしてみようかと思っています。 (つづく)

日本酒醸造プロジェクト (11) ~ 初添えから9日経ちました!

7日目の様子 初添えから9日目になりました 今日は、金曜日で先週木曜日に初添えをしてから9日目になりました。発酵が少し下火になってきましたが、まだまだ結構な頻度でエアーロックから泡が出ています。泡立ちも当初の予想よりは上がらないようで、とりあえずタンクから溢れるという事態は避けられたようです。 この分なら次回は2ガロンのタンクでの仕込みもできそうです。 一応、雑菌の進入を最小限にするために、蓋を開けてかき混ぜるのは一日一回にしています。当初は蓋を極力開けない方針でしたが、上部に結構な厚さの米(麹?)の層が出来ているので、タンクを振るくらいで混ぜる事はできないので、蓋を開けて混ぜる作業はやはり必要なようです。  混ぜるとまた少し激しく泡を出すようになります。 味の方は 一日一回蓋を開けているので混ぜたあとに、お玉ですくって毎日味見をしています。この1週間は日に日にアルコールが濃くなっていくのを実感できました。米の粒もまだまだ形をとどめていますが、やわらかくなって味もまろやかになってきた気がします。 次回の仕込みは?  今回の仕込みは大分落ち着いてきたので、そろそろ次回の仕込みのプランを練っています。もう少しレシピが安定するまでは今回の様にたくさん仕込むと、後の処理(?)が大変なので、とりあえず、2ガロンタンクでの仕込みにする事がまず当面の目標です。今回の3ガロンの仕込だと、恐らく搾って2ガロンぐらいで上澄みを取ると1ガロンから1.5ガロンの清酒が取れると見込んでいるのですが、約3升ということになるので、そう何回も仕込むわけには行きませんので、量を少し減らして、1升清酒が取れればというくらいで2ガロンのタンクで1.5ガロン程度、つまり半分の量をめどにやってみようかと思っています。 あとは、今回の仕込みはビールで使ったタンクを使っているので若干ビールの匂いが移っているのも気になります。できれば、日本酒とビールではタンクを分けた方がいいようです。そんな意味からも、次回は2ガロンの日本酒専用タンクで行きたいと思っています。起動に乗ればこの冬もう一度大きなタンクを日本酒用に購入して、長期熟成版を仕込むことも検討中です。 ここ数日は恐らく大きな動きはないと思いますが、今後も適宜経過と予定を更新していきます。 (つづく)

日本酒醸造プロジェクト (10) ~これまでの経過

3ガロンになりました これまでの経過 11月23日の日曜日に留添えを終えて、現在メインの発酵が進行中です。 タンク内の醪(もろみ)の容量は約3ガロン(約11.4リットル)になっています。とりあえず1日一回はタンクの蓋を開けてかき回すことにしています。当初は蓋を開けずにタンクを振るだけでかき混ぜようと思ったのですが、タンクの容量の半分にもなると振るだけでは充分にかき回せずに、さらに上層部に結構厚い米の固形物の層が出来ているので、結構真面目にかき回さないと均一な発酵は難しいようです。 これまでの材料のまとめ  これまで加えた材料の量。 単位 酒母 初添え 中添え 留添え 合計 お米 (合) 2 3 4 10 19 ドライ麹 (g) 135 203 270 675 1283 水 (ml) 670 1000 1300 3300 6270 クエン酸 (g) 4.6 エプソンソルト (g) 0.8 今のところ順調のようですが、次回の仕込みは、麹の量と水の量を見直してみようかと思っています。また、雑菌対策で加えているクエン酸(乳酸の代用)と塩は、もう少し少なくてもよさそうな感じです。現在は5ガロンの発酵タンクを使っていますが、もう少し仕込み量を減らして、何とか2ガロンのタンクで出来るように調整して行こうと考えています。まだ、プロセスを確立していないので、今回の様にたくさん作ってしまうと飲むのも大変なので、もう少し分量や、材料の割合など調

日本酒醸造プロジェクト (9) ~ 留添え

留添えの前に味見 留添え 三段仕込みの最後の材料添加です。本来なら、中添えの翌日、留添えを行うようですが、生憎翌日は、家を空けなければならず、中一日おいての留添えになりました。 今回の分量は: 米     10合(一升) 水     3330ml ドライ麹  675g で仕込みました。当初は5合にしようと思ったのですが、倍量にしました。 我が家の炊飯器は5合炊きなので、5合を二回に分けて炊いて使いました。水加減は4合分の水で、「かため」モードで炊飯しました。(おこわは4合までしか水の線がないため) 前半のお米を空けて冷ましている間に後半の5合を炊いて、全部長けてから混ぜ合わせて冷水を加え、ドライ麹を混ぜてさらに摂氏30度以下まで冷ましてタンクに加えました。 そう容量は、ほぼ3ガロンになりました。既に3層に分離して、沈殿部、液体部、そして表面の激しく発酵している部分に分かれていたので、まずは良くかき混ぜてから、試飲用のサンプルをお玉で少しすくって、軽く濾して味見をしました。 中添えで少し薄まっているので、アルコールはやや弱めでしたが、辛口の日本酒の風味をだしていてまずまずの味わいでした。 発酵も順調に続いていて、後は適宜かき混ぜながら2~3週間発酵させます。容量が増えて、タンクをゆするだけではよく混ぜられないので、1回はタンクをゆすってまぜて、もう一回はタンクを空けて毎日混ぜる事にしました。 まずは順調に進んでいる様です。時々味見をしながら経過を見守ります。 (つづく)

日本酒醸造プロジェクト (8) ~ 中添え

中添えを加える前の醪(もろみ) 今日は「中添え」です!  初添えから1日あけて、今日は「中添え」でさらに材料を加えます。  中添えの分量は 米 4合 - 水加減は「おこわ」4合分で、「かため」モードで炊きました。 ドライ麹 - 270g 水     - 1300ml で容量は初添えと同じです。 作業前の発酵は昨日よりはやや落ち着いたものの、定期的にエアーロックから気泡が出ており、発酵がすすんでいるのがわかります。 材料を加えた後は再びやや激しい発酵に変わって順調に発酵しているようです。 発酵タンクを開けたついでにスプーンですくってちょっと味見をしてみました。思ったよりアルコール度数は高いようで、通常の日本酒より濃い感じがしました。味の方は大分酸味が薄らいで飲みやすい味になりましたが、アルコールが強いせいか、やや辛く感じました。この辺はこの先もう少しやわらかい味になっていくのでしょうか?もう少し甘めの方が好みです。 とりあえず今のところは順調にすすんでいるようです。 明日は。。。。  本来ならば、明日は引き続き「留添え」をするのですが、明日は都合で家を空けるので、「留添え」は明後日にする事にします。 現在の容量は約1.5ガロンになっています。やはり、小さな発酵容器ではちょっと小さすぎたようで、大きな容器に変えて正解でした。 (つづく)

