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Mt. Whitney 2012 (4) 第三日目

Mt.Whitney 2012 (4) 第三日目 2012年10月7日 満天の星 星空  さすがに、4400mの頂上を踏んだ後で、体も高度に慣れて夜も前日に比べて楽に寝られました。夜中起き出して、折角担ぎ上げた三脚で星空を撮影しました。まだ、月が出る前で空も暗く、本当に満天の空でした。この日も深夜12時前にスイッチバックを登っているヘッドライトの光が見えました。一体このパーティは夜明けまで何をしているのかちょっとわかりかねました。明るくなるのが6時過ぎなので、山頂まで6時間かかったとしても、夜明け前に頂上についてしまいます。。。。 下山  天気が良いせいで放射冷却で冷え込むかなと思ったのですが、冷え込みは意外に余りなく、この日も寝袋の中では半そでにパンツ一枚でした。氷点下には恐らくなっていない感じでした。それでも、4時過ぎには起き出して軽めの朝食を済ませて4時55分にテント場を後にしました。  テントは朝露で結構濡れていました。  少し折り始めると下から登ってきた人たちとすれ違い始めました。 辛い登りとは違い、下りは楽なものであっという間に高度が下がります。モノレイクに差し掛かるあたりで夜明けとなり、ヘッドライトを消灯しました。6時35分にはアウトポストキャンプにつきました。友人は途中で足をひねってしまい、テーピングで処置していました。痛そうでしたが、テーピングをしたらいくらかはよくなった様で小休止後再び下山開始、アウトポストキャンプは6時55分発。  途中体調が悪くなって引き返すことにしたテリーさんは、今年3回目のWhitney登山だそうでした。彼は深夜12時過ぎにWhitney Portalを出て来たらしいのですが、トレールキャンプ手前で高山病で体調が悪くなった様で引き返すことにしたとの事でした。仲間は頂上を目指して先に行ってしまったらしく、暫く待っていたらしいのですが、諦めて私達と一緒に降りていました。高度が下がったら元気になったようで、高山病だったのは間違いないようでした。  Lone Pine Lake  途中、行きに立ち寄れなかったLone Pine Lakeによっていくことにしたので、彼と別れてレークによって写真撮影をしました。トレールからはずれて5分ほど下ったところで、湖には7時半について10分くらい写

Mt. Whitney 2012 (3) 第二日目

Mt.Whitney 2012 (3) 第二日目 2012年10月6日    頂上からの展望   いざ頂上へ  夜は軽い高山病の症状がでましたが、何とか午前3時過ぎに起床、朝食を済ませて午前4時20分にはテントを出発。まだ日の出前でヘッドライトをつけての登りになりました。スイッチバックの遥か上にはヘッドランプの光が見えて先行パーティかと思いきや、実際は前夜11時過ぎに登りに行った年配の登山者でした。彼は結局、トレールクエストまで行って戻ってきたとの事。どうも天気の悪化が気になったらしくしきりに雲の事を言っては、どうなるかわからないといっていました。  確かに、夜明け前の雲は怪しげで、雲の変化も早く、嫌な感じはありました。それにしても、まだ風もそれ程ではなく、今すぐに引き返すほどではないので、予定通り先を目指して登りました。途中水が染み出して凍っている部分もありましたが、ほんの一部だけで特に問題もなく高度を稼ぎました。同行の友人はちょっと大変そうでしたがとりあえず止まる事無く登っているので離れないようにしながら登っているうちに空が明るくなってきて、トレールクレストのすぐ手前で綺麗な夜明けを迎えました。    夜明け、トレールクレストのすぐ手前で北側を望む  小休止して、夜明けの写真を撮ってそのままトレールクレストへ、ここまで約2時間20分まずまずのペースで天気も思ったほど悪くなく、風もそれほどではありませんでした。特に戻る理由もないのでそのまま主稜線を頂上に向けて進みました。  トレールクレストから一旦ジョンミュアトレールの分岐まで少し下ってその後は緩い登りが続きます。途中セコイア国立方面が赤く染まり始めて綺麗だったので一旦止まって再び写真撮影。 セコイア国立公園側の朝焼け、雲もだんだん消えてよい天気に!    主稜線はなだらかですが、高度も4000mを越えているので前回は軽い高山病の症状が出ましたが、今回は順調で特に自覚症状もなく、綺麗な眺めを楽しみながら歩きました。夜明けの景色は前回の午後の景色に比べて刻々と変わって行く眺めは飽きる事無く疲れも忘れさせてくれました。  時期も遅かったので今回は完全に雪は残っていませんでした。ウイットニーの頂上を右側から回りこんで緩い斜面に出ると後は少