日本酒醸造プロジェクト (7) ~ 踊り

5ガロンのタンクに移して! 踊り 昨日、「初添え」ということで、本格的な仕込をしたわけですが、今日は「踊り」といわれるプロセスで一日、かき回す以外は何もしないで、あけるのが伝統的な方法のようです。薄まった酵母を増やしたり、慣らしたりというのが主たる目的のようですが、はっきりしたことはわかりません。 発酵は、順調のようでエアーロックには定期的に泡が上がっています。機能は、少し間を空けて時々まとめてぶくぶくと出る感じでしたが、今日は比較的一定間隔でコンスタントに出ていて、ビールの発酵に似ている印象です。 酒母作りの最後は、匂いが酵母臭かったのですが、今日はまたフルーティーな香りに戻りました。酵母が増殖してその匂いが強くなっていたのかなと勝手に思っています。 泡立ち 泡立ちが激しく、噴出す恐れがあったので2ガロンのタンクから5ガロンのタンクに「初添え」の際に移したわけですが、今日も良く見ると結構上の方に泡が上がっていただろう形跡が結構上の方についていました。泡立ち自体は上面発酵(エール)の比ではないようです。 これを考えると、酒母つくりを米2合程度で行う場合は、2ガロンのタンクでよさそうですが、やはり、醸造過程はある程度大きなタンクの方が良いようです。 酒母に米2合、初添えに米3合(プラス、麹に水)を加えた現在の要領は約1ガロン(約3.8リットル)です。2ガロンのタンクだと約半分の容量になるので、タンクを移したのは懸命な処置だったと思います。 醪(もろみ)は、昨日と比べると既にかなり液状になっています。 明日は「中添え」になりますので、さらに材料を追加していきます。 今のところ順調に行っている気がします。 (つづく)

日本酒醸造プロジェクト (6) ~ 初添え

容器を5ガロンのタンクに変えました! 酒母を仕込んで4日目 酒母を仕込んで4日目になりました。毎日2回タンクを振ってかき回して、蓋を開けるのを最小限にして発酵させています。今回は、清酒用の酵母を使ったので、とても良い香りがエアーロックから漂ってきます。出来が楽しみです。 唯一の問題は、発酵に伴う泡が予想以上に大きくて、2ガロンの容器の4分の1程度しか中身が無いにもかかわらず、蓋まで達してしまっていました。 このまま量を増やしていくと溢れることは目に見えているので、ビールを仕込むのに使っている5ガロンのタンクにして、この先のプロセスを進めることにしました。 さて、当初は1週間程度かかると見られていたのですが、昨日あたりから発酵が落ち着いてきて殆どエアーロックから泡が出なくなってきたので、次のステップの、「初添え」に進むことにしました。ここからが本格醸造です。 初添えの量は? 多くの場合、倍々で量を増やしていくようですが、今回は米3合で以下の分量で加えました。 米 3合 -前回同様、水加減は炊飯器の「おこわ」で3合に合わせて、「かため」モードで炊飯しました。 水 1000ml - 炊き上がった米を蒸らして、ある程度冷ましてから水と合わせて摂氏30度以下まで冷まします。 麹 200g ドライ麹を冷ました米と水に加えてよくまぜます。その後で、酒母にまぜます。     醸造に使っているドライ麹   再び密閉してエアーロックを装着して、本日のプロセスは終了です。 容器を移した際に、酒母をなめてみましたが、やや酸っぱい感じでした。たたし、酢酸系の酸味ではなく、最初に入れたクエン酸の味のようでした。発酵が収まったことからもわかるように、甘みが殆どなく、少し辛口のアルコールの味がしました。この先、量を増やしていくので酸味は薄まっていくと思われますし、アルコールや甘みの加減は様子を見ながら絞るタイミングを調整すれば、大丈夫そうです。 米、麹、水を追加したら、また発酵がアクティブになりました。 次は、1日置いて、中添えです。次は、お米4合を足す予定です。タンクを大きくしたので、当初中添えで、止める予定でしたが、さらに5合足して、一応体裁は三段仕込みにしようと思っています。 (つづく)

酒粕ソースのグラタン ~ 酒粕の利用方法

酒粕ソースのマカロニグラタン 日本酒醸造の副産物 最近の、日本酒造りのテストで結構な量の酒粕が出て、日ごろの料理に活躍しています。 肉や魚を味噌と混ぜて漬け込んだり、野菜を漬けたりはもちろん、粕汁にしても良いし使い道はいろいろで重宝しています。 先日、近所の友人から紹介されたレシピで、酒粕を使用したグラタンがありましたので、先日試しに作ってみました。今日は、少しアレンジを加えてアスパラと鶏のマカロニグラタンにしてみました。結構いけますので紹介しています。 アスパラガス 200g 2~3cm位に切ります 鶏肉      100g 塩麹      大さじ1 塩        少々 胡椒      少々 油        少々 マカロニ    400g パン粉     60g  (酒粕ソース) 玉ねぎ     中1個 みじん切りにします にんにく    1片 オリーブ油   大さじ1 小麦粉     大さじ3 酒粕      60g 豆乳      700ml 白味噌     大さじ3 塩       少々 胡椒      少々  作り方 アスパラガスを2~3cmに切ります  鶏肉を一口大に切って塩麹をまぶして、室温で1時間位置きます。 その後アスパラガスを混ぜて、油で炒めて、塩コショウで味を調整します。 マカロニをゆでます。茹で上がったら炒めた材料と混ぜて軽く炒めてグラタン皿に盛ります。  酒粕ソースは、オリーブ油ににんにくをスライスしたものを入れて炒めて香りを移します。 にんにくが狐色になったら取り出して、みじん切りの玉ねぎをペースト状になるまで、丁寧にいためます。(重要) 玉ねぎがペースト状になったら小麦粉を入れて炒めます。 豆乳を少しづつ加えて行きます。半分位加えたら、酒粕と味噌を混ぜます。 残りの豆乳を加えて煮詰めてアルコールを飛ばします。 塩と胡椒で味を調えて、材料にかけます。 最後にパン粉を表面にふるって、オーブンを450Fで10~15分焼きます。焦げ目を実ながら焼き時間を調整してください。 ヘルシーですがこくのあるホワイトソースになります。オリジナルのレシピから量を調整していますが、味噌によって塩加減が違うので使われる味噌によって初めて作る時には味を見ながら

日本酒醸造プロジェクト (5) ~ 酒母つくり

まずは酒母を仕込みました 今日は酒母を仕込みました! 材料が揃いましたので、今日は酒母(どぶろく)を仕込みました。 イーストの説明によると、3時間以上前にイーストをアクティベートして使うように書いてありますが、これもインターネットからの調査やビール醸造の経験から、前日にアクティベートして、約24時間後に仕込みました。 このアクティベートですが、今回使用したリッキドイーストは、パッケージが二重になっていて、内側のパッケージを破裂させて休眠状態のイーストと培養液を混ぜる様になっています。これで、まずはイーストの数を増やしてから使うという仕組みになっています。元々のパッケージは薄いのですが、24時間経過後のパッケージはパンパンに膨れ上がっていました。 今回のレシピです!  まずは、お米ですが、2合(360ml)をボールで丁寧に研いで、炊飯器でおこわの水加減で「かため」にセットして炊きました。若干通常の炊飯より少ない水加減です。本来は炊飯するのではなくて、蒸して使うのが、伝統的な方法ですが、蒸すのは一般の家庭では手間もかかるし、ちょっと面倒な方法になるので、ここは簡単に出来るレシピを目指すということで、炊飯器で「炊く」方法で改良を進めようと思い、今回も炊飯器を使いました。 炊き上がった後、ご飯を混ぜて軽く冷ましました。その後、ボトルのミネラルウォータ約700mlと混ぜて温度を摂氏30度前後に下げた後、ドライ麹(135g)を混ぜて、クエン酸を小さじ1杯加え軽く岩塩を振って、さらに摂氏25度程度まで温度を下げた後、昨日アクティベートしたイーストを加えました。以下が材料の概要です。  お米   2合(2カップ、360ml) ドライ麹  135g 水     700ml クエン酸 小さじ1 (乳酸の代用で乳酸の場合分量が異なります、pHで調整します) 岩塩    少々 イースト  清酒用 (協会9号、Wyeast 4134 SAKE #9) 処理に使う器具は全て丁寧に消毒します。今回はヨウ素系の消毒液を使って消毒しています。要領はビール醸造に使うのと同じような感じです。 発酵容器 今回は、日本酒醸造用にプラスチック製の発酵用のバケツ(2ガロン)を入手して、エアーロックを装着して密閉する形で発酵させています。 少量の醸造では

日本酒醸造プロジェクト (4) ~ インターネットのレシピの検証

材料が揃いました 準備完了! 注文していた、清酒酵母が今日届きました。これで日本酒醸造の準備が整いました。イーストをアクティベートしたので、明日仕込みを開始する予定です。 ところで、既に紹介している通り、2回ほど予備実験として「どぶろく」を作りました。基本的にインターネットを検索して紹介されているレシピを基に作りました。かなりのものが似たようなレシピできっとオリジナルの出所は同じようなば気がしました。日本では醸造自体が法律で規制されているので、思ったよりは情報は少なく、もしくは作っていても違法行為なので公にしていないのだと思います。そんなわけで、材料を待つ間にさらに検索範囲を広げていろいろ調べてみましたので、幾つかポイントを紹介します。 どぶろく 要は絞っていない日本酒の総称のような感じですが、簡易版の日本酒と言って良いかと思います。日本酒は何回かに分けて、蒸した米、麹、水を加えて行き、最終的に15%前後のアルコール濃度のお酒を作るわけですが、一般に「どぶろく」は一回でつくる様です。日本酒の工程で言えば酒母を作るのに近い作業だと言えます。発酵期間は数日から1~2週間程度でこの期間も酒母を作る時間に近いものがあります。 何回かに分ける理由は、徐々に酵母を増やして、さらにアルコール度数を上げるためのようです。通常1回だけの発酵ではアルコール濃度は15%前後までは上がらないようです。その辺が日本酒の一般的な工程と、簡易版の「どぶろく」の工程の違いのようです。もちろん、「どぶろく」もアルコール度数を上げるために数回に分けて仕込む事もあるわけで、はっきりした定義ではありませんが、多くのインターネットの「どぶろく」の実例は、1回で終えていました。 ヨーグルト このインターネットで大多数を占めるレシピにはヨーグルトを加えるものがありますが、これについてもう少し調査してみました。各々の記事を読むと、乳酸菌が生きたものを入れて乳酸菌を増やして。。。という記述がありますが、よく調べてみると、日本酒の酛(もと)を作る際に、雑菌の繁殖を防ぐために、天然にいる乳酸菌を培養して乳酸を生成させて、この効果を狙っていると言うのは事実です。得に伝統的な手法では、いわゆる生酛を作る際の手法では、実際乳酸菌が増えて乳酸を生成する時間が加わるため、この前処理に多くの時

日本酒醸造プロジェクト (3) ~ 本格醸造の準備!

発酵容器 本格醸造の準備 とりあえず、2回の実験醸造で大体の感触はつかめたので、取り合えず少し仕込みの量を増やして本格醸造に挑戦してみようかと思います。 大まかなプランとしては、レシピは過去の実験に基づいて、三段仕込みもどきという事で、米と麹、水を3回に分けて追加して全体としては2升前後のお酒を取ることを目標とします。 今回は、イーストは清酒用のイースト(協会9号)を使うことにします。 その方向で準備を進めて、現状ではイースト待ちです。予定では木曜日に手元に届いて、1日イーストのアクティベーションをして金曜日から開始というプランを考えています。 醸造容器  前回2回の実験では少し大きめのタッパで造りました。 実験に使ったタッパ 今回は、冒頭の写真の発酵専用容器を用意しました。いろいろ調べると日本酒は基本的には開放状態で作るようですが、通常の過程では空気中には相当雑菌が埃と共に舞っているので、きちんと密閉できる容器で作った方が、雑菌の感染のリスクが減ると思うので、専用の容器で作ってみることにしました。 ただし、完全に密閉してしまうと、発酵に伴って発生する炭酸ガス(二酸化炭素)で容器が破裂してしまうので、ビールの醸造と同様にエアーロックを使って、内部からのガスは外に逃がせて、外の空気は中に入らない用にします。 あとは、材料の追加と初期の攪拌以外は蓋を開けずに発酵させる手法をとろうと思っています。 消毒は  材料に触れるものは基本的には滅菌、消毒をして使用する事にします。これもビール作りに準じているわけで、熱湯による煮沸消毒と、ヨウ素系の消毒液を使って消毒します。これは、基本的にはうがい薬と同じもので、私が良く利用している、サプライショップで推奨している消毒方法です。  ヨウ素系消毒液 薄めて使うもので、通常5ガロン(19リットル位)に大さじ1杯で使用しています。これで、攪拌用の棒や、お玉、しゃもじなども消毒します。エアーロックも発酵容器に取り付ける前に消毒します。 この辺はビールの醸造を何回かやって要領がわかっているので助かります。 水は、市販のミネラルウオーターを使うことにします。基本的に雑菌はボトル時に殺菌されているはずなので、エアーロックに入れる水も含めてこれを使っていきます。

紅葉を求めて ~ ショートハイキング Villa Montalvo / Saratoga CA

紅葉が始まっていました 久々のハイキング!! このところ、娘のサッカーの試合がほぼ毎週続いていて、なかなかハイキングをする時間が取れなかったのですが、この週末は久々にショートハイキングに行ってきました。 既に11月に入りましたが、最近まで日中はかなり暑くとても秋という雰囲気ではありませんでしたが、ここ数週間はようやく涼しくなって、町の街路樹も紅葉を始めたということで、余り時間がありませんでしたが、子供が日本語の補習校に行っているつかの間の時間に紅葉を求めて、散歩してきました。 以前にも紹介した場所で、Saratogaのダウンタウンから少し南にCA-9を行った所にあって、展望台まで歩いても往復1時間もあれば余裕のお散歩コースです。  駐車場近くの木は綺麗に黄色と橙色に染まっていました 紅葉もぼちぼちと。。。 駐車場に付くと、すぐそばの木が見事に紅葉していてとても綺麗でした。駐車場近くは恐らく人工的に植えられたと思われる植物で華やかな色彩を堪能できました。 可憐な白い花がちらほらと 上の花の実がこんなカラフルな実になります  駐車場近辺を散策して、カラフルな人工的な紅葉を楽しんだ後、展望台を目指してハイキングにでました。  赤とオレンジ  黄色  白と黄色  トレールはトンネルの様に。。。 この公園、Villaがあってステージやイベントが出来るようになっているのですが、この周辺は綺麗に気が植えられていて、気持ちの良い紅葉を楽しめます。紅葉した木の中をトレールが走って歩いていて気持ちの良いものでした。 暫く行くと、人工的な植林地帯を過ぎると、針葉樹の余りぱっとしない植生に変わってしまいます。それでも、久々のハイキング、木の間から差し込む光を見たりして飽きることはありませんでした。  木漏れ日が差し込むトレール 短いコースなのであっという間に展望台についてしまいました。展望台はたくさんの人でごった返しているので、余り長居する気分にはなれずに、そのまま戻ることにしました。 Bay Areaが一望できる展望台 この日も快晴でとても綺麗でした この日も綺麗に晴れ上がって澄んだ空の向こうには、イーストベイの丘陵やシリコ

日本酒醸造プロジェクト (2) ~ パン用のイーストでつくってみる

パン用のイーストで作ったどぶろく さらに実験! 1回目の醸造は、思ったより上手くいきました。やや酸味が強いものの予想以上に美味しく出来てすぐに飲みきってしまいました。 出来ればもう少し酸味を抑えたいと思い、2回目の実験をしてみる事にしました。 何を変えるか?  一つは最初に加える水の量。どうも、水が多いと発酵が早く進んで酸っぱくなりやすいようなことがインターネットの幾つかのサイトに書かれていました。まずはそれを検証すべく水を若干減らして。1000mlで作って見る事にしました。 もう一つはイースト、前回はビール醸造用のエールのイーストを使いましたが、多くのインターネットの情報ではパン用のイーストを使う記事が多く、実際にパン用のイーストを試してみる事にしました。  今回使用したパン用のイースト(99セント) 前回使用したビール醸造用のイースト 実際、パン用のイーストは近くのスーパー(Trader Joe's)で3パック(1パック 7g)で99セントとビール用のイースト(約4~5ドル)に比べて割安です。上手くいけばわざわざビール用のイーストを使う必要もないかなと思って取り合えず試してみる事にしました。 他の条件は前回と同じで、米3合を2合分の水加減で炊飯、約200gの米麹と小さじ1杯ほどのヨーグルトを加えて、水を今回は1000ml、パン用のイースト7g(前回は11g)で仕込みました。 数時間後には発酵が始まったのが確認できるようになりました。 1日で完成!?  さて、今回驚いたのはほぼ1日で発酵が下火になって、味見をしても、前回の1週間の発酵期間のものより若干アルコール度数が低いものの、充分なアルコールが生成されていたことでした。気になっていた酸味もそれほどではなく、味はそこそこ美味しくできました。  ただ、香りの方は前回の方が断然良い香りを醸しだしていて、パン用のイーストの香りは余り強くはありませんでした。ただ、香りは好みの問題もあるのでパン用のイーストもありだと思いました。 あくまで素人の見解ですが、イーストによって発酵時間や、仕上がりに大きく差がつくことははっきりしました。実際にデータはないのですが、パン用のイーストはパン作りの時間を短縮するために、発酵が早く進むような改良がなされてい

日本酒醸造プロジェクト ~ まずはどぶろくをつくってみる!

どぶろく造ってみました! 冬はやっぱり日本酒! ビール作りにすっかりはまった、今年の夏でしたが、San Francisco Bay Areaも11月に入ってようやく涼しくなってきました。涼しくなってくるとビールもいいですが、日本酒が飲みたくなります。 日本酒も日系スーパーに行けば有名どころのブランドのお酒は手に入るのですが、やはり輸入物なので結構な値段です。日本での値段を考えるとなかなか手が出ずに、ここ数年は日本酒はお正月だけで、普段はビールと比較的低価格で美味しいものが手に入るワインが日常のお酒になっています。 今年はビールを作った経験から、少量を丁寧に作ればそこそこ美味しいものが出来ることがわかったので、日本酒も自分で作ってみたら意外に美味しくできるかもと思い、作って見る事にしたわけです。 というわけで、またまた新しいプロジェクトが始まりました! レシピは?  大まかには日本酒が出来るプロセスは知識として知っていましたが、実際に作るとなるともう少し詳しいレシピが必要になります。まずは、お決まりのインターネットサーチです。日本ではアルコール類の醸造(密造)は法律に触れる事になるので、余り情報はないかなと思っていたのですが、調べてみると結構な情報がありました。得に少量で仕込んでいるレシピは似たりよったりで、とりあえずこのレシピを基に「どぶろく」造りをしてみることにしました。 オリジナルは誰のレシピかわかりませんが大まかには:  お米                  2合から3合 米麹                   150g ~ 250g 水         800ml ~ 1200ml ドライイースト  5~10g ヨーグルト    小さじ1~大さじ1 という感じのものが多いのでこれに基づいて作ってみました。 お米は、普段家で食べているもので、カリフォルニア米で玉錦というものを炊飯器で炊いて使いました。インターネットのレシピで大勢をしめる、3合のお米は2合分の水加減で炊くというのを採用してみました。米コウジは、乾燥したドライ麹を日系スーパーで手に入れて使用。水はペットボトルのミネラルウオーター、ドライイーストは取り合えずビール(アメリカン エール用)を使ってみました。乳酸菌も買おうと思えば手に入るのです