Mt. Whitney 2012 (2) 第一日目

Mt.Whitney 2012 (2) 第一日目 2012年10月5日 登山口  今年の計画は2泊3日でのんびり登る計画でした。去年は初日にトレールキャンプまで登りテント設営後そのまま頂上へ、そのまま下山できそうな勢いで登りましたが、とにかく疲れました。今年は余裕を見て、初日はトレールキャンプまで、翌日登頂、そして最終日にトレールキャンプから下山という事にしてみました。  そんなわけで、Mt.Whitney Potalについたのが午前9時前後、ゆっくり容易をして歩き始めたのが午前9時15分、すっかり当たりも明るくなってからの出発でした。時間的には余裕があるのでゆっくり歩いて行くことにしました。10月になると針葉樹中心の森も幾らか色づいていて、特に川沿いは見事に黄色に染まっていてとても綺麗でした。夏の照りつけるような日差しとは違ってやや柔らかな日差しで、それほど暑くもなく心地よいスタートでした。 アウトポストキャンプの手前 一旦平坦になって一息つける場所です。黄色い湿原が綺麗でした  30分も歩くと体も温まって足取りも軽く、約3時間弱の11時45分ごろアウトポストキャンプに到着。この辺は標高が約3000mになっていて、この上少し登ると樹林から出て岩場の道へと変わります。夏場は日よけがなく暑かったこの道も、秋のハイキングは涼しくて快適でした。 秋の雲の中、岩の登山道を行きます。    標高が3000mを越えてこの辺から高山病の症状が出る人がいる様で、今回も座り込んでいる人がいました。今年はゆっくりのペースなので特に症状がでることなく快調に高度を稼ぎます。天気も良く気分は最高でした。  写真左手の岩稜を行きます。もう少し登ると目的地のトレールキャンプです。    岩の尾根に一旦出て、幾つかの小さな丘を越えると急な斜面の裾野のカールにその日の目的地のトレールキャンプにでました。時間は3時少し前。正味6時間弱で到着。夏に比べるとテントも少なくひっそりした感じで、大きな岩の台地の脇に場所を見つけてテントを設営。荷物を中に入れて、後ろから来る友人を迎えにと思ったら調度友人も到着。   近くの湖というか小さな水溜りのようなところから水を汲んで、テントに入って。お茶、スープ、夕食という感じでしたが、秋

Mt. Whitney 2012 (1) 入山まで

Mt.Whitney 2012 (1) 入山まで Lone Pine近くのビジターセンターからの山並み 今年も行ってきました  今年も、Mt.Whitneyに行ってきました。去年と同じくWhitney Trailからのハイキングですが、今年はさらに一泊増やして、2泊3日で計画してのハイキングでした。  昨年はナイトボックスと言われるロックされた箱でパーミットをピックアップしましたが、今年はビジターセンタのあいている時間にピックアップしてからハイキングを開始するように計画しました。  諸手続きについて改めて書いておくと、今年から幾つかの変更がありました。2月に事前の申し込みを受け付けて抽選を行い4月始めに結果を通知するという事自体は例年通りですが、事前の申し込みは、インターネットでできるようになって、通知もEメールになりました。直前にインターネットで確認をして、後は当日の許可のピックアップになります。  ナイトボックスでピックアップする場合は事前に電話を入れて、必要な情報を伝えてあとは、鍵の番号を聞いて当日鍵を開けてサインした書類を箱に残して、ピックアップをします。これで、去年は夜明け前から登り始めました。  さて、今年はというと、帰宅後に準備をして午後11時過ぎに自宅を出て現地に向かって、朝ビジターセンターが開いた後にピックアップして午前中9時過ぎに登り始めるという計画にしてみました。  今年は、友人も一緒に行ってくれることになって途中、彼をピックアップして現地に向かいました。 ヨセミテで一休み、オリオン座と月が綺麗でした。     途中ヨセミテを抜けて、シェラネバダ山脈の東側に出てさらに南下しました。だいたい6時間のドライブの末5時半過ぎに現地に到着。ビジターセンターの駐車場はゲートが閉められているので道路脇に車を止めて仮眠しました。暫くすると別の車も近くに止めて待っているようでした。  ビジターセンターは午前8時に開くのですが、7時過ぎにはレンジャーさん達が次々に出勤してきましたが、ゲートはその度に閉められてしまい、実際にビジターセンターの駐車場に入れたのは7時半位になってからでした。8時の開館時間には、十数パーティが待っていました。  時間になるとレンジャーがリーダーを集めて説明を始めて、当日の許可の